第100回関東インカレ(2021) 2部3000m障害 ~中央学院の吉田が2年ぶり2度目の優勝~

続いては、関東インカレ3日目、4日目に行われた2部の3000m障害について振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。3000m障害も2部は人数が多いため3人×3組が順位で通過、3人がタイムでの通過で決勝は12人で行われます。

順位氏名所属記録
1位吉田 光汰 (4)中央学大8:46.55
2位西方 大珠 (4)神奈川大8:47.18
3位上野 航平 (3)中央学大8:48.30
4位麓  逸希 (2)東国大8:49.39
5位小原  響 (2)青学大8:53.89
6位谷口 辰煕 (3)大東大8:54.59
7位内田 賢利 (2)立大8:55.58
8位盛田 和輝 (4)東農大8:58.04
1組

直近で好タイムをマークしていて前評判の高かった大東大の谷口が8分55秒でトップ通過、ベストには及ばずもさすがの走りを見せました。1万のタイムも伸ばしていますし、今年度の飛躍が期待される選手の1人です。2位に中央学院の上野が8分57秒の自己ベストで入ってきました。中央学院の3000m障害は安定して実力者がいますね。


3位に東農大の盛田が9分0秒で入り、ここまでが通過となりました。東農大も3000m障害で結果を残す選手が定期的に台頭している印象です。4位だった帝京の安村も9分3秒でタイムは決して悪くは無かったのですが、9分台で決勝に進出したのが盛田だけというハイレベルな予選となりました。

2組

1年時に3位、2年時に4位とこの種目で2度上位入賞を果たしている神奈川の西方が8分55秒で順当にトップ通過を果たしました。箱根でも好走していますし、走力はやはり抜けています。2位に東国大の麓が入ってきたのにはちょっとびっくり。確かに5千でもタイムを伸ばしている選手ですが、8分55秒を出して2位通過とは…


3位に大東大の佐竹がこれまた8分55秒で続き、大東大は2人が決勝に進出しました。他の種目では苦しみましたが、1500mと3000m障害では存在感を見せてくれましたね。佐竹も菊地や久保田と並ぶ主力になってほしい。4位に立教の内田が8分56秒で入り、タイムでの通過となりました。これまでの3000m障害の実績を考えると、3位以内に入れなかったのはちょっと意外でしたが、しっかりとタイムで通過するのはさすがです。

3組

トップ通過を果たしたのは、亜細亜の佐藤、8分53秒の好タイムでトップ通過、主力の1人がここで自己ベストをマークする見事な走りでした。同じく8分53秒の2位に東経大の大川、箱根で実績のある大学を抑えての上位通過でした。大川は関東連合で箱根6区に出場しているほどの選手ですからね。二人とも力があります。


3位に青学の小原が8分54秒で続きました。持ちタイムもトップですし、優勝候補の1人でしたから、順当な通過かなあ。さらに、この組はタイムが速かったため、2人がタイムで拾われています。4位に中央学院の吉田光、2年前に優勝を果たしている実力者がタイムでの通過は意外でしたが、この組は最終組、過去2組のタイムを考慮したうえで、無理せずの通過だったようでさすがです。


5位に帝京の大吉が8分57秒で通過を果たしました。高校ベストは帝京の2年でも上位の選手ですが、1年時はあまり目立った走りは出来ていないんですよね。大吉が2年になって戦力になってくれれば、大きいです。6位だった駒澤の大西は自己ベストの9分0秒をマークしたものの、決勝進出には届きませんでした。

決勝

優勝を果たしたのは8分46秒の自己ベストをマークした中央学院の吉田光、1年時に2位、2年時に優勝を果たしている3000m障害のスペシャリストが、今回も強さを果たしました。吉田の勝ち切る強さですよね。3大駅伝の経験も豊富ですし、駅伝シーズンでも主力として活躍してくれれば。


2位に同じく4年生、神奈川の西方が8分47秒で入りました。こちらも自己ベストですね。1年時に3位、2年時に4位、そして今回2位と2~4位を一度ずつなりながらも、優勝はあと一歩遠かったですね。それでも、3度の4位以内という実績は素晴らしいですし、箱根往路で区間中位で2度走るなど主力の1人です。


3位に中央学院の上野が8分48秒で入ってきたのはちょっとびっくりしました。中央学院がダブル表彰どころかダブル表彰台を果たすことに。次々と3000m障害で結果を残す選手が台頭してくるのが、中央学院の素晴らしさですね。4位に東国大の麓が入ったのにもびっくりしました。ここで8分49秒の自己ベストをマークし、4位に食い込むとは…5千でも14分10秒までタイムを伸ばしていますし、駅伝シーズンに向けても期待が高まります。


5位に青学の小原が入ったのは、ちょっと意外でしたね。走力も3000m障害のタイムもあり、優勝候補筆頭かなと思っていたのですが、8分53秒ということで4位にも4秒差をつけられてしまいましたし…本人にとっても不本意な結果だったのでは。ただ、5千で13分台のスピードもありますし、今後に期待かなあ。


6位に大東大の谷口が8分54秒で入りました。今年度に入ってタイムを伸ばしていましたし、今回もしっかりと入賞を果たしたのはさすがです。1万のタイムも良いですしね。まだ3大駅伝・予選会の経験はありませんが、今年度は出場して欲しい選手の1人です。7位に立教の内田、持ちタイムからすれば7位入賞はちょっと物足りないかもしれませんが、それでもしっかりとポイントを獲得してきました。1500mの活躍が目立った立教ですが、2種目で入賞したのも素晴らしい。


8位に東農大の盛田が8分58秒で入賞を果たしました。入賞した8人中5人が箱根未出場校なんですよね。東農大も箱根から遠ざかってから大分長くなっていますが…それでも長距離種目で入賞したのは良かったですし、今後に繋げてくれれば。同じく箱根が遠くなっている亜細亜の佐藤が9位となりました。予選の走りからすると、入賞出来なかったのはちょっと残念だったかなあ。

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