2016年度 自己ベスト更新順位 ~その4~
続いては、自己ベスト更新順位が16~20位について見ていきます。順位は低めですが、3大駅伝では結果を出している大学が多いですかね。
※更新した順位と人数(1,2位・・・5pt、3,4位・・・4pt、、、9,10位・・・1pt)から算出され、各部門ごとに30点満点、最大90点になります。合計が同点の場合、1万→ハーフ→5千の順に上の大学を上位とします。
順位 | 大学名 | 5千 | 1万 | ハーフ | 合計 |
16位 | 早稲田大学 | 18 | 14 | 18 | 50 |
17位 | 山梨学院大学 | 13 | 17 | 19 | 49 |
18位 | 順天堂大学 | 13 | 18 | 17 | 48 |
19位 | 中央学院大学 | 22 | 10 | 16 | 48 |
20位 | 専修大学 | 28 | 12 | 6 | 46 |
16位:早稲田大学(50点)
5千とハーフが18pt,1万mは14ptということで、全日本や箱根で好走したチームからすれば、ベスト更新は物足りないことに…ただ、5千は13分38秒の平を筆頭に、光延、新迫、鈴木と上位4人が揃ってベスト更新している一方、5位以下は誰も更新しないという珍しい更新の仕方に…
1万mも28分25秒を叩き出した永山に平とトップ2がベストを更新していますし、ハーフも61分59秒を出した武田を筆頭に平、鈴木が62分10秒台とトップ3が揃ってベスト更新となっています。主力がしっかりとベストを叩き出していることが、チームを引き上げていったのかも…中心だった4年生が卒業する来年度は中堅どころもベスト連発といきたいところ。
17位:山梨学院大学(49点)
5千が13pt,1万mで17pt、ハーフで19ptと距離が長くになるに連れてポイントは高くなっていますが、3大駅伝の成績は長くなるほど下がることに…ただ箱根の場合、佐藤、市谷ら主力を複数欠いたギリギリの布陣でしたから、ベスト更新は参考にならないですよね…5千は元々13分台がズラッと揃っていたことも大きいかなあ。そんな中、13分40秒を叩き出した秦の走りがやはり際立ちますね。
1万mは27分56秒のニャイロ、28分26秒の佐藤とトップ2がベストを更新しているのが大きいですね。さらに市谷の28分55秒、29分6秒の永戸らもハイレベルでのベストと主力の好走が目立ちます。ハーフは62分台で上田、佐藤、永戸と各学年の主力が揃って自己ベスト、古賀も63分2秒ですし、10位でも63分台までベストを縮めてきました。選手層が薄くなる来年度は、しっかりとベストメンバーで3大駅伝に臨まないと。。。
18位:順天堂大学(48点)
5千が13pt,1万mが18pt,ハーフが17ptで山梨学院と似たようなポイント状況ですね。5千はエースの塩尻に箱根4区区間賞の栃木、10区区間賞の作田と主力が揃ってベストを叩き出しているのが分かります。栃木、作田は1万mもハーフもベスト更新と記録会で結果を残しつつ、箱根でも結果を残していますね。
1万mは故障からの復活を遂げた聞谷も28分51秒をマーク、西澤も29分8秒で4年生が結果を残す一方、29分ジャストの野田や29分22秒の難波ら1年生も1万mではベストを更新していますね。ハーフは箱根予選でのベストが西澤、作田、花澤と3人、さらにハーフで塩尻、橋本、金原がベストということに。ただ、3部門全てで4年生が4人以上おり、勝負レースの実績も豊富なだけに、来年度の底上げは必須ですね。
19位:中央学院大学(48点)
5千は22pt獲得している一方で1万mはわずか10ptに留まることに。5千はトラックシーズンに横川の13分52秒を筆頭に14分1桁で樋口、高砂、新井とトップ4が揃ってベスト更新しているのが大きいですね。一方で1万mは28分54秒の高砂に29分6秒の大森とトップ2がベスト更新していますが、主力があまり1万mを走っていないこともあり、ベスト更新は2人だけに…
ハーフはトップの大森こそベスト更新していませんが、横川、市山、新井、福岡と2~5番手が揃ってベストで走っています。早稲田、順天、山梨学院、そして中央学院とトップ10ではそれほどでなくとも、持ちタイムでトップ争いする中心選手がベストをマークしているところは3大駅伝でも結果を残している傾向があるのかなあ?
20位:専修大学(46点)
5千は28ptと高得点にも関わらず、1万mは12pt,そしてハーフは6ptと見事なほど距離が伸びるとベスト更新が出来ていないことに…5千は13分58秒を出したエース丸山を筆頭に14分1桁で長谷川、小澤、柗山と上位8人が14分15秒切りでのベストとスピードが磨かれているのが分かります。
1万mは既に好タイムを持つ選手が多かったのもポイントが伸びない要因だったかなあ。そんな中でも専大記録となる28分32秒を叩き出した丸山に10番手の宮下でも29分40秒とベストは5人更新していますね。ただ、5人とも箱根予選後のベスト更新なのは気になりますが…
ハーフも4人ベストを更新しているのですが、7~10位といずれも下位の更新に留まることに。箱根予選がベストとなっている選手が一人もいないのもちょっと寂しいですよね。ハーフが6ptというのは、25大学中最下位です。勝負レースで力を発揮出来ていないというのもありますが、それ以外でも長い距離でベストを更新していきたいところですね。