世田谷記録会(2017/04/08)観戦記 ~物江、山藤が13分台を記録~
昨日、世田谷記録会が行われ、私も観戦に行ってきました。東京六大学対抗との掛け持ちだったので、朝の10時前に家を出て、帰宅は22時を過ぎるというなかなかにハードな一日でした(汗)既にレース結果は世田谷記録会結果(PDF)に載っています。
当日に結果が載るようになってきて、データベース化している私にとってはありがたい限りです。自己ベストはデータベースに反映しております。それでは、組ごとに簡単にレースを振り返ります。駒澤の選手の写真を撮りながらの観戦だったので、自己ベストを出した選手&駒澤中心の振り返りとなるかも。。。
~3000m6組~
3000mの最終組となった6組、コニカミノルタの蜂須賀が2200mまでずっと先頭を引っ張る展開…PMだったのかなあ?他の選手は全て大学生、そんな中で國學院の浦野が8分14秒、帝京の齋藤、国士舘の多喜端、駒澤の小原、國學院の河野までが8分10秒台で続きました。タイムとしてはまずまずというところですかね。駒澤の市澤も8分20秒で走っていて、短い距離となると上々ですね。
~5000m8組~
ここもペースメーカーが3000mまでいたようです…確かに、ずっとカネボウの棟方が引っ張っているなあと思っていたのですが(汗)そのペースメーカーのすぐ後ろについていた國學院の向と駒澤の高本のトップ争いに。先に高本が抜け出したのですが、最後が伸びずに向が14分4秒の自己ベスト&持ちタイムトップとなるタイムをマーク、高本も14分4秒ですし、久しぶりのレースとしては上出来では?
3位に入った國學院の江島も14分12秒、6位の戸澤も14分17秒で自己ベストと16組中8組とは思えないハイレベルなタイムで何人も自己ベストを更新していました。駒澤の大坪も3000mまでは良い位置にいて自己ベスト出るかと思ったのですが、終盤失速して14分19秒と一歩届かなかったのは残念。。。
~5000m9組~
ここからはある意味組どおりというスピードに戻って、トップも14分33秒を出したプレス工業の稲毛という結果でした。大学生も14分30秒台を出したのが国士舘の大野だけでしたからねえ。タイムとしてはもう一歩でしたかねえ。
~5000m10組~
14分30秒を切るくらいのペースで推移していた10組、トップは14分25秒でプレス工業の川村と2組続けてプレス工業勢がトップに。そんな中、駒澤のルーキー神戸が14分27秒と組2位の好走、自己ベストを17秒も縮めてきました。元々高1のベストでしたからね。いきなりの大幅ベスト更新は今後がますます楽しみに。
~5000m11組~
トップが14分37秒と私が観戦した中では最も遅くなってしまいましたが、拓殖の鈴見が14分45秒の5位、ベストを9秒縮めてきました。大学生では中央学院の中川が14分39秒で2位に入ってきています。
~5000m12組~
14分30秒くらいのペースで推移する中、組トップとなったのは先週の風岡、14分28秒でした。丸山世代が卒業しその穴が全大学トップクラスの中、新4年生の走りが大事になってきますから、まずは良かったのでは。拓殖の苅田が14分30秒で続き、セカンドベストとまずまずの走り。
駒澤の小林はラスト抜け出したと思ったのですが、ラストが上がらずに14分32秒で3位、ベストにも0.6秒届きませんでした。中盤先頭に立つなどした帝京の鳥飼は14分42秒ともう一歩という走りでした。
~5000m13組~
帝京の島貫が組トップとなる14分22秒でベストを3秒更新してきました。既に全日本予選にも出場しており、3大駅伝デビューも近いかも。この組と最終組の2度走ることとなった富士通の中村と駒澤の下、中村は14分30秒、下は14分40秒ということで1本目としては予定通りだったのかなあ?他には拓殖の赤﨑、中央学院の有馬が14分31秒とまずまずのタイムで走っています。
~5000m14組~
筑波大学の小林が14分11秒と好タイムをマークして組トップに!筑波も最近長距離で結果を残す選手が増えてきていますね。14分10秒台の自己ベストをさらに縮めてきました。大学生では、拓殖の西が14分12秒のベスト、長い距離での好走に続いて短い距離でも結果を残してきました。
さらに14分16秒を出した神奈川の枝村がベストを7秒、14分17秒の若林(駒澤)は4秒、同じく14分17秒の光武(中央学院)は3秒更新と大学生のベスト更新が目立つ組でした。西は既に主力ですが、枝村、光武は3大駅伝未経験、若林はまだルーキーですからね。ここまら戦力となっていってくれれば。
~5000m15組~
最終組の1つ前ということでタイムも期待されたのですが、思ったよりも集団のペースは上がらなかったですね。。。一人集団から抜け出した上野(HONDA)が14分10秒で組トップというのが最高でした。そんな中で組2位に入った駒澤のルーキー加藤は14分15秒と13分台のベストからするとタイムは物足りないものの、まずまずだったのでは?
同じく駒澤の大聖はずっと真ん中から後方にいて終盤上がってきたのですが、こちらも14分17秒、崩れることは少ないですが、いつも14分10秒台で走っている印象が…中央学院の細谷が14分19秒、廣が14分22秒でともにセカンドベストと上々の走り、帝京のルーキーでは星が14分20秒で早速ベストを更新、小野寺も同タイムですからまずまずですかね。
~5000m16組~
外国人選手が何人も出場した最終組、自ずとペースは早くなってトップが13分35秒で走る中、日清の悠基が13分43秒と上々の走り、故障などで苦しむことも多い近年ですが、まだまだ日本トップクラスで戦えるところを見せて欲しいです。続いたのが駒澤の物江、先頭から遅れてもずるずる下がらずに外国人選手に上手くついてペースを組み立て、13分54秒とベストを9秒縮めてついに13分台ランナーに。
高校ベストは14分58秒ですから、2年で1分以上もベストを縮めてきました。神奈川の山藤も13分59秒と3度目の13分台かなあ。ただ、これがサードベストの一方でベストも13分58秒…1万m同様、5000mもそろそろ突き抜けて欲しい。駒澤の片西は14分00秒07ということでベストを6秒更新するも13分台には後一歩届かず…
ロードや長い距離で強さを見せていますが、5000mのスピードも身につけてきて、エース格の1人として期待されます。大学生では他に中央学院の新井、高砂がともに14分7秒でともにセカンドベストという結果に。中央学院はベストを出した選手は少ないですが、セカンドベストの選手は多く順調そうですね。
2本走った中村、下はそれぞれ14分16秒、20秒と隣同士の順位に…中村は織田記念、下は兵庫リレカでそれぞれ記録を狙うようです。駒澤の伊勢はトヨタ紡織の西山とともに転倒してしまい、その後ペースが上がらずに14分50秒と最下位に沈んでしまいました。肩と膝から血を流していましたし、今回はしょうがなかったかなあ。