2021年度 4年生特集 ~明治大学~

本日は明治大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で7人登録されています。鈴木、手嶋というダブルエースに4年時に大ブレイクした橋本らチームの中心として活躍を見せました。それだけ、4年生の存在は大きかったですし、抜ける影響も大きいということになります。

鈴木 聖人

高校ベストは13分56秒とこの学年トップ、全大学を見渡してもトップクラスのタイムを有していました。1年の全日本予選から出場して3組6位の好走、箱根予選でもチーム4番手の49位で走っています。全日本こそ1区15位とやや苦しみましたが、箱根では1区13位で走っていますし、ルーキーイヤーからしっかりと結果を残しました。


2年時には関東インカレ1部5000mで9位と入賞にあと一歩と迫る走り、全日本予選では4組9位の好走、箱根予選ではチーム5番手の54位ともう一歩という走りではありましたが…全日本ではエース区間の7区を走って区間5位の好走、箱根でも山上りの5区を区間5位でまとめ、チームのシード獲得に貢献しました。箱根後にはハーフで61分56秒をマークし、これが大学ベストとなっています。


3年時には全日本で最長区間の8区を任せれて区間5位、3大駅伝では3大会連続で区間5位の走りでチームの総合3位に貢献しました。故障明けで臨むこととなった箱根では2年連続の5区を走って区間9位、状況を考えるとよく走ってくれたと思います。


さらなる飛躍を遂げたのは4年時、5千のベストである13分34秒、セカンドベストの13分45秒、1万のベストである28分9秒、セカンドベストの28分25秒はいずれも4年時にマークしたものです。持ちタイムを伸ばしただけではなく、関東インカレ2部5000mで5位、10000mでは4位とダブル入賞を果たし、チームの1部復帰に大きく貢献しました。


箱根予選ではチーム2番手の12位としっかりとエースの役割を果たす走りを見せました。全日本では万全では無かったこともあって6区に回りましたがそれでもきっちりと区間4位でまとめてくるのはさすがです。最後の箱根ではエース区間の2区を任されましたが、まさかの区間16位に沈んでしまうことに…充実のトラックシーズンだっただけに、最後の箱根だけ力を発揮しきれなかったのが唯一の残念だったか。

手嶋 杏丞

高校ベストは14分20秒、1年の箱根予選、箱根ともにメンバー入りと果たしていますが出場とはなりませんでした。大ブレイクしたのは2年の箱根予選、ここでチームトップの9位と会心の走りを見せて一気に主力の仲間入りを果たすことに。連戦となった全日本では2区16位と苦しみましたが…箱根では3区7位と結果を残してきました


3年時には1万で28分17秒をマーク、日本インカレ1万mでは8位入賞を果たしています。全日本では主要区間の3区を走って区間7位とまずまずの走り、箱根では7区11位ということで手嶋の力からすればもう一歩という走りでした。迎えた最終学年、5千で13分31秒を叩き出すと、関東インカレ2部10000mでは7位入賞、ここでマークした28分13秒が大学ベストとなっています。


箱根予選ではチーム5番手も20位できっちりとまとめる走り、全日本では1区を走って区間9位、箱根でも1区を任されて区間13位ということで、大きく崩れたわけでは無いのですが、エースの1人であることを考えると、どちらももう一歩という走りになってしまったかなあ。

橋本 大輝

高校ベストは15分9秒と7人の中では最も悪いタイム、それでも2年時にはハーフで63分57秒をマークしています。3年時に5千で14分13秒をマークしこれが大学ベスト、1万では29分40秒をマークしたものの、3年まで3大駅伝・予選会へのエントリーはありませんでした。


しかし4年時、箱根予選でチーム6番手の25位と快走、ハーフベストとなる63分9秒で走っています。全日本ではエース区間の7区を任されて区間4位、チームのシード獲得に大きく貢献しました。全日本後には1万で28分43秒をマークすると、箱根ではアンカーの10区を任されて区間4位と箱根でも素晴らしい走り、最後の駅伝シーズンで最も活躍したのはこの橋本でしたよねー。有終の美を飾りました。

金橋 佳佑

高校ベストは14分24秒、2年の全日本予選でメンバー入り、箱根予選で初出場を果たしてチーム7番手の79位ですから上出来でしょう。全日本はエントリー止まりでしたが、箱根では往路の4区を任されて区間13位という走りでした。3年時には5千で14分7秒、1万で28分56秒といずれも大学ベストとなるタイムをマーク、全日本でも5区7位と上々の走りを見せています。一方で箱根は2年連続の出場とはならず…4年時は箱根予選、全日本にエントリーされず、箱根も2年連続でエントリー止まりということで、2年の箱根予選~3年の全日本まで連続出場の一方で、その後は出場とはならなかったのは残念だったかなあ。

丸山 幸輝

高校ベストは14分14秒96、3年時に5千では14分14秒94と0.02秒ではありますがベストを更新しています。1万で28分58秒と大学ベストをマークしたのも3年時でした。2年時まではエントリーはありませんでしたが、3年の全日本、箱根ではいずれもメンバー入りを果たしています。4年の箱根予選で初出場を果たしたものの、チーム最下位の221位に沈んでしまうことに…全日本は2年連続のエントリー、箱根はエントリーされずということで3大駅伝に3度エントリーされながらも出場には一歩届きませんでした。

佐久間 秀徳

高校ベストは14分10秒、3年時に5千で14分3秒の大学ベスト、1万でも29分27秒をマークしていますが、活躍を見せたのはむしろ1500mでしたよね。3年時、日本インカレ1500mでは5位入賞、日本選手権でも7位入賞を果たしていますからね。4年時には3分39秒91という好タイムを叩き出しています。中距離で活躍する一方で箱根出場も目指し、ハーフで64分1秒をマーク、1万でも29分15秒と続けて結果を残し、箱根でも16人のメンバー入りを果たしました。結果として箱根出場とはなりませんでしたが、1500m~ハーフの距離に対応してきたのは素晴らしいですね。

中嶋 大樹

高校ベストは14分32秒、1年の箱根予選から出場してチーム10番手の138位で走っています。1年で箱根予選に出場したのは鈴木とこの中嶋だけなんですよね。全日本でもメンバー入りを果たしています。ただ、結果としてこれが3大駅伝・予選会通じて最後のエントリーとなってしまうんですよね。それでも、3年時には1万で29分36秒の大学ベスト、4年時には5千で14分10秒の大学ベストと着実にタイムは伸ばしていたのは良かったですよね。

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