2015年度 1万m持ちタイム遷移 ~その1~
何とか今年度中に5000mと1万mの持ちタイム遷移をまとめておきたい・・・ハーフ同様に1万mも今年度のはじめ、現時点での平均タイム、そして来年度の平均持ちタイムを比較していきます。
大学名 | 15年04月01日 | 16年03月22日 | 16年04月01日 | |||
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青山学院大学 | 1位 | 28:53.37 | 1位 | 28:35.59 | 1位 | 28:50.69 |
山梨学院大学 | 2位 | 29:04.54 | 2位 | 28:48.98 | 2位 | 29:04.47 |
東海大学 | 4位 | 29:09.32 | 4位 | 28:56.03 | 3位 | 29:08.53 |
早稲田大学 | 3位 | 29:08.32 | 8位 | 29:02.73 | 4位 | 29:11.85 |
駒澤大学 | 8位 | 29:16.04 | 3位 | 28:52.41 | 5位 | 29:14.41 |
日本体育大学 | 7位 | 29:15.81 | 10位 | 29:12.29 | 6位 | 29:17.83 |
東洋大学 | 6位 | 29:14.06 | 7位 | 29:01.07 | 7位 | 29:19.19 |
専修大学 | 15位 | 29:37.77 | 12位 | 29:15.17 | 8位 | 29:20.60 |
日本大学 | 12位 | 29:32.48 | 5位 | 28:57.67 | 9位 | 29:23.52 |
順天堂大学 | 13位 | 29:35.62 | 9位 | 29:06.34 | 10位 | 29:23.90 |
國學院大學 | 9位 | 29:28.29 | 15位 | 29:21.68 | 11位 | 29:24.34 |
中央学院大学 | 11位 | 29:31.49 | 11位 | 29:14.44 | 12位 | 29:26.45 |
城西大学 | 21位 | 29:48.77 | 18位 | 29:27.08 | 13位 | 29:32.45 |
国士舘大学 | 23位 | 29:55.63 | 13位 | 29:18.11 | 14位 | 29:37.03 |
大東文化大学 | 20位 | 29:45.90 | 20位 | 29:29.59 | 15位 | 29:38.41 |
神奈川大学 | 16位 | 29:40.02 | 16位 | 29:23.35 | 16位 | 29:39.18 |
東京国際大学 | 位 | 21位 | 29:31.87 | 17位 | 29:41.36 | |
明治大学 | 5位 | 29:12.18 | 6位 | 29:00.17 | 18位 | 29:42.45 |
帝京大学 | 10位 | 29:29.69 | 14位 | 29:20.90 | 19位 | 29:43.68 |
法政大学 | 19位 | 29:43.11 | 22位 | 29:33.55 | 20位 | 29:45.05 |
東京農業大学 | 14位 | 29:36.99 | 17位 | 29:26.44 | 21位 | 29:46.91 |
中央大学 | 17位 | 29:40.42 | 19位 | 29:29.33 | 22位 | 29:47.76 |
創価大学 | 18位 | 29:41.95 | 23位 | 29:34.62 | 23位 | 29:52.04 |
拓殖大学 | 24位 | 30:06.80 | 24位 | 29:37.98 | 24位 | 30:04.85 |
上武大学 | 22位 | 29:54.69 | 25位 | 29:42.40 | 25位 | 30:05.17 |
ハーフ同様に来年度トップに立つのも青山学院ということになります。神野・久保田ら黄金世代が抜けるにも関わらず、わずかに15秒しかタイムが下がらないのも凄まじく、既に来年度も28分50秒という好タイムを誇ります。2位の山梨学院にも14秒差をつけていますし、やはり持ちタイムでは大きく抜けていますね。28分台が6人、10番手でも29分11秒ととても4月1日時点とは思えない好タイムを持つ選手がずらりと並びます。
2位に山梨学院、現時点でも2位で来年度も2位となります。ニャイロを筆頭に既に28分台を5人揃える布陣、1万mの平均も29分4秒となっています。その一方で10番手が29分45秒と上位校の中ではちょっと低めになっているのは気になるところです。3大駅伝で上位を狙うとなると、もう少し選手層を厚くしていきたいところですね。特に、トップ10のうちニャイロしか入っていない現1年生の躍進というのはチーム力アップの大きな鍵を握ることになりそうです。
3位に東海大学、今年度の4位から1つ順位を上げてきました。29分8秒と2位とも4秒差とあまり差はありません。主力である3年生がトップ10のうち6人を占め、2年生で力のある川端、春日、そして1年の湊谷、さらにルーキーでは郡司が29分22秒で既にトップ10に入っています。逆に言えば郡司しか入っていないとも言えるわけで・・・来年度の終わりには果たしてどれだけの新入生がトップ10に食い込んでくるのかが楽しみです。トップに立っていてもおかしくないだけのポテンシャルを秘めていますね。
4位に早稲田大学、29分11秒と東海とは3秒差です。タイム差が激しかったハーフとは違い、1万mの上位陣は青学を除いて数秒差で続いています。今年度は8位ですから一気に4つ順位を上げることとなります。現4年生も28分台トリオが抜ける影響は大きいのですが、28分台こそ井戸一人しかいませんが、29分1桁が5人いるのが大きいですね。新入生でトップタイムを持つ新迫が29分7秒、太田も29分30秒で10番手となっています。1万mで既にタイムを持っているルーキーが2人加わるのは今後に向けて頼もしいですね。
5位に駒沢大学、3位から2つ順位を下げることになります。29分14秒は早稲田と3秒差です。ここ最近は主力級か29分30秒切りを狙えるような選手しか1万mを走っていないこともありますが、28分台が4人いる一方で、29分台も同じ4人しかいません。9番手が30分17秒、10番手が30分20秒というのはやはり寂しいですね。1年生がトップ10に一人も入っておらず、ハーフで結果を残しつつある下、伊勢あたりは上位に入ってきて欲しいところ。伸びしろがあるとも言えますが、実績のある選手が年々少なくなってきているのは気になるところです。
6位に日本体育大学、10位から4つ順位を上げてきました。平均は29分17秒と駒澤と3秒差、何か3秒差が多いですね。28分台は小町、冨安の二人だけでいずれも28分40秒台ではありますが、その一方でチーム10番手が29分31秒と29分台前半のタイムを持っている選手が多いことが好順位につけている要因です。エースに頼るのではなく総合力で戦うチームになってきたということですかねえ。トップ10に入っている1年は室伏のみとなっており、楽しみな選手が揃う1年生の成長はさらに上を目指す上で欠かせない要素となりそうです。
7位に東洋大学、現時点でも7位ですから現状維持となります。タイムは29分19秒で日体大に2秒差をつけられています。ハーフと比べると1万mでタイムを持っている選手は多いですが、28分台は弾馬ただ一人、小笹、山本修という二人の1年生が2,3番手につけている現状はちょっと気になるところですが。29分10秒台が5人おり、10番手も29分38秒と上々のタイムを持っています。主力では堀がトップ1万mを大学に入ってから走っていなかったかなあ?新入生も有力選手が複数入りますし、行きにタイムを縮めてくることも十分にありそう。
8位に専修大学、現時点で12位ですから4つ順位を上げてくることとなります。タイムは29分20秒で東洋と1秒差ですね。上位7大学はいずれも箱根シード校ですが、8番手に箱根予選で15位だった専修大学が入ってくるのが1万mでの最大のサプライズでしょうか。チームのエースである丸山に小澤も28分台をマーク、渡辺、吉田も29分1桁で続き、10番手も29分42秒と箱根シード校に劣らない持ちタイムを誇ります。箱根予選突破はもちろん、全日本予選突破も期待される戦力となっているんですよねー。もう何度も言っていますが・・・後は勝負レースで持ちタイム通りの走りが出来るのか、そこに全てがかかっているといっても過言では無いかと・・・ここ最近で力を発揮出来たのは7位通過した2年半前の箱根予選くらいですからね。。。専修復活に向けて大事な1年となりそうです。
9位に日本大学、5位から4つ順位を下げることになります。キトニー、荻野、木津ら上位のタイムを持つ選手が抜ける穴はやはり大きいですね。平均は29分23秒で専修と3秒差となっています。、27分台のワンブィ、28分台の石川が大きく順位を押し上げている一方、10番手も29分56秒と30分きりを10人揃えてきています。ただ、6番手でも29分40秒台ということで、もっと29分30秒切りや28分台の選手を増やしていきたいところですね。ワンブィや石川に頼り過ぎないチームを作っていって欲しいです。6~10番手は全て2年生となっており、やはり3年生がもっと出てこないと厳しいのかなあ。。。
10番手に順天堂大学、日大と同じく29分23秒となっています。チームのエースとなった塩尻に故障から復活にかける花澤が28分台、29分前半も4人おり、主力達が並びます。トップのうち、3年生から4人、3人、3人と学年のバランスは良いですね。10番手が中村の30分14秒となり、まだ30分きりが10人揃わないのはちょっと苦しいかなあ。主力とそれ以外の力の差が大きいというのはここ最近ずっと言われている順天堂の課題となっています。主力級がさらにタイムを伸ばしていくのは簡単では無いでしょうから、30分を切ってメンバー争いにも加わってくるような選手がどれだけ出てくるかというのが、チーム力アップに直結しそうです。