2018年度 大学別振り返り ~日本大学~

続いては、日本大学について、この1年間の走りを、時系列で簡単に振り返っていきます。選手一覧3大駅伝結果はこのようになっております。関東インカレ枠による箱根出場権を得ての戦いとなった今年度、全日本も箱根も見せ場は作りましたが、留学生頼みからの脱却を感じるまでには至らなかったかなあ。

 

~トラックシーズン~

4月、5月と自己ベストを出すような選手はなかなかいなかったんですよね。。。野田啓が14分21秒のセカンドベストを出したくらいだったかなあ。関東インカレでは、ワンブィが5千、1万mともに2冠を達成し、3年連続2冠という偉業を成し遂げました。ただ、他の日本人選手はなかなか入賞争いにも絡むことは出来ず…ハーフで阿部が15位、佐藤が16位に入ったのが上位という状況でした。

 

前年度は16位に沈んだ全日本予選ですが、ここでは粘りを見せました。1組の阿部が12位、2組の野田が7位と上々の走りを見せると、通過に向けて最も重要と思われていた3組で武田が17位、松木が19位とともに20位以内で凌ぎました。この走りが大きかったですよね。

 

最終組に抜擢されたルーキー北野は32位と苦戦しましたが、エースのワンブィがきっちりと組トップの走り、8位で2年ぶりの全日本出場を決めました。出雲も箱根予選も無いため、全日本が無いといきなり箱根ですからね。それを避けられたのも良かったです。ただ、自己ベストを出した選手が少なくタイム的には物足りないトラックシーズンとなってしまいました。

 

~駅伝シーズン~

9月には小林陸が1万mで29分55秒と自己ベストをマーク、日本インカレではワンブィが5千で2位、1万mでも2位と獅子奮迅の活躍を見せています。ただ、関東インカレ1部では圧倒的な強さを誇っていますが、日本インカレでは2年連続5千、1万mで2位と関東インカレ2部に属する留学生相手に後塵を拝しているのが、本人としても悔しいところでしょうねえ。。

 

10月には、野田啓が29分13秒の自己ベスト、横山が29分18秒、武田が29分21秒で続き、楽しみな2年生トリオが揃って自己ベストを更新してきました。さらに、ルーキーの鈴木も29分42秒、関沼が29分53秒とベストをマークしており、下級生の好走が目立ちましたね。特に2年生は今後もチームを背負って立つ学年になるでしょうし。

 

そして迎えた全日本、最大の収穫は1区を走った横山が区間7位と好走したことですかね。3大駅伝では1区で出遅れることも多かった日大にとって、待望のスターター誕生かと期待は高まりました。ただ、2区~6区は全て区間二桁順位、特に3~5区は17位→18位→18位と大きく崩れてしまってはどうしようもなかったですね。

 

7区でワンブィがダントツの区間賞となる走りを見せて16→11位と5つ順位を上げ、8区の阿部も区間8位で走りましたが、総合11位でのフィニッシュとなりました。全日本予選で好走していた野田啓や松木らも苦戦してしまいましたし、やはり3大駅伝は厳しいですね。。。

 

上尾ハーフでは、武田が64分11秒の自己ベストをマークしたものの、他の選手は軒並み66分台ということで、目立った走りは見せられなかったかなあ。宮崎が66分6秒、遠田、大池はともに66分11秒という走りでした。力のある選手が複数入った1年生も、なかなか本領発揮するまではいかないですよね。

 

12月には、武田が29分20秒をマークして1万mのベストをさらに更新、野田啓が29分19秒、横山が29分25秒でともにセカンドベストをマークしています。この3人が2度も29分30秒切りの走りを駅伝シーズンで見せており、やはり力がある選手かなあという印象。

 

そして迎えた箱根、1区の横山が区間17位とやや出遅れてしまったのは残念…全日本の再現とはならずでした。しかし、2区のワンブィは66分18秒という区間歴代2位の素晴らしい走りを披露、17→4位と一気に13も順位を上げてきました。全日本、箱根と別格の走りを2大会連続で見せてくれました。しかし、3区野田啓が区間20位に沈み、4→16位と逆に12も順位を下げてしまうことに。

 

4区武田が区間8位の走りを見せたものの、その後は1桁順位で走る区間は無く、総合でも14位に終わりシード獲得とはなりませんでした。しかし、区間20位以下に終わったのは3区だけでしたし、7区10位の加藤、8区11位の松木など区間中位で粘れる区間がいくつもあったのは良かったのでは?インカレ枠での出場でしたが、箱根出場に十分値するチームだったと思います。

 

2019年になってからは、横山が64分36秒、小林が64分58秒でともに64分台での自己ベストをマークしていますね。既に主力となっている横山はもちろんですが、2年に入って急激に伸びてきた小林も来年度以降に楽しみな選手となるかも。

 

1年間を振り返ってみると、良かった選手と悪かった選手の差が激しかったかなあ。自己ベストを出す選手は何度もマークして3大駅伝にもどんどん出場していた一方で、2年生以外は目立つ選手が少なかったかなあ。ただ前年度は3大駅伝のいずれも出場出来なかったことを考えれば、全日本・箱根と一定の走りが出来たことは評価できるのでは?

 

来年度の新入生も力のある選手が複数加わることとなりますし、これでスカウトは3年連続で成功と言って良いでしょう。さらに、また力のある留学生が加わることとなれば、来年度はさらに戦力アップとなってもおかしくはないですからね。ここ数年は3大駅伝で苦戦が続く日大ではありますが、来年度は今年度以上に好成績を収めるような1年間して欲しいものです。