2016年 全日本予選観戦記 ~大波乱の最終組~
お久しぶりです~もうブログは辞めようと思っていたのですが、楽しみにしているというプレッシャーもあり…全日本予選を見に行って衝撃的な結果だったため、実際に見た感想を伝えたいなあと思って、書いてみました~
1組
17時時点では多少涼しくなってきたとはいえ、まだまだ蒸し暑い状況でした。私は日陰で観戦していましたが、トラックはまだまだ日向でしたしね・・・こんな中で走る選手、尊敬です。。。展開は1km3分を少しオーバーする状況、こんなコンディションでは誰も引っ張りたくないですよね。。。印象的には大東大の選手が前にいた気が・・・徐々に集団のペースも遅くなり、中盤でも誰も遅れる人はいなかったですねー。そんな状況から、最初に国士舘、そして日体大、中央が遅れだしてしまいました。実際にこの3人が38~40位で通過は早くも厳しくなったのでは?と思いましたが、日体大と国士舘は見事に通過してましたね~
集団が絞られたきた終盤、抜けだしたのが中央学院の村上、一気のスパートで集団を抜けだすと、そのまま後続に追いつかれることもなくトップでゴール、見事なラストスパートでしたねー。太も9位で走った中央学院が好スタート、他にも城西大、大東大あたりが揃って上位にきていましたねー。一方で宮崎が2位に入った日体大、3位に中神が入った神奈川はもう一方の選手がともに35位以下と大きく遅れてしまうことに・・・
そういえば、遅れてしまった神奈川の佐久間が申し訳なさそうにしていて、後ろ姿ですが肩を震わせているようにも見えましたが・・・そんな佐久間に中神が声をかけながら、ゼッケンを外してあげていましたね~元々好きな大学の一つですが、また好きになりました~
2組
超スローペースになった2組、前半は1km3分15秒、単純計算で1万mを32分30秒というスローペースです。そんなペースにただ一人合わせなかったのが日体大の室伏、実際に抜けだしたタイミングは見逃したのですが、、、もう2周目には抜け出していましたね。室伏は1km3分ペースでスタートしましたが、2km時点でもう30秒差が集団と付いていたことになります。1組で遅れた影響があったのかわかりませんが、誰一人失敗出来ない中、一人で飛び出すのは勇気のいることですよね。結果として大成功、2位に30秒差をつけてのトップという最高の走りを見せました。それでも、タイムは30分30秒ですから、いかに後続の集団がゆっくりだったかが分かります。
当然、終盤は集団が大きくペースアップして崩れてきただけに、この集団で早めに遅れてしまった大学は苦しかったですね。。。実際、1組がまずまずだった城西大や専修はここで一気に苦しくなり、1組でトップだった中央学院も期待のルーキー横川が31位と苦しい走りでした。。。2組では2位、5位に上村、伊藤が入った山梨学院大が順当にトップに躍り出て、もうこの時点でトップ通過は問題無いかな?と思わせるほどでした。他の大学はいかに2組までに山梨学院大に差をつけられるかがポイントでしたから。他にはともに1桁順位で走った国士舘に神奈川、創価、国学院あたりも上々の走りでしたね~
3組
日陰になって涼しくなってきたとはいえ、まだ蒸し暑かった3組、結果としてここでも30分きりを果たす選手はいませんでした。例年、3組はもっとハイレベルな争いになるのですが、それだけコンディションが厳しかったということでしょう。実際、私が20時に歩いて帰る時でさえ、汗が出てくるほどでしたから・・・最初こそ1km3分を切るペースでしたが、その後は徐々に3分オーバーとなることに・・・さらに、山梨学院の市谷が中盤までずっと最後尾だったのも気になりましたね―。11位という結果は市谷にしては物足りず、万全では無かったのか・・・その一方で上田はラスト勝負こそ敗れましたが、2位に入り、順当な走りを見せました。
そんな中、びっくりしたのが創価の大山、ラスト1周となってからの切れ味は他の選手を遥かに上回り、どよめきが起きるほどのスパートで一気に抜け出し、そのままトップでゴールでした。作田も終盤まで先頭集団について粘り、最終組にムイル、セルナルドを残していることを考えると通過はほぼ確実かと・・・中央学院はここでともに組1桁と再び巻き返し、国士舘の住吉がここで3位と好走、日大はここで川口が8位で走ったのが大きかったですね。正直、3組はもっと苦戦すると思ったのですが・・・前回、木津が好走した再現のようでした。拓殖も馬場、戸部の2年生コンビがそれぞれ10位、20位で走り、久しぶりの予選通過が見えてきました。
一方、順天の森が38位、難波も28位に沈み、ここで一気に通過は厳しくなることに・・・ベストメンバーが組めなかったこともありますが、ここ最近安定した結果を残していた順天にしては意外な結果でした。。。
4組
大波乱の展開となったのが4組、序盤は亜細亜の関口が引っ張るというちょっと意外な展開、ペースも3組までとはガラッと違いましたが、例年ほどのハイペースではなかったですね。。。それでも、徐々に先頭集団は留学生5人(ニャイロ、ワンブィ、デレセ、ムイル、スタンレイ)に順天の塩尻、神奈川の鈴木健、山藤、帝京の竹下、城西の菊地といった実力者の揃う集団に絞られました。この中では、帝京の竹下がちょっと意外だったのですが、同学年の畔上に負けじと力をつけていますねー。この条件で自己ベストはお見事です。
そんな中、アクシデントがあったのは6000m?前後、ちょっとお腹を痛そうにしていた創価のムイルが気になっていましたが、バックストレートの真ん中あたりで倒れてしまい、担架が向かうことに・・・正確な要項はわかりませんが、3大駅伝同様に他の人が触ったら失格ということになるでしょう。それまで通過圏内につけており、最終的には仮にムイルが30分で走っても通過していただけに残念過ぎる結果となりました。。。特に2,3組は粘っていましたからね・・・
先頭集団からは東国大のスタンレイが遅れ、最後までついていった日本人選手は鈴木健でした。もう完全にエースの風格ですね。関東インカレ2部1万mでも表彰台に上がるほどですし・・・日本人トップの4位はお見事でした。トップ争いはワンブィがニャイロを抑えましたが、実はゴールシーンは全く見れておらず。。。ちょうどラスト一周となるところで、神奈川の山藤の走りが明らかにおかしく、足が上がらない状況でした。そのまま、20mほど進んだところで倒れてしまうことに・・・それでも、必死に立ち上がり、前に進もうとしていましたが、立ち上がっても前に足が出ないほどでした。。。
結局、担架に運ばれてそのまま棄権となってしまうことに・・・過呼吸ということでしたが、本当にまさかまさかの展開でした。。。終盤まで先頭集団に喰らいつき、通過確実どころか2位通過をするだろうと思っていたのが、、、高3の都道府県対抗でもタスキを後一歩渡せなかったことが思い出されました。。。その後、大1の前半は結果を残せない状況から、いまや鈴木健につぐ柱にまで成長を遂げてきていただけに、その精神的ダメージが心配です。ゴールした鈴木健がホームストレートを見つめていて、山藤がゴールに入ってくるのを待っていたのですが、、、ちょうどその時には反対側でもう担架で運ばれようとしているところだったかなあ…悲しかったです。
それにしても、9600m走ってきてまさかの棄権・・・後たった400m・・・1周過呼吸になるのが遅ければ何も問題なかったのに。。。勝負の世界は非情ですね。そして、最後まで何があるかわかりませんね。それを改めて感じました。前評判通りの強さを見せた山梨学院がトップ通過を果たし、日大、日体大が続き、4位拓殖は意外でしたねー。1万mの記録会にどんどん出場して何とか上位20校に入って出場権を得ましたが、スローペースになったのも幸いしたかなあ。スタミナ型の選手が多いですしね。それは創価にも言えたかもしれません。創価が箱根初出場を果たした時もコンディションはそれほどよくなかったはずですし・・・それだけに最終組の棄権は残念でした。
5位帝京はいつの間にか~という感じでした。組で下位の選手もいましたが要所を締めた感じ・・・6位の國學院はずっと安定した走りでしたね~10位以内もいないけれど、30位以下もいないという・・・7位中央学院は最終組が苦しかったですね。海老澤剛、大森のダブルエースが揃って苦戦とは…かなりギリギリでした。8位の大東大は序盤の組で稼ぎ、後半の組で粘った感じかなあ。前回に続いてしぶとく出場を果たしました。9位の国士舘は10位の順天堂と8秒差、1人1秒です。1人1秒といえば、箱根予選で11位、10位まで後1人1秒でしたね。。。その悔しさを糧に見事に出場を果たしました。1組で40位となった時は絶望かと思いましたが、2組以降はそつなく繫ぎ、4組石井の10位の走りが素晴らしかったです。順天堂は3組が悪すぎましたよね―。塩尻がやや物足りなかったとはいえ、もっと他の組で勝負出来たはずなのですが・・・日本選手権に向けても塩尻の状態が気になります。
全日本予選の走りだけを見ると、シード校とまともに戦えるのは現時点では山梨学院だけかなあという気がしてしまいます。全日本では1,2,4,8区で勝負できる4本柱が必要です。となると、3,4組が揃って好走しているチームがまず候補になりますが、それが山梨学院かなあと。他には日大や拓殖がまずまずの結果を残しましたが、1,2組はそもそも苦しい走りでしたし、3,4組も主要区間でシード校と渡り合えるかと言われると厳しそうで・・・総合力では中央学院が面白いと思うんですけどねー。剛や大森が箱根のような走りを見せてくれることは必須ですねー。
うーん、久しぶりにブログを書いて思うのですが、、、元々は箱根駅伝 フリーダムに語ろうのブログに影響を受けて、私も情報を発信したいなあと思って始めたのですが・・・そして丁寧かつ客観的な記事が魅力的で参考にしていたのですが。。。何か疲れてしまったんですよね―。仕事が忙しかったことももちろんありますが・・・ 結局自分が書きたい時に書きたいように書くべきなのかなあと。そもそも、私の記事は1つ1つが長いですし、記事を1つ書くのも結構たいへんなので、、何度も思ってますが、ちょっと記事の書き方をガラッと変えようかなあと~次回以降、同じ人とは思えないブログになっているかもしれません(笑)
一人称を「私」にしたり、断定的な表現は好まれないから、「思います」を連発したり・・・言葉遣いも丁寧にして、顔文字も使わないようにしているのですが・・・ そういったのは全部終わりにして、もちっとゆるーい感じがいいかなあ。ただ、特定の大学だけというのは嫌なので~やっぱり今データベースで管理している25大学は全て取り上げたいんですよね~何かまとまっていないですが、ちょうど仕事も落ち着きだしたので、再開するにはいいタイミングかなあと~