第55回(2023年) 全日本予選戦力分析 専修大学

出場予想

本日は前回の全日本予選で16位だった専修大学の全日本予選における戦力分析を行っていきます。最後に全日本に出場したのは2009年まで遡り、3連続出場を果たしている箱根に比べると全日本はなかなか遠い状況となっています。上位8人の1万の平均持ちタイムは私がDB管理する23校中22位、全日本予選に出場する大学では14位ということで、タイム上はかなり厳しい状況であることが分かります。


ただ、これでもタイムはだいぶ伸ばしてきたんですよね。田島が28分54秒を今年度マークしてキサイサに次ぐ28分台ランナーとなり、8番手でも29分38秒、すでに30分切りの選手も20人ほどいますからね。少しずつトラックで戦える選手も増えてきました。ただエースの木村はまだ今年度姿を見せておらず、エース力という点ではまだまだチームとしても厳しいかな。


期待のルーキーは和田が1万でトップ10入りを果たしている一方で他の選手はまだそこまで目立った走りは出来ていないかなあ。ただ、すでに1万は何人も経験しており、ハーフも走っている選手までいますからね。全日本予選よりも箱根予選やさらにその先を見据えてということでしょう。箱根予選に出場するには1万のタイムが必要になりますからね。今年の走りを考慮すると組配置は以下のようなイメージかなあ。

1組:中山④、和田①
2組:野下④、千代島③
3組:水谷④、手塚②
4組:田島④、キサイサ③

展望

最終組は木村が出場出来ないのであれば、関東インカレ1万にともに出場した田島、キサイサコンビということになりそう。田島は関東インカレで28分台のベストをマークしたというのも評価が高いです。3組も5千に出場した水谷、手塚が順当かなあ。ともに1万で29分30秒前後のベストを持ち、水谷は3度の箱根予選に出場、手塚は前回の全日本予選にも出場しています。今年度の主力となって欲しい選手たちですね。


2組は野下、千代島としましたが…野下は今年度に入ってから5千、1万でベストを更新しており好調を維持、千代島は学生ハーフ以降は姿を見せていない(?)のが気になるところですが、箱根では急遽とはいえ1区を任されるほどですし、順当ならば8人に入ってくるであろう選手です。1組は…関東インカレハーフでチームトップだった中山と5千、1万でベスト更新のルーキー和田としましたが、ここら辺の選手は戦力が拮抗しているだけに、調子のよい選手が起用されることになりそう。


ベストメンバーが組めたとしても、全日本で通過争いに加わっていくのは厳しいというのが正直な印象かなあ。前回の全日本出場以降、予選で10位以内に入ったことは無いですし、過去5回はいずれも15位以下となっていますからね。チームとしても箱根予選に全力を注ぐことになるでしょうが、トラックでタイムを伸ばす選手も増えてきていますし、全日本予選でも結果を残す選手が1人でも多く出てきてほしいです。

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