帝京大学 【2017年度 戦力分析】 後一歩届かなかったシード権に再挑戦…

続いては、帝京大学について、新年度の戦力を見ていきます。前年度は出雲・全日本では見せ場を作っての10位、箱根では1~4区を全て一桁順位、総合でも4位と最高のスタートを切りましたが、5区で苦戦して往路11位、復路もシード争いに破られてしまい、総合11位とあと一歩届きませんでした。登録している選手一覧はこのようになっております。

 

 

4年生・・・3大駅伝・予選会の経験者はわずかに1人だけ…佐藤は3年時に3大駅伝フル出場、全日本こそ7区2位と好走を見せましたが、出雲6区12位、箱根5区18位と主要区間では苦しい走りとなってしまいました。最終学年、まずは佐藤が走りで学年を引っ張っていきたいところ。

 

続く選手となると、ちょっと悩ましく・・・・ハーフ65分台で渡辺、小手川、井田、田中らがいますが、前回の箱根16人に選ばれたのも佐藤だけですからね。3年の出雲、全日本にエントリーされた田中が最も出場に近いのかなあ…?正直4学年の中で最も戦力的に苦しそうではありますが、最上級生の強さが帝京を支えてきましたし、その意地に期待したいところ。

 

3年生・・・チームの中心として期待されるのは3年生でしょう。エースとして期待される竹下が箱根で1区7位と絶好のスタートを切ると、3区濱川が区間5位、4区畔上が4区7位と揃って7位以内の好走を見せています。往路で結果を残しているのが心強いですね。竹下は全日本予選でも4組5位で走っており、トラックでの実績も豊富です。

 

畔上は3大駅伝全てで主要区間を任される信頼感、そしてそれに応えてきました。濱川は1万mのベストは30分24秒なのですが、箱根で好走、さらにハーフベストも63分台に伸ばしてきて一気に力をつけてきた印象です。さらに、箱根で6区9位で走った横井もおり、このハーフ63分台&箱根1桁で走っている4人が帝京の中心となっていくことでしょう。他にも出雲経験者の新関、全日本経験者の大塚がおり、選手が揃っています。

 

2年生・・・3大駅伝経験者は2人、岩佐は3大駅伝・予選会全てにフル出場、特に箱根7区8位の走りが光ります。ハーフベストも63分19秒まで伸ばし、チームトップタイムを誇ります。平田は全日本では8区、箱根では9区といずれも重要区間に抜擢され、箱根では9区8位の好走でシード争いに喰らいつきました。

 

1年にして箱根をともに区間1桁で走っているのは心強く、来年度は中心選手として活躍してくれそうですね。他には全日本、箱根にエントリーされた田村岳に同じく箱根にエントリー、全日本予選で2組を走っている島貫らが続く選手として挙がってきますね。3年生中心のチームではありますが、2年生も引き続き存在感を高めていきたいところ。

 

1年生・・・近年でもまれに見る好スカウトとなった帝京、まずは都道府県対抗で5区5位と好走した小野寺に期待が集まります。デビュー戦となった世田谷記録会も14分20秒と無難にこなしていましたしね。他にも同じく14分20秒といきなり3秒自己ベストを更新した星、ロードでの実績が豊富な鳥飼らが揃います。

 

帝京が高校ベストで14分20秒切りが1人、14分30秒切りが合計5人というのはここ最近では記憶にないくらい持ちタイムの良い選手が加わります。ここに、中野監督の育成力が加わってどれだけタイムを伸ばす選手が出てくるのか楽しみですよね。勝負レースでも結果を残す選手が多い、チームの中心とゆくゆくはなっていって欲しいです。

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