青山学院大学 来年度の箱根駅伝(2023年)に向けて

経験値

続いては箱根で圧倒的な強さで優勝を果たした青山学院大学について見ていきます。今年度の箱根結果はこのようになっています。今年度の3大駅伝経験者は14人おり、来年度も11人が残ることとなります。飯田、高橋らが抜けることとなりますが、箱根優勝メンバーは8人残りますし、うち6人が区間3位以内で走っていますからね。残る2人も1,2区で好走した志貴、近藤ですし全員が結果を残しているのが凄まじいですね、全くスキがありません。


5区を走った若林はまだ1年生で来年度も心配はいらないですし、復路を走った岸本、佐藤は万全であればいずれもエース区間を担える選手たちですからね。というか岸本は2区、佐藤は4区で実績のある選手ですし…3区で快走を見せた太田の走りも非常に大きかったですし、1年世代の存在は今後の青学の強さを支え続けてくれることでしょう。


他にも出雲を走った目片、横田に全日本を走った山内がいます。目片、横田はともにハーフで62分36秒、山内も62分45秒をマークしており、長い距離にも不安は全くないですからね。こういった選手が箱根に出場出来ていないどころか箱根16人に入ったのも横田だけというのが青学の選手層を際立たせます。3大駅伝の経験値、特に箱根での好走経験値は全大学中でも圧倒的に抜けています。

新戦力

3大駅伝未経験者にも実力者はズラッと揃っています。西久保は関東インカレハーフで優勝の実績があり、全日本も体調不良が無ければ出場予定だった選手、最後の箱根を走る可能性も十分あります。宮坂も3大駅伝出場が待たれる選手でハーフでの好走経験も豊富です。1,3年時に箱根で16人にエントリーしており、主将として最後の箱根に賭ける思いも強いでしょう。


同じくハーフで好走を見せる田中も箱根有力候補の1人。1年生の中で次に箱根出場を果たすのであれば田中の可能性が最も高そう。この学年で高校の実績ではトップの鶴川もハーフで復活の走りを見せて来年度の箱根は虎視眈々と狙っているでしょうし、ハーフの距離で結果を残している選手がとにかく多いですよね。関口も宮坂、中倉と並んでハーフで62分26秒と青学トップのタイムを誇ります。


1万のタイムでは小原を筆頭に28分28秒に鈴木、倉本、白石らが28分台のベストを有しており、スピードのある選手も揃っていますからね。ここから長い距離で結果を残す選手も出てくるでしょうし、すでに16人の争いは熾烈を極めます。


新入生では、1年生世代と違って最後の都大路で活躍した選手はいないものの、荒巻、広内、塩出と13分台ランナーがすでに3人揃っています。荒巻は1万でもタイムをのばし、クロカンでも好走と勝負レースでの安定感はこの学年でもトップクラスで即戦力候補、広内も塩出も力があります。14分1桁も佐藤、神田、松下、黒田らが揃います。1年目から活躍してもらう必要は無いですが、活躍してもおかしくない選手が揃いますね。

展望

往路は4区を走った飯田が抜けるだけで岸本、佐藤、中村という往路経験のある選手が3人いるわけですからこれで既に7人と往路は十分ということに…しかも往路経験者が揃うだけではなくていずれも好走している選手ばかりというのが大きいですよね。どうしても他大学は往路に起用出来る選手がある程度固定されてしまいますが、青学は調子のよい選手を選んで起用出来るわけですから…


復路は6区経験者はいなくなりますが、青学が箱根初優勝を果たしてから、6区で苦戦したことは一度もありません。来年度もしっかりと上位で走れる選手を準備してくるのではないでしょうか。復路の平地も前回区間記録を叩き出した中村、中倉らが揃い、ここにハーフで実績があり箱根でもメンバー入りを果たした宮坂、田中、西久保、関口を筆頭に10枠しかない箱根出場を競い合うこととなるわけですから、もうどの区間も心配はいらなそう。


来年度の箱根で優勝候補筆頭なのは間違いないでしょうし、連覇する可能性も非常に高いとは思いますが…過去2回の箱根優勝時は来年度も戦力が抜けていると言われながらもそれぞれ5連覇、連覇は逃しているんですよね。。。そのくらいしか不安要素が無いほどに今年度の箱根の強さは圧倒的でした。2度目の連覇を達成することが出来るのか?来年度の箱根も青学中心となることは間違いないでしょう。

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