クロカン日本選手権(2023/2/26)シニア男子10キロ結果 ~富士通の塩尻が初優勝~

昨日行われたクロカン日本選手権、次はシニア男子10kmについてレース結果を振り返ります。レース結果はこのようになっております。今回はトップ8のうち5人が大学生ということで、大学生の活躍が目立ちました。クロカンの結果が駅伝に直結するわけでは無いですが、ここで結果を残せる選手は強いですよね。8位以内の選手を中心に振り返ります。

順位⽒名所属記録トップ差
1位塩尻 和也富⼠通29:15 
2位三浦 ⿓司順天堂⼤学29:280:13
3位溜池 ⼀太中央⼤学29:300:15
4位神野 ⼤地セルソース29:380:23
5位今井 篤弥トヨタ⾃動⾞九州29:460:31
6位宇津野 篤神奈川⼤学29:470:32
7位⼭崎 丞⽇本体育⼤学29:470:32
8位⽯原 翔太郎東海⼤学29:540:39

優勝したのは富士通の塩尻、ラスト勝負となると苦しくなってしまいますが…今回は終盤に抜け出してそのまま勝ち切る強さを見せ、順大の後輩である三浦に13秒の差をつけました。ともに学生中に3000m障害で五輪代表になるなど共通点の多い2人ですが、塩尻もまた再び世界で戦ってほしい選手です。


2位に順大の三浦、前々回の覇者で前回は体調不良で急遽欠場となりましたが、今回はしっかりと2位で走りました。このくらいの距離だとトラック・ロードともにやはり強いです。3000m障害で毎年非常にハイレベルな結果を残していますが、来年度も世界の舞台で活躍してくれることでしょう。


3位に15秒差で中央の溜池、前回はU20で4位と好走を見せましたが、シニアでも即結果を残してくるのが凄いですね。ずっと安定した結果を残していますし、あっという間に主力の1人となりました。来年度も3大駅伝では主要区間を担い続けることになりそう。


4位に23秒差でセルソースの神野、上りへの強さは圧倒的ですがクロカンでもさすがの走りを見せています。今年度は故障もありましたが、マラソンでも結果を残してきてMGC出場権も獲得しましたし、高いレベルでの争いに加わっていって欲しいです。

5位に31秒差でトヨタ自動車九州の今井篤が入ってきました。今年度のニューイヤー駅伝には出場していませんが、チームの主力の1人でトラックでもロードでも結果を残していますが、クロカンでも良い走りを見せてくれました。


6位に32秒差で神大の宇津野、3大駅伝・予選会を筆頭に勝負レースで結果を残し続けていますが、クロカンの成績が一番良い気が…前回も11位で走っていますし、ハイレベルな走りを続けています。来年度は最上級生となってさらにチームを牽引していってくれれば。


7位に同じく32秒差で日体大の山崎、前回はU20で7位でしたが翌年度にはシニアで7位と溜池同様にクロカンでの強さが光ります。箱根でも好走して次の日体大エースは山崎だと思っていますし、箱根後に好走しているのは良いですね。


8位に39秒差で東海の石原、箱根2区でも快走を見せた東海のエースが今回はまずまずの走りだったかな。レース後はそこまで力を出し切った感じも無かった気が…チームの復活のためにも石原の力は必要不可欠ですし、来年度も怪我無くエースの走りを続けてくれれば。


9位以下で大学生を見てみると…箱根を体調不良で欠場した早稲田の山口が11位とまずまずの走り、箱根2区にルーキーながら抜擢された城西の斎藤が14位とルーキーたちが上位で走っています。他にも箱根6区を走った山梨学大の18位、東洋の及川が20位で走っています。

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。