セイコーGGP(2017/5/21) 結果振り返り~
昨日、セイコーゴールデングランプリ陸上が行われました。長距離種目は少ないですが、800m,3000m、3000m障害を中心に振り返ります。公式結果が載っています。
~800m~
日本記録保持者である川元が1分47秒28で2位、日本人トップとさすがの走りを見せました。ロンドン世陸の参加標準記録は1分45秒90ということで、日本記録に近いタイムが必要ですもんね。。。。世界のレベルは高いです。日本人2位日本人に入ったのが順大の村島、中距離専門となり、特に800mでの走りは驚異的ですね。まずは最後の関東インカレで活躍して欲しいですし、ゆくゆくは世界で戦える選手になってくれれば。
~3000m~
日本選手権5000mへの参加標準に5000mの13分41秒だけではなく、3000mの7分55秒というタイムも設定されました。そのタイムが一つの目標となった今大会、日本人トップは7分54秒をマークした富士通の松枝、今年度の活躍ぶりは素晴らしいともう何度書いたことか…1500mでも3000mでも5000mでも結果を残し続けています。
松枝のこれまでの自己ベストは中学時代にマークした9分台だったようで…3000mで1分以上ベストを縮めるのもなかなかないですし、7分台と9分台以降しか出したことが無いというのはもっと珍しいですね(笑)既に日本選手権5000mの標準は突破していますが、優勝候補の一角に名を連ねてきそうです。
非常に惜しかったのが東海の關、7分55秒44ということで後、0.44秒標準に届きませんでした。しかし、その走力の高さを改めて見せつけることに…5千の参加標準は13分41秒ですが、關のタイムは13分41秒28ということで、どちらも1秒未満届かないという非常に悔しい状況となっています。関東インカレでも日本人トップの期待が高まりますし、13分41秒切りを狙うという話ですので、順位もタイムも楽しみです。
旭化成の鎧坂も7分58秒とまずまずの走りで8分切り、トラックでは高いレベルで安定した走りを見せていますね。鎧坂は日本選手権の優勝も経験していますし、国内での大舞台でも活躍が楽しみ。東海の鬼塚は8分8秒ということで今回は關にだいぶ置いていかれてしまうことに…鬼塚と關は良いライバル関係のようですね~ともに切磋琢磨して、東海の黄金時代を築いてほしいものです。
~3000m障害~
大塚製薬の松本葵が8分36秒の4位、日本人トップとなる走りを見せました。もう長らく第一線で活躍していますが、その走力はまだまだ健在ですね。愛三工業の山口も8分43秒とまずまずのタイムをマーク、ともに日本選手権での活躍が楽しみです。大学生で唯一の出場となった神奈川の荻野は8分55秒で最下位とちょっと満足のいかない走りだったかなあ。それでも、やはり2部の中では別格ですし、まずは関東インカレで連覇を果たして欲しいところです。