第31回(2019)出雲駅伝 区間エントリー発表

2019年11月1日

大きな被害をもたらした台風も過ぎ去り…出雲駅伝の区間エントリーが発表になりました。私も避難を考えるほどでしたが、何とか無事にこうしてブログを書くことができており、感謝です。区間配置(PDF)はこのようになっております。関東10大学における区間配置を見ていきます。出雲は当日変更に医師の診断書が必要になるはずなので、実質これで確定ですね。

東海大学

西川4ー阪口4ー塩澤3ー市村2ー鬼塚4ー西田3

2区舘澤の代わりをどうするかと思ったら、3000m障害で日本選手権を制した阪口でしたね。いかに2区を重視しているかがわかります。塩澤も1年の全日本以来の出場で再び主要区間の3区とはさすがの信頼感ですね。6区西田の安心感に5区に鬼塚を起用できる選手層、關、小松、郡司らが外れてもこのオーダーというのはやはり強力かなあ。

青山学院大学

湯原2ー岸本1ー吉田圭3ー神林3ー竹石4ー中村4

吉田圭の3区は順当ですが、なんとエースの1人である鈴木が外れてしまいました。その結果、1,6区が3大駅伝デビューとなる湯原、中村ですし、重視する2区はルーキーの岸本という例年と比べるとやはり厳しそうな布陣…4区神林、5区竹石は楽しみですが、さすがにこれで連覇となると厳しそうですが果たして?

東洋大学

西山3ー大澤3ー相澤4ー宮下2ー今西4ー定方4

1区西山、3区相澤は順当ですね。ダブルエースをやはり前半に起用してきました。西山が戻していれば、3区終了時でトップも狙えそう。その一方で最終区は定方を起用してきました。3大駅伝デビューでいきなり最長区間、どこまで戦えるか。つなぎ区間は今年度タイムを出した宮下に実績のある今西、大澤とこちらも比較的順当ですが、渡邉は外れてしまいましたね~

駒澤大学

山下4ー伊東3ー田澤1ー小林3ー大成4ー大聖4

アンカー候補だった山下が1区とはびっくりしました。その一方で田澤3区、大聖が6区と順番はともかく主要区間を任される3人は順当かなあ。今回は3区にエースたちが揃っているだけに、田澤の走りがチームの浮沈のカギを握りそう。つなぎ区間は小林が入ってきたのにはびっくりですね。実績や記録会の走りから神戸かと思っていましたが…それだけ期待できるのであれば楽しみです。

帝京大学

平田4ー遠藤2ー小森4ー谷村3ー小野寺3ー中村2

こちらもアンカー候補だと思っていた平田が1区ですね。ともに1区を重要視していることが伺えます。3区小森も順当ですが、主要区間だと思っていた遠藤が2区とは…前半に選手を集めてきましたね。そして、自己ベスト連発とはいえ、風馬を最長の6区に起用してくるとは…それだけ信頼絶大なのでしょうか?つなぎ区間も十分戦えるだけに、楽しみです。

法政大学

鎌田2ー田辺3ー青木4ー人見2ー清家2ー河田1

佐藤のエントリー漏れに続いて、坪井まで外れてしまいましたか…これではさすがに法政は厳しいですね。1区鎌田は順当、やはり主要区間で戦ってもらうということでしょう。そして、2~4区に田辺、青木、人見と関東インカレ3000m障害でトリプル入賞した選手を並べてきました。これはなかなかに珍しいのでは…さらに、最長区間の6区にはなんとルーキーの河田を起用してきました。6人中4人が3大駅伝デビューと今回は経験を積ませる場となりそうかな。

國學院大學

藤木2ー中西大1ー浦野4ー青木4ー茂原4ー土方4

ベストの区間配置が組めた大学だと思います。現状の3本柱をそのまま主要区間に配置、1区で実績のある藤木に優勝候補のエースに負けない浦野が3区、長い距離に強い土方が6区と盤石です。繋ぎ区間の2区もスピード抜群の中西大に託し、さらに青木、茂原と経験豊富な4年生が4,5区を占める…3~6区はすべて4年生ですね。これは…本気で優勝狙えるのでは?と思わせるような陣容となっています。

順天堂大学

野口3ー藤曲4ー橋本4ー小島2ー野村1ー澤藤3

野口を1区に起用。やはり、順大としては野口が1区を任せられる選手になってほしいのかなあ。スピードがありますし、先頭集団についていければ、面白そう。3区橋本、6区澤藤も実績のある二人ですし、順当ですよね。繋ぎ区間もタイムを伸ばしてきた主力が起用されてきており、特に5区のルーキー野村の走りは楽しみです。一方でタイムを着実に伸ばしてきた清水は外れてしまいました。

拓殖大学

赤崎4ー高橋2ーレメティキ1ー竹蓋2ー佐々木1ー中井4

まず、主要区間は盤石ですね。1区の赤崎、3区にレメティキとダブルエースを順当に前半に投入しつつ、6区は長い距離に強い中井に託すという現状でベストだと思います。ただ、その一方で繋ぎ区間はいずれも下級生ということで、こちらは育成の意味合いが強いのかなあ?ただ、2区高橋、5区佐々木は1万でタイムを伸ばし、竹蓋はハーフで好タイムを持っているだけに、楽しみな選手たちではありますよね~その一方で吉原、清水といった中堅どころは外れています。

中央学院大学

川村4ー小島1ー高橋3ー吉田2ー栗原2ー長山4

出雲は比較的若手中心で起用してくるかと思いましたが…中央学院にしては珍しく、ガチメンバー、ガチの区間配置できましたね。前回同様に1区川村、3区高橋というエースたちに前半の主要区間を託し、2区には期待のルーキー小島を起用するという王道な配置。さらに、6区は3大駅伝未経験ながら長い距離を中心に結果を残し続ける長山、4,5区に3大駅伝フル出場中の2年制コンビ、吉田と栗原を起用するという順当すぎる配置でした。これは、出雲の順位も楽しみになってきますね~

どこの大学も比較的前半区間を重視しており、その中でも3区にエースを起用している大学が多いですね。青学の吉田、東洋の相澤、國學院の浦野など。その一方で3本柱を揃って主要区間に起用出来なかった大学は6区にエースを起用出来ず、手薄になっている印象です。この区間配置を見ると、優勝争いに絡んでくるとしたら、前回の箱根上位4校(東海、青学、東洋、駒澤)+國學院までという印象かなあ。

3強では青学、東洋の6区が4年にして3大駅伝デビューということでちょっと厳しそうですし、その一方で駒澤、國學院が穴のない区間配置が出来ているだけに、優勝争いはかなり面白くなりそうなんですよね~東海の戦力がやはり一歩抜けており、優勝候補筆頭であることは間違いないと思いますが、距離の短い出雲では何が起きるか分かりませんし、各選手が力を発揮し、最後まで優勝争いを繰り広げるような面白いレースを期待したいですね!!明日の13時5分、いよいよ3大駅伝の幕開けです!!!!

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