第53回(2021年) 全日本予選戦力分析 国士舘大学

2021年6月6日

本日は国士舘大学の全日本予選における考察を行っていきます。最後に全日本に出場したのは5年前になりますね。その後はいずれも13位前後という結果でなかなかボーダー争いには加われず…なかなか、揃って好走するということを出来ていないんですよね。前半が良かったら後半が苦しかったり、その逆であったりと…徐々に厚くなる選手層を活かしたいところ。エントリーされた選手は以下の通り。

エントリー

明確に主力で外れたのは、箱根1区を走った山本龍ですね。箱根予選でもチーム4番手で走っている主力の1人ですし、後半の組への起用もあり得る選手なだけに、外れたのは痛いです。ただ、1万の持ちタイムトップ8を見ても、外れたのは山本龍だけですし、エースのヴィンセントに28分台コンビの三代、木榑を始め他大学を見ても比較的順当にエントリーされた大学と言えるのでは。

持ちタイム

上位8人の持ちタイムでは29分2秒で7位ということで、タイム上はギリギリ通過圏内となっています。年々、1万のタイムを伸ばしている国士舘ですが、ついにタイム上は通過争いに加われるほどに。27分39秒を持つヴィンセントがもちろん抜けていますが、28分台、29分前半の選手も増えてきましたからね。後は、トラックの勝負レースでどれだけ結果を残せるかですね。

出場予想

全日本予選の出場選手予想は以下の通りです。

1組:綱島③、西田①
2組:三代④、荻原④
3組:清水拓④、清水悠③
4組:ヴィンセント④、木榑④

最終組はヴィンセントは当然として、もう1人は木榑としましたが、関東インカレに出場していないのが気になるところ。安定感としてはチームでもトップクラスですし、万全の状態で臨んでくれると良いのですが。ヴィンセントは2年前は4組6位で走っていますが、さらに上位も期待されるところ。


3組は清水拓と清水悠の清水コンビ、ともに箱根予選で好走経験のある2人、関東インカレでも清水悠はハーフで好走していますし、清水拓も5千でしっかりと走っていますからね。トラックのタイムはともにそれほど目立つものではないのですが、やはり勝負レースで結果を起こしている実績は大事かなあと。


2組は三代、荻原の4年生コンビ、三代も28分台のベストを持つものの、関東インカレは最下位と苦しい走り…木榑もですが勝負レースの実績も持ちタイムも良いものの、直近の関東インカレに出場しなかったり、奮わなかったりが気になります。ただ、これまでの実績もありますし、2人には活躍してほしいところ。荻原は持ちタイムも良いですし、関東インカレもまずまずの走りでしたからね。


1組は綱島と西田の2人、綱島は持ちタイムをどんどん伸ばしており、関東インカレにも出場している選手。箱根予選でも崩れない走りを見せていますし、全日本予選でもまとめてくれれば。西田はまだ1万は走っていないですが、5千で早速大幅ベストをマークしているルーキー、期待のルーキーを抜擢することもありえそうかなあと。

展望

今回は外して予想しましたが、関東インカレ3000m障害で好走した安達もいますし、箱根に2度出場している長谷川もいます。経験豊富な選手を起用してくるのか、勢いのある選手を起用してくるのかは楽しみです。皆さんの順位予想では8位となっており、通過ボーダーを争う大学の1校という位置付けかなあ。私もボーダーを争う大学であり、ただどちらかと言えば厳しい大学かなあという位置づけです。


現状、確実に計算出来る選手はヴィンセントくらいなのは事実で、持ちタイムが良い選手が増えたとはいえ、トラックの勝負レースで実績がある選手は多くは無いですからね。箱根予選での安定感に比べると、全日本予選で揃っての好走は難しいのではないかなあと。まずは、30位以下に沈んでしまう選手をいかに出さないようにするかかなあ。前回は30位以下が5人、その前2大会は3人が30位以下となっています。特に前半の組は十分戦えると思いますし、予選突破ができれば最高ですが、1人でも多く好走してほしいです!

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