関東インカレ2017 エントリー考察(創価、駒澤、拓殖)
関東インカレのエントリーについて考察していきます。詳細は公式エントリーを参照してください。今日は、2部に属する創価大学、駒澤大学、拓殖大学の3校を取り上げます。
創価大学
1500m(鈴木ニ②、吉留②)
資格タイムが3分52秒の鈴木ニムラ、3分54秒の吉留という2年生コンビがエントリーされていますね。吉留は箱根予選でも二桁順位で走っている実力者、短い距離でも期待したいところ。鈴木ニムラは資格タイムは吉留を上回りますからね。ともに前回は予選落ちとなってしまっているだけに、今度こそ決勝進出を目指したいところ。
5000m(大山④、ムイル②、梅木①)
13分55秒のベストを持つ日本人エースの大山、13分48秒のベストを持ち、前回2位だったエースのムイルと中心選手が順当にエントリーされています。特にムイルは前回はラストに一色に逆転されて優勝を逃していますからね。前回のリベンジを果たしたいところ。大山も前年度は勝負レースで結果を残しました。トラックでのそのスピードを見せたいところ。
もう1人がルーキーの梅木だったのはちょっとびっくりしました。14分29秒の資格タイムは全エントリー選手中最下位ですからね。まずは経験を積ませるということでしょうか。
1万m(大山④、三澤③)
大山が5千に続いてのダブルエントリーですね。ムイルがエントリーされなかったのはちょっと意外でしたが、大山は28分57秒のベストを持ち、全日本予選では3組1位になるなど見事な走りを披露。入賞争いに絡んで欲しいところ。三澤は29分46秒のベストを持ち、箱根でも9区を任されている選手です。さすがに1万mでは厳しそうですが、どこまで戦えるか?
ハーフ(蟹澤④、上田②、米満②)
箱根で3区7位で好走している蟹澤、8区3位と快走をみせている米満に期待が高まります。蟹澤は主力の1人ですし、入賞争いに絡んで欲しい選手。米満の箱根での走りはびっくりでしたからね。関東インカレでも勝負レースでの強さを見せてくれれば。上田は3大駅伝・予選会の出場はありませんが、63分48秒までベストを伸ばしている選手、力のある選手が揃いました。
3000m障害(竹下②、作田③、大澤①)
前回2位に入っている作田が中心になりますね。神奈川の荻野の壁は厚そうですが、2年連続の表彰台、そしてあわよくば優勝も狙いたいところ。竹下は2年連続の出場ですが、タイムは9分19秒に留まり、ルーキーの大澤もインターハイには出場していますが予選落ち、9分14秒というタイムも合わせると決勝進出は厳しそうかなあ?
駒澤大学
1500m(市澤①、物江③、杉山③)
やはり注目は3分45秒のベストを誇る物江ですよねえ。今年度は1500mでも5000mでも大幅にベストを縮めていますし、表彰台も期待される選手です。密かに楽しみなのがルーキーの市澤、3分50秒のベストも今年度既にマーク、インターハイは予選落ちでしたが決勝進出も期待。3分53秒の杉山は800mも走る中距離寄りの選手、決勝となるとちょっと厳しそうかな。。。
5000m(工藤④、中西④、物江③)
エースの工藤、13分54秒のベストを今年度マークしている物江、14分8秒のベストを持つ中西がエントリーされました。工藤はロードでの圧倒的な走りに比べると、トラックはエース級の活躍が出来ていないですからね。前回も故障で回避しているだけに、最後の関東インカレで快走してくれれば。
最も勢いのあるのは物江、ついに関東インカレでも5000mを任されるまでに…ラストの切れ味は抜群ですし、大舞台でも結果を残して欲しいところ。中西は前述の2人に比べるとタイムは劣りますが、学生ハーフで好走していますし、主力として活躍してくれれば。
1万m(工藤④、下③、小原①)
工藤が5千に続いてのダブルエントリー。距離が長いほうが強い選手ですし、1万mでは前回中谷が優勝していますからねえ。工藤も続きたいところですが、ここ最近はトラックでちょっと奮わないのが気がかり…留学生相手にどこまで食らいつけるか?下も学生ハーフでは好走したものの、トラックではここまでもう一歩…学生ハーフのような走りを期待。
意外だったのが、ルーキーの小原ですね。高校ベストで29分27秒と好タイムを持っていますが、いきなり関東インカレ1万mにエントリーされるとは…今年度もベストはならずもまずまずの走りを見せていますし、どこまで戦えるか楽しみです。
ハーフ(高本④、藤木④、片西③)
学生ハーフで3位に入った片西にやはり期待ですね。あっという間にエース格の1人にまで成長を遂げました。ハーフとなると、入賞はもちろん、表彰台も期待される選手ですね。高本は前回も出場して12位止まり…最後の関東インカレでは入賞を期待したいですね。藤木はハーフ路線でベストを連発、64分26秒まで縮めてきました。前回は5000mで10位に入っており、勝負強さを見せてくれれば。
3000m障害(海老澤③、山口③)
前回4位入賞の海老澤、6位入賞の山口が順当にエントリーされています。ただ、今年度の走りはともに奮わず…前回は前哨戦からともに好調でしたからね。しっかりと関東インカレに合わせてこれていれば、2年連続のダブル入賞も期待されますが果たして・・・?
拓殖大学
1500m(石川①、野口④、坂本③)
資格タイムが3分51秒の坂本、3分52秒の石川、3分55秒の野口という3人がエントリー。前回は誰もエントリーしていなかったのですね…それが今回はフルエントリーとは。拓殖というと長い距離に強い選手が多いという印象ですが、資格タイムは決して悪くないですし、トラックでも結果を残して欲しいですね―。
5000m(西④、土師④、デレセ③)
エースのデレセに今年度ベスト連発の西がエントリー、デレセは2年連続でダブル入賞を果たしていますが、いまでに4位以内に入ったことも無いだけに、そろそろ表彰台に上がる姿も見たいところ。西はあっという間に日本人エースにまで上り詰め、1万mも28分47秒まで縮めてきました。どちらかと言えば長い距離に強いだけに5千はまだ厳しそうかな?土師も3大駅伝・予選会の経験は豊富ですが、ベストは14分24秒に留まり、苦戦するかなあ。。。
1万m(西④、デレセ③、馬場③)
西、デレセの二人がダブルエントリー、まさにチームの中心選手ですね。西も今年度の走りだと勝負レースでの強さを見ると、入賞争いに絡んできそうかなあ?デレセは3年連続のダブル入賞&さらなる上位での入賞に期待。馬場も29分6秒のベストを誇るエースの1人。1万mの持ちタイムトップ3がそのままエントリー、これは期待が高まりますね。
ハーフ(戸部③、赤﨑②、中井②)
箱根5区を11位で走った戸部、10区を12位で走りハーフも63分41秒まで伸ばしてきた赤﨑が力がありますね。ハイレベルな2部ハーフとなるとさすがに入賞は厳しいかもしれませんが、なるべく上位陣に食らいついていきたいところ。中井はハーフ64分37秒を持ち、箱根予選も走っている選手ですが、苦しい戦いになりそうかなあ。。。
3000m障害(飯塚④)
飯塚が唯一エントリーされていますね。資格タイムは9分23秒で1組でも最下位という状況…厳しい戦いになるでしょうが、1つでも上の順位を目指して欲しいところです。