中央学院大学 ~2016年度戦力分析~ ルーキーの勢いが止まらない!!
関東インカレ、盛り上がっていますね~そんな中、未だに新年度の戦力分析が終わらなくて恐縮ですが・・・今日は中央学院大学について、新年度の戦力分析を行います。昨年度は全日本予選を貫禄のトップ通過し3大駅伝にフル出場を果たし、出雲7位、全日本9位、箱根9位と安定した走りで箱根は2年連続のシードを獲得しました。そんな中央学院大学の選手一覧はこのようになっております。
名前 | 学年 | 読み仮名 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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海老澤 剛 | 4年 | エビサワ ツヨシ | 14:07.23 | 29:06.95 | 01:03:56* |
村上 優輝 | 4年 | ムラカミ ユウキ | 14:09.17 | 29:19.37 | 01:04:43 |
久保田 翼 | 4年 | クボタ ツバサ | 14:27.06 | 29:37.19 | 01:04:40 |
海老澤 太 | 4年 | エビサワ フトシ | 14:27.94 | 29:40.89 | 01:04:13 |
藤花 尚之 | 4年 | フジハナ ナオユキ | 14:39.54 | 29:43.77 | 01:04:26 |
清水 翔太 | 4年 | シミズ ショウタ | 14:33.07 | 29:46.65 | 01:04:44 |
伊藤 翼 | 4年 | イトウ ツバサ | 14:27.82 | 29:53.52 | 01:05:22 |
大森 澪 | 3年 | オオモリ レイ | 14:08.53 | 29:06.71 | 01:02:47 |
細谷 恭平 | 3年 | ホソヤ キョウヘイ | 14:29.40 | 29:25.49 | |
新井 翔理 | 3年 | アライ ショウリ | 14:05.40 | 29:28.84 | 01:03:36 |
佐藤 玲耶 | 3年 | サトウ レイヤ | 14:38.03 | 29:37.36 | 01:05:15 |
水野 優 | 3年 | ミズノ ユウ | 14:30.94 | 29:42.11 | 01:04:48 |
鎌田 祐生 | 3年 | カマタ ユウキ | 14:43.94 | 29:52.45 | 01:04:39 |
坂元 大介 | 3年 | サカモト ダイスケ | 14:22.96 | 29:57.32 | 01:04:41 |
森田 智哉 | 2年 | モリタ トモヤ | 14:08.10 | 29:22.43 | |
樋口 陸 | 2年 | ヒグチ リク | 14:03.77 | 29:33.75 | |
福岡 海統 | 2年 | フクオカ カイト | 14:25.03 | 29:35.88 | 01:06:41 |
市山 翼 | 2年 | イチヤマ ツバサ | 14:49.37 | 29:43.50 | 01:05:34 |
釜谷 直樹 | 2年 | カマタニ ナオキ | 14:25.26 | 30:06.67 | 01:06:01 |
光武 洋 | 2年 | ミツタケ ヒロシ | 14:26.11 | 30:10.80 | 01:04:06 |
高砂 大地 | 1年 | タカサゴ ダイチ | 14:03.83 | 29:31.02 | |
長山 瑞季 | 1年 | ナガヤマ ミズキ | 14:29.00 | 29:51.81 | |
横川 巧 | 1年 | ヨコカワ タクミ | 14:00.03 |
4年生・・・下級生の頃から選手が揃っていると言われていたこの世代、中でも海老澤剛の実績が抜けています。2年時に箱根2区を走って11位、3年時には9区6位と主要区間で安定した走りを披露、全日本予選でも最終組を任せられるなどチームのエースの1人です。持ちタイムは5000mで14分7秒、1万mで29分6秒とチームで抜けているわけではないですが、勝負レース、特に駅伝での強さに定評がありますね。スピードでは村上も5000mで14分9秒、1万mで29分19秒とチーム上位のタイムを持っています。ただ、まだ3大駅伝では区間一桁で走ったことが無く、ハーフベストも64分43秒に留まっています。今年度こそ駅伝でも結果を残していって欲しいところ。
海老澤太も箱根を2年連続走っており、7区11位→7区7位と安定しています。5000mは14分27秒、1万mも29分40秒と目立ちはしませんが、駅伝で結果を残しているのは心強いです。5000mで14分27秒と今年度ベストを出した久保田も箱根経験者、2年時に10区14位で走っていますが3年時は3大駅伝のいずれも出場出来ず…関東インカレでも3000m障害で一気にベストを更新しており、楽しみな選手です。箱根予選経験者では藤花、清水らもおり、ハーフで65分を切っている選手が多いのもさすがは最上級生というところか。勢いのある下級生にも負けていられないですね。
3年生・・・大森が一気にエース級へと成長を遂げてきました。1年時にハーフで62分台で注目をあつめると、2年時は3大駅伝全てでエース区間を任され、全日本8区5位、箱根2区10位とエースに相応しい結果を残しています。関東インカレ2部1万mでも29分6秒の自己ベストで入賞を果たすなどトラック・駅伝ともに強さを見せつけており、本当に頼もしい選手です。箱根経験者は他に新井、細谷の二人がおり、新井は5000mで14分5秒と今年度ベストをさらに伸ばし、好調ですね。出雲、全日本はいずれも区間一桁も箱根では4区13位ともう一歩だっただけに、今年度は3大駅伝全てでさらに上の順位を期待したい選手。
細谷は1年時ほぼ走れなかったところから、箱根では8区3位と素晴らしい走りを見せました。その後は姿を見ていない気もしますが…また3大駅伝では元気な姿を見せて欲しいところです。実績ではこの3人が抜けていますが、他にも1万mで30分きりの選手が佐藤、水野、鎌田、坂本と揃っており、佐藤以外はハーフでも65分を切っています。1年時は目立たなかったこの学年も4年生に負けず劣らず選手が揃ってきており楽しみです。
2年生・・・何といっても樋口の成長が凄まじいですね。今年度は5000mで14分3秒までタイムを縮めており、ベストが出ないレースでも積極的な走りが光ります。全日本では2区抜擢で9位、そして圧巻は箱根での6区3位、58分台の爆走でした。今後、間違いなくチームの中心となっていくことでしょう。1年のトラックシーズンに大活躍だったのが森田、5000mで14分8秒、1万mで29分22秒を誇ります。しかし、故障などもあって駅伝シーズン以降はちょっと目立たない状況・・・全日本でも7区10位に終わっています。今年度はまた元気な姿を見せて欲しいです。
持ちタイムでは二人が抜けていますが、ここ最近伸びてきている選手ももちろんいます。福岡は5000mで14分25秒とベストを更新、1万mも29分35秒でトップ10に入ってきました。市山も1万mで29分43秒を持っていますし、光武はハーフで64分6秒を持っています。各学年にエース格がおり、さらに脇を固める選手が複数人いるというバランスの良いチーム状況となっています。
1年生・・・トラックシーズンで最も目立っているのが1年生コンビ、高砂と横川です。ともに高校時代から実績のある二人ですが、横川は5000mで14分00秒03と13分台まで本当にあと一歩というタイムをマークし、持ちタイムはチームでもトップです。高砂は14分3秒のベストでチーム3番手、さらに1万mでも29分31秒をマークしており、チームの主力と変わらぬタイムを誇ります。この二人は当然即戦力として期待せずにはいられません。さらに1万mで29分51秒を高校時代にマークしている長山もおり、今年の1年も魅力的ですね~絶対的エース潰滝が卒業したものの、総合力では見劣りしないチームと言えそうです。