第98回(2022年)箱根駅伝 4区振り返り ~区間賞:嶋津 雄大(創価)~

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続いては4区における各選手の走りを振り返っていきます。4区結果はこのようになっております。区間賞を獲得したのは創価の嶋津、前回の走りからも区間賞候補の一人でしたが前評判通りの強さを見せ、区間2位にも23秒差をつけるさすがの走りでした。総合でも11→5位に浮上ですからね。2度の区間賞を含む3大会連続区間2位と箱根で結果を残し続けました。


上位勢では青学の飯田が区間3位の走りでトップを堅守、2位との差を1分37秒にまで広げました。全日本では悔しすぎる走りでしたが、4年連続の箱根で全て区間3位以内と飯田も抜群の安定感を誇り、チームを支えました。東京国際の堀畑は2位は変わらずも区間12位、決して悪い走りでは無かったですが、3区で好位置につけられることを考えると、4区はもう少し区間上位にいきたいところです。


3区まで理想的な展開だった帝京は寺嶌が区間14位とやや苦戦も5区に切り札がいることを考えると、総合4位は上出来でしょう。ここまで上手くレースを進めてきました。駒澤は全日本で好走して花尾が区間9位…これは正直物足りない走りでしたね。前半はあまりにもスローペースすぎました。終盤はペースを上げて帝京、創価と前回の5区で1,2位だった選手近くでタスキを渡せたのはまだ良かったですが…


順大は3区に続いて4区の石井も区間2位の快走、総合でも7位とさらに順位を上げてきました。2区間で一気に巻き返してきましたね。5区にも主力を起用していたことで、あっという間に上位争いに加わってきそう気配が出てきました。区間4位に國學院の中西大と2年前の4区3位に続いて今回も好走、本人も4区を得意という話をしていましたが、この快走で総合3位にまで浮上してきました。


中央は総合順位を1つ下げたものの、中野が区間5位の好走、監督がエースの1人と評するだけのことはあります。準エース区間の4区を上位で走ったのも5区以降につながりました。区間6位に早稲田の石塚、7位に明治の小澤とやや出遅れた有力校が入ってきました。早稲田は総合10位と3つ順位を上げて初めてシード圏内に…そしてこれが唯一のシード圏内になるとは思いませんでした。明治も小澤がようやく初の区間1桁となりましたが総合14位とまだまだシードは遠い状況に…


法政は河田が区間8位と2年ぶりの4区で2年前と同じ区間順位、1~4区まで全て総合順位一桁をキープしてきました。ここまでは狙い通りと言ってよいでしょう。さすが全日本でもシードまであと一歩に迫っただけのことはあります。区間10位神奈川の小林政、11位に国士館の三代と続きました。小林政は3大駅伝初出場、総合15位という位置でよく中位で走ってくれました。三代も2つ順位を落として総合11位には下がったものの、ずるずる下がらずにここは良く粘ってくれたと思います。


東海の本間は区間13位と崩れたわけでは無いですがここでも順位は上げられずに総合17位のまま…4区終了時点で東海は非常に苦しい展開でしたよね。このまま下位に沈む可能性も十分あると思っていました、5区の爆走を見るまでは。関東学連の村上が区間15位相当、往路でも十分に勝負できる選手ですし、ちょっと物足りない走りになってしまったかなあ。箱根予選は何とか間に合わせた中で強さを見せていましたし。


区間15位に日体大の分須、16位に山梨学院の伊東と続くことに。分須は全日本7区に続く主要区間への抜擢でしたが、全日本同様に最低限の走りではまとめてくれましたかねえ。ただ、今の起用のされ方を見るともっと期待したくなりますが。。。伊東ももう一歩というところだったか。往路を走ってほしい選手ですし、中位で走れるようになっていってくれれば。


区間17位に専修の水谷、18位に東洋の木本と続きました。水谷は2連続区間最下位という状況を考えても大崩れすることなく走ってくれました。今後主力となっていって欲しい選手です。木本は苦しい走りになってしまいましたね。前半は積極的な走りで前を追っていったのですが、後半の失速が大きく6→12位と6つ順位を下げることに…結果として石田を起用出来なかったことが響くこととなってしまったか。


区間19位に中央学院の伊藤、最下位に駿河台の今井となりました。伊藤も期待の2年生なのですが、初の箱根は苦しい走りに…ちょっとまだ主要区間となると不安が残ります。。。他の2年生が1人も箱根を走れていないのも気になるところ。今井は区間19位とも2分21秒差をつけられてしまいました。何かと話題になる経歴の今井ですが…箱根予選の走りを見てもさすがに4区は厳しすぎましたよね。チームとしてもここで最下位に下がることとなりました。

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