最強世代比較(2021年版) ~東海の黄金世代vs青学の黄金世代~

「個人的に書きたい記事を今後は定期的に載せていこう」企画、続いては關、羽生、鬼塚、阪口らを擁した東海の黄金世代と鶴川、若林、野村、太田らを擁する青学の黄金世代を現時点で比べてみたいなあと思います。また、青学の現1年生が卒業する時に出来たら良いなあと思ったり…


Twitterでも呟いたのですが、私のHPで大学名を押下すると「大学紹介」が表示されて戦力値が5段階で表示されるんです。一部の数値を除いては主観的な判断ですし、更新するタイミングも気が向いたらなので、「○○大学の△△がこんなに低いわけない」とかそういうのは遠慮していただいて、ほんの参考程度に見てもらえば良いのですが…そこにある「ルーキー」の値を入学時に5段階評価には入らないから「6」をつけたのが2度だけあり、それが東海、青学の黄金世代ということになります。


どちらも高校時代の実績が凄まじい選手があまりにも揃いすぎていますからね。都大路を中心とした高校駅伝、高校ベスト、ここからは主に東海の黄金世代になりますが大学ベスト、3大駅伝の走りを取り上げます。青学の黄金世代については、東海の実績を参考に今後どうなっていくのかなあと期待を膨らませてもらえれば。

高校駅伝

3大駅伝を見据えたうえで高校時代の実績で最も重視されるのは都大路1区の走りでしょう。ここで上位にする選手は即戦力として活躍することが多く、多少出遅れても大学で結果を残す選手が多いです。2015年の都大路が上表、2020年の都大路が下表です。まず、東海も青学も区間賞を含むトップ3のうち2人が加入していますね。東海は關が区間賞、羽生が区間2位、青学は鶴川が区間賞、若林が区間3位で走っています。


ちなみに、そのトップ3に割って入ってきた中島、尾崎はいずれも明治に進学しています。中島は上級生になってから故障に苦しみ、尾崎もトラックシーズンは故障していたようですが…駅伝シーズンでまた強さを見せてくれれば。さらに、トップ10に広げると、東海は4位の鬼塚、5位の阪口、6位の館澤と5人がランクイン、そもそもトップ6のうち5人が東海ですから、都大路での実績では東海が上回っています。


さらに、8位の塩澤、9位の西田という2年生も翌年は1区で2,3位に入ってそのまま東海に進学していますからね。実質トップ10のうち7人が東海ということになります(笑)一方の青学は8位だった喜多村、10位だった太田とトップ10のうち4人が青学に進んでいます。ここまで都大路で結果を残した選手が揃って同一大学に進むのは東海の黄金世代、3本柱、そして今年の青学かなあと。ちなみに、トップ10圏外を見てみると、青学は1区13位で田中が走っていますし、東海も1区20位の郡司、23位の松尾、24位の西川とこちらも選手が揃っています。

高校ベスト

高校ベストのトップ5を見てみると…やはり青学の史上初となる13分台4人が強力です。さらに、トップ5のうち13分48秒を持つ野村は都大路に出場していませんからね。都大路出場選手以外にも有力選手がいますし、13分40秒台が2人というのも強力でトップ5の平均タイムは東海の黄金世代を上回ってきます。さらに14分12秒の白石、14分13秒の喜多村、14分19秒の内田と続き、14分10秒台も3人いて実績もあるというのがやはり楽しみ。


一方の東海も關、羽生、鬼塚と13分台が3人、5番手のタイムは14分3秒と青学を上回ります。上位4人が都大路でトップ6に入り、持ちタイム・勝負レースでの豊富です。また、6番手以下を見ても、14分11秒の松尾、14分14秒の中島、14分15秒の郡司、14分16秒の阪口と14分10秒台が4人、14分20秒で高田、小松がおり東海も青学もトップ5がとんでもないのに、続く選手が揃うのがまさに驚異的です。


高校ベストとしては質という点では青学が上回り、量では東海が上回るということいなるのかなあ。靴の進化の影響もありますし、単純比較は出来ないですが…青学の上位陣のタイムは驚異的で8番手でも14分19秒というのもハイレベルですが、東海の11番手の持ちタイムが14分20秒というのは凄すぎます。。。

大学ベスト

青学はすでにトップ5のうち鶴川、若林、田中の3人が自己ベストを更新して13分40秒台が3人、13分台は5人となり、6番手の白石も14分3秒と13分台に迫っています。白石の他に喜多村も実績豊富ですし、13分台も近いうちに7人にはなりそうな予感。


1万はまだ大学に入ってから走っていないのでこれからですが、すでに太田が29分12秒、野村が29分39秒を高校時代にマークしています。高校ベストが良い選手が大学に入ってすぐにベストを更新するのは容易ではないのですが、青学はそこもスムーズに更新出来ているところが、期待感を高めてくれます。28分台も学連記録会などで狙う機会があればすぐに4,5人は出してくれそうですよね。


一方の東海は最終的には13分台が11人となりますね。1チームで13分台を10人揃えることも容易では無いのに、1学年で揃えてしまうのはまさに驚異的…この11人のうち、大学でベストを更新出来なかったのは羽生だけです。大学時代は故障など色々苦労しましたから。。。その羽生が実業団に進むと復活どころか進化を遂げ、先日13分28秒とこの学年でトップタイムを叩き出したのは感慨深いものがあります。11人とも大学4年間で順風満帆だった選手はいませんからね。。。


28分台は6人と13分台に比べるとかなり少ないです。阪口や館澤らスピードのある選手が大学でほとんど1万mを走っていませんからね。1万mのタイムは青学の黄金世代がそのうち上回ってきそうですし、5千の上位5人も上回る可能性は十分ありますが、13分台が11人はさすがに青学のルーキーの人数(13人)からしても厳しいですよね(汗)

3大駅伝

東海の黄金世代がいた4年間、東海は3大駅伝全てに出場しています。1年間で出場可能な人数は(6+8+10)×4=延べ96人が出場可能となります。青学もよほどのことが無い限り3大駅伝は全て出場してくることでしょう。この96人のうち東海の黄金世代が占めた人数を見てみると、1年→4年で12人+13人+17人+13人=55人となり、57%という驚異的な数値となります。どの大会も半分以上黄金世代が出場していることになりますからね。特に3年時は延べ24人しか出場出来ないのに17人と70%を占めることに…


この数値を青学の黄金世代が超えることはまずありえないでしょうし、必ずしもこの数値が高いほうが良いわけではありません。黄金世代が占める割合が高い=この世代に依存してしまっているとも言えますからね。もちろん、黄金世代の前後3年間にも実力者は何人もいましたが、人数が揃っていなかったんですよね。1学年に強い選手が2,3人という感じで…そうなると、どうしてもこの世代にかかる負担は大きくなりますよね。


特に全日本で優勝した黄金世代の4年時は、都大路のトップ6に入った5人が全員出場出来ないという状況でしたし、1年時から多くの選手が活躍した影響もあったのかなあと。その分、西川、郡司、松尾といった都大路の1区で苦戦した選手や3年時に飛躍した小松らが優勝に貢献したわけですが…


青学の場合は3年生世代が十分に選手が揃っていますからね。現在の戦力ではルーキーを上回っていることでしょう。実際、出雲も3年生が5人エントリーされたのに対し、1年は若林しかエントリーされていません。東海はルーキーも含めて抜擢が多いのに対し、青学は2年生以上を中心に堅実な起用が多いですからね。1年で2区を走った岸本の抜擢は非常に珍しいですし、それだけ別格の力を見せていないと起用されないということでしょう。


青学の黄金世代にとってはちょうどよいのかなあと思います。ルーキーイヤーから無理をする必要がない状況、学年が上がることに徐々に3大駅伝に出場出来る選手が増えていき、チームの中心となっていく。今の3年生世代が抜ければまずこの学年が中心となっていくでしょうし、上級生となって多くの選手が活躍を見せてくれれば。


優勝への貢献となると、東海の黄金世代は3大駅伝それぞれ1度ずつ優勝を果たしています。特に箱根は悲願の初優勝の中心的役割を果たすことになりました。青学のルーキーがいる4年間で青学が何度の3大駅伝優勝を果たせるのかも気になるところです。優勝を狙える大学で有力選手が揃ったとなると、その学年が評価されるにはやはり3大駅伝で勝つことが求められるでしょうし。


1年目のトラックシーズンは順調だった青学の黄金世代がいよいよ駅伝シーズンに入っていきます。強い先輩たちがズラッと揃う中でどれだけ存在感を示せるのか、そして4年目の箱根が終わった際に青学は、この黄金世代はどんな結果を残しているのか…楽しみにしたいと思います~

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