東京国際大学 新年度(2021年度)戦力分析

続いては、東京国際大学について、新年度の戦力を見ていきます。公式HPにも新入生が載っています。24人も加わるのは凄いですね。私の把握している限りでは最も多いかな?データベース登録されている人数は4年:3人、3年:9人、2年:5人、1年:4人となっております。学年ごとの戦力は・・・3年生>1年生>2年生>4年生という感じかなあ。3年生に主力がずらっと揃いますが、4年生がやや力不足感は否めず…その一方で新入生は過去最高と言われる選手たちが加わることになります。

4年生

3大駅伝経験者は芳賀のみ、箱根3度出場を含む4度出場は全選手中最多です。故障明けだった前回の箱根は6区19位と苦戦しましたが、それまでは区間1桁で安定した走りを見せていました。万全であれば往路を走ってもおかしくない選手ですし、怪我なく過ごしてくれれば。ただ、現状は芳賀が抜けており、続く選手がどうなるかが大事になってきます。


3大駅伝のエントリー経験者では、全日本でメンバー入りした渡邊、箱根でメンバー入りした三浦がいます。渡邊は1万で29分23秒のベスト、三浦は29分38秒のベストを持っています。他にも、5千で14分14秒、1万で29分52秒を持つ野沢もいますし、3年生以下に力のある選手が揃っていますが、最上級生の意地にも期待いたいところです。芳賀以外に1人でも3大駅伝に出場してくれれば。

3年生

絶対的エースはヴィンセント、箱根3区で59分25秒の衝撃、箱根2区でコンディションが決して良くないながらも区間新記録…まさに最強にふさわしい選手です。今後、どんな記録を打ち立てていくのか楽しみです。もう1人の留学生であるムセンビも実力者ではあるものの、ヴィンセントのちからが圧倒的過ぎますからね。それでも、全日本は2年連続で任されており、最長区間の8区を区間賞→区間2位で走っています。今後も全日本は任されることになるのかなあ。


日本人エースは丹所ということになるでしょう。箱根では2年連続で1区をまとめていますし、今年度も早速5千で13分50秒をマーク、1万でも28分39秒のベストを持っていますし、タイム・実績ともにトップクラスです。3大駅伝全てで主要区間を担ってくれれば。もう1人の日本人エース候補が山谷、5千で13分52秒、28分29秒と持ちタイムはトップクラス、ただ全日本では2年連続1区を任されるももう一歩…丹所とともにエース級になってくれれば。


続く選手も豊富なのがこの学年が魅力的な理由。宗像は全日本4区9位、箱根も4区13位と往路を任されていますし、1万のタイムも29分13秒まで伸ばしています。丹所、山内とともに楽しみな選手です。堀畑も全日本で6区12位、大上は1年時に箱根6区17位で走っていますから、3大駅伝経験者はこの学年だけで7人もいるんですよねー。留学生2人を除いても5人いるわけですし、まずは3大駅伝経験者が中心となって活躍をしてもらわないと困ります。


そこに、5千で14分13秒、1万で29分29秒を持つ善田は箱根でエントリーを果たしていますし、先日5千で14分19秒のベストを出した奥村は全日本でメンバー入りと続く選手も揃っています。

2年生

3大駅伝を経験している選手は1人もいないんですよね。そうすると、戦力的に厳しそうに聞こえてしまいますが…持ちタイムを伸ばしている選手は非常に多いです。村松、川畑の2人はともに1万で29分37秒のベストを持ち、村松は5千も14分1秒まで伸ばしています。二人とも箱根では16人のメンバー入りを果たしています。


唯一、全日本も箱根もメンバー入りしているのが林、5千で14分9秒、1万で29分43秒と二人に負けないタイムを持っており、学生ハーフでは上回っていたことを考えると、3大駅伝出場に最も近い2年生は林になるのかも。3人とも、今年度出場してもおかしくない選手たちです。5千のベストでは麓が14分10秒、加藤も14分17秒と着実にタイムを縮めていて14分20秒切りはすでに5人、後は長い距離でも結果を残せる選手が増えてくると、さらに戦力は上がってきますね。

1年生

24人と大量に加わる新入生ですが、もちろん人数だけではありません。持ちタイムでは、13分50秒を持つ佐藤、13分58秒の白井、14分2秒の倉掛、14分5秒の冨永とトップ10に入る選手が4人、13分台2人、14分1桁2人という協力布陣。ロードでの実績を見ると、倉掛が都大路で3区6位の好走、白井も7区2位の最後まで諦めない走りが印象的でした。3大駅伝となると、まずはこの二人が即戦力候補となりそうかなあ。


冨永、佐藤もやや苦戦したとはいえ、ともに都大路の1区を20位台で走っている選手ですし、力があるのは間違いないです。さらに、都大路で4区7位と好走している牛が続く形になるのかな。こちらもロードで力のある選手です。都大路で7区5位で走っている内山、6区3位で走っている楠木らもいますし、都大路経験者、好走者がずらりです。


5千のベストが14分30秒を切る選手は15人もおり、この人数はほとんどの大学の新入生の人数を上回ることになります。それだけ選手が揃っているとなると、そこから切磋琢磨してさらに学年での成長も見込めますし、一気に抜け出してくる選手も出てくるでしょう。今後の東国大を4年間支え続ける学年となってくれるのでは。

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