2022年度 4年生特集 ~山梨学院大学~

2023年2月19日

本日は山梨学院大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。3大駅伝・予選会のエントリー経験者は9人います。1年時は箱根出場を逃しましたが、2~4年時に3年連続出場、箱根経験者は6人、箱根予選は8人が出場、勝負レースで苦戦する選手も多かったですが、区間最下位付近を経験した選手が4年時に結果を残したのも印象的です。

B・ムルア

1年時は関東インカレ1万mで7位、全日本予選で4組14位も箱根予選ではチームトップの10位と好走を見せています。2、3年時は故障の影響もあってなかなか状態が上がらな一方で1学年上のオニエゴが一気に力をつけたこともあり、2年の全日本、3年の全日本予選、箱根予選とエントリーされるも出場はありませんでした。しかし4年時、5千で13分36秒、1万で27分43秒、上尾ハーフでは61分17秒を叩き出して優勝と3部門全てでハイレベルなベストをマーク。


勝負レースでも関東インカレ5000mで5位、日本インカレ1万mでは2位と表彰台に上がる走り、全日本予選でも4組2位と安定した走りを見せると、箱根予選こそ3学年下のムトゥクに譲ったものの、箱根ではエース区間の2区に起用されて3大駅伝初出場、区間5位の走りでチームを2区終了時に4位まで押し上げました。1年時と4年時に活躍という珍しいパターンでしたが、最後の最後に3大駅伝に出場出来て良かったです。

木山 達哉

高校ベストは14分42秒、1年の箱根予選から出場しましたが、ここではチーム7番手も227位に沈んでいます。2年時には箱根に出場するも7区19位と勝負レースで苦しい走りが続いていましたが…3年時に5千で14分12秒、1万で28分43秒をマークすると、全日本予選で3組6位の好走、箱根予選でもチーム3番手の27位、箱根では1区14位で走るなどあっという間に日本人エースとなることに。箱根後にはハーフで63分0秒をマークしています。


4年時には1万で28分36秒とさらにタイムを伸ばし、全日本予選で4組27位、箱根予選ではチーム3番手の41位と2年連続の好走で予選通過に貢献すると、2年連続で1区を任されて区間8位、しっかりとスターターの役割を果たしました。2区に留学生がいると1、3区の走りが大事になってきますが、そんな状況で2年連続1区だった木山の走りは大きかったです。

伊東 大暉

高校ベストは14分21秒と日本人選手8人の中で最も良いタイム、そしてこのタイムは4年間更新出来ていません。2年の箱根で3大駅伝・予選会初エントリーを果たすも出場には至らず…しかし3年時、1万で28分42秒のベストをマーク、全日本予選では3組22位、箱根予選ではチーム5番手の84位で走ると、箱根では主要区間の4区に起用されて区間16位という走りでした。4年時には全日本予選で1組16位、箱根予選ではチーム9番手の207位と苦しい走りでしたが…最後の箱根では8区11位と区間中位でまとめました。

石部 夏希

高校ベストは14分39秒、下級生の時は3大駅伝・予選会のエントリーは無かったものの、3年時の箱根予選に出場してチーム9番手の159位で走ると、箱根では9区を任されましたが、ここでは区間最下位に沈んでいます。4年時、5千で14分23秒、29分8秒の大学ベストをマーク、箱根予選でもチーム6番手の102位で走ると、箱根では7区を走って区間9位と1桁順位での走り、前年度の悔しさをバネに最後の箱根で好走したのは良かったです。

橘田 大河

高校ベストは14分46秒、1年時の箱根予選はチーム10番手の236位と苦しい走りでしたが、2年の箱根予選ではチーム4番手の46位と好走、5千で14分18秒、1万でも29分18秒までタイムを伸ばしました。しかし全日本では3区22位と非常に苦しい走り、箱根はエントリーからも外れてしまいました。


3年時は全日本予選で1組13位、故障がありながらも何とか間に合わせた箱根ですが8区で最下位に沈んでいます。4年時は全日本予選、箱根予選ともにエントリー無し、箱根ではメンバーに入ったものの出場には至らず…2年の箱根予選の快走を見た時は今後主力になると期待されましたが、その後は故障の影響で姿を見せることも少なかったですし、結果を残すことが出来なかったのは残念でした。

小野寺 陣

高校ベストは14分44秒、2年の箱根予選、全日本でともにメンバー入りを果たしていますが出場とはならず。3年時に5千で14分29秒のベスト、4年時に1万で29分22秒をマークすると、箱根予選にも出場してチーム5番手の92位と好走を見せました。しかし、最後の箱根ではエントリーされず…箱根予選の走りからすれば、箱根でも十分期待出来ただけに16人にも入らなかったのは残念でした。

篠原 楓

高校ベストは14分43秒、1年の全日本予選からメンバー入り、2年の箱根予選、全日本でエントリーされると、箱根では8区を任されましたが区間最下位に沈んでしまうことに。3年時には5千で14分19秒、1万で29分26秒をマーク、全日本予選で2組35位、箱根予選ではチーム10番手の178位と苦戦しましたが、箱根では10区14位と何とか順位は上げてくることに。


箱根後にはハーフで63分27秒で走っています。4年時には全日本予選で2組11位と上々の走り、箱根予選ではチーム8番手の197位と2年連続で下位に沈んでしまいましたが、3度目の箱根では2年連続で10区を走って区間5位と見事な走り、2年時の箱根からよくぞここまで力をつけてきましたよね、有終の美を飾りました。

岩谷 翼

高校ベストは14分47秒、2年時に5千で14分30秒、1万で29分35秒のベストをマーク、3年の箱根でメンバー入りを果たしています。箱根後にはハーフで64分20秒、さらに4年の上尾ハーフでは63分11秒をマークしたことで箱根出場にグッと力づいたかと思いましたが、最後の箱根もエントリー止まりで出場には一歩届きませんでした。

栗原 光弘

高校ベストは14分56秒と最も悪いタイム、それでも2年時には14分27秒までタイムを縮めています。3年時に1万で29分49秒をマーク、4年時にハーフで65分51秒をマークすると、4年の箱根予選で初のエントリー&出場を果たしました。結果はチーム11番手の255位と奮わず…これが3大駅伝・予選会通じて唯一のエントリーとなり、3大駅伝にエントリーされることが無かったのは残念でした。

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