2020年度 4年生特集 ~日本体育大学~

本日は日本体育大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で12人登録されています。25大学中山梨学院の13人についで2番目に多いこととなります。実際、箱根予選で12人中7人、全日本で8区間中5区間、箱根で10区間中6区間がを4年生が走り、いずれも過半数を締めています。チームは1年目に箱根シードを獲得したものの、2年時以降は3年連続箱根13位以下と苦戦が続いてはいますが、チームに果たすこの学年の役割は非常に大きなものでした。

池田 耀平

高校ベストは14分18秒、この学年でトップタイムを有しています。都道府県対抗でも1区10位で走っており、実績でも抜けた選手でした。台頭してきたのは2年時、全日本予選で3組10位と上々の走りを見せると、3大駅伝では全て1区を任されると、出雲では区間14位、全日本では区間13位、箱根では12位となっており、区間順位は決して良くは無いですが、トップとのタイム差を考えると全日本、箱根はいずれもスターターとしての役割は十分に果たしてくれたと言えるでしょう。


さらなる強さを身に着けたのは3年時、全日本予選で4組18位という走りを見せ、5千でも13分58秒のベストをマークすると、箱根予選ではチーム2番手の23位という走り、全日本では1区8位、箱根ではハイペースとなった1区で区間3位と素晴らしい走りを見せ、箱根後にはハーフで61分36秒を叩き出すなど、大学トップクラスの選手に名を連ねることとなりました。


4年時は5千で13分57秒と大学ベストを更新すると、箱根予選ではチームトップの7位と圧巻の走りを披露、全日本でも2区を任されて3位と好走、さらに1万で28分10秒のベストをマークすると、日本選手権にも出場して27分58秒をマークしています。最後の箱根でも、エース区間の2区を任されて日本人選手最高の3位、日本選手権から合わせるのに苦戦する選手も多い中、前回の箱根以降は全く失敗レースの無い、大エースに相応しい抜群の安定感を見せてくれました。

森下 滉太

高校ベストは14分46秒、大学3年時に5千で14分32秒、1万で29分40秒のベストをマークしていますが、3大駅伝・予選会へのエントリーはありませんでした。そこから一気に台頭したのが4年時、箱根予選ではチーム10番手の149位と目立った走りではありませんでしたが、1万で28分51秒のベストをマークすると、箱根では7区を任されて区間9位、最後の箱根で成長した姿を見せてくれました。

嶋野 太海

高校ベストは14分48秒、3年時に5千で14分25秒、1万で29分24秒、ハーフで64分3秒とベストを揃ってマークしています。箱根予選にも出場してチーム10番手の138位、箱根では8区に出場し区間17位、チームも苦しい箱根でしたが嶋野も厳しい走りに…主将を任された4年時は箱根予選に出場してチーム11番手の232位と前年度から100位近く順位を落とすことに…その後、1万で28分53秒までタイムを縮め、全日本、箱根ともにエントリーを果たしたものの出場することはありませんでした。

大内 一輝

高校ベストは14分57秒、3年の全日本予選で2組13位と上々の走り、5千で14分37秒、1万で29分秒、ハーフで64分29秒までタイムを縮めたのも3年時でした。箱根予選のエントリーはありませんでしたが、箱根では7区を任されて区間17位で走っています。4年時には5千で14分22秒、1万で28分57秒と大学ベストをマーク、箱根にも2年連続でエントリーを果たしたものの、出場には至りませんでした。

野上 翔大

高校ベストは15分19秒、3年時に5千で14分34秒、1万で29分8秒のベストをマークすると、全日本に出場して5区16位、箱根では9区16位という走りでタスキをあと一歩渡すことが出来ず…そんな苦い経験を経た4年時、箱根予選でチーム7番手の87位、全日本では最長区間の8区を任されて区間15位という走りでした。1万で28分59秒と大学ベストをマークして迎えた最後の箱根、2年連続で9区を任されると区間5位と大学ベストと言える走りを披露、しっかりとタスキを渡し有終の美を飾りました。

亀田 優太朗

高校ベストは14分42秒、2年時にハーフで63分40秒をマークすると、箱根16人のメンバー入りを果たしています。3年時には1万で29分1秒、ハーフで63分33秒と更にタイムを伸ばすと、箱根では主要区間の3区を任されることに。結果は区間最下位と非常に苦しいものになりました。4年時は5千で14分25秒の大学ベスト、1万では29分10秒のセカンドベストをマークし、2年連続の箱根エントリーを果たしましたが、出場とはなりませんでした。

福住 賢翔

高校ベストは14分54秒、2年時にハーフで65分6秒をマークすると、箱根でもメンバー入りを果たしています。4年の箱根予選に出場しチーム5番手の82位と好走を見せると、全日本で3大駅伝初出場を果たし、5区10位でまとめています。1万で29分1秒、5千で14分2秒と立て続けに好タイムをマークした最後の箱根では往路の4区を任されて区間17位、4年時に飛躍を遂げた選手ですが、さすがに準エース区間の4区は厳しかったかなあ…

岩室 天輝

高校ベストは14分22秒で池田に次ぐタイム、1年の全日本予選から出場し、1組22位で走っています。2年時には全日本予選で2組2位と好走、5千で14分16秒、1万でも29分20秒まで2年時に伸ばしています。出雲で3大駅伝初出場を果たし5区5位、全日本で6区3位と続けて好走しているんですよね。箱根では主要区間の3区を任されて区間17位と苦戦しましたが、一気に主力の1人として台頭してきました。


しかし、3年時は故障に苦しむこととなり、全日本予選、箱根はエントリーされたものの出場は果たしていません。それでも4年時には見事に復活を遂げ、箱根予選ではチーム3番手の63位で走ると、全日本では1区を任されて区間17位、1万では29分15秒とベストも更新してきました。2年ぶりとなった最後の箱根では再び3区を任されて区間11位、しっかりと区間中位でまとめてくれました。

太田 哲朗

3年時に5千で14分32秒、1万で29分16秒と大学ベストとなるタイムをマーク、箱根予選にも初エントリー&出場を果たし、チーム7番手の98位と上々の走りを見せています。全日本では最長区間の8区を任されて区間14位、箱根でも往路の準エース区間となる4区を走って区間18位…それだけ期待も大きかったのでしょうが、さすがに主要区間となるとまだ力不足は否めずか。。。4年時には3大駅伝・予選会にエントリーされることはありませんでした。

菅沼 隆佑

高校ベストは15分11秒、3年時に5千で14分24秒、ハーフで64分44秒をマークしているものの、3年までは3大駅伝・予選会にエントリーされることはありませんでした。一気に躍進したのは4年時、箱根予選でチーム4番手の72位と好走、全日本にも出場し、4区10位とこちらも上々と言えるでしょう。1万では29分31秒と大学ベストをマークしています。箱根では山下りの6区を任されて区間17位で走っています。4年時に最も伸びた選手の1人と言って良いのでは。

小松 直生

高校ベストは14分28秒、2年時に5千で14分17秒をマーク、このタイムが持ちタイムトップ10に入ってくることもありました。3年時にはハーフで64分37秒をマーク、4年時に1万で29分46秒と持ちタイム3部門で年々着実にタイムを伸ばしてきています。それでも、3大駅伝・予選会のいずれもエントリーされることは無かったのは残念でした。

松尾 拓実

高校ベストは14分55秒、大学3年時に5千で14分20秒、1万で29分57秒、ハーフで65分6秒と3部門全てで大学ベストをマークしています。すると、全日本では2区を任されて区間18位、ほろ苦い3大駅伝デビューとなりました。4年時は5千で14分29秒、1万でも30分33秒に留まり、3大駅伝・予選会ともに再びエントリーされることはありませんでした。

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