2015年 箱根予選&全日本結果考察 ~神奈川大学~

続いては神奈川大学について、出雲、全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。全日本予選では3,4組を走った4人(山藤、我那覇、鈴木健、西山)がいずれも組5位以内に入る上位安定ぶりで3位通過を果たし、箱根予選では40位以内に6人を送り込むこれまたレベルの高い走りで5位通過と何なく予選を突破しました。

 

 

全日本は1区鈴木健が区間8位と結果を残したのが一番の収穫だったでしょうか?今年度の安定感はチームトップクラスですからね~箱根でも主要区間を安心して任せられそうです。ただ、他に区間1桁だったのは4区9位に西山だけ・・・全日本予選で好走したルーキーの山藤は2区14位、我那覇は8区14位とと苦しい走りになりました。繫ぎ区間で唯一の3大駅伝経験者である渡邊も6区13位、初出場組は永信が3区13位、多和田が5区18位、松浦が7区15位とほろ苦いデビュー戦となりました。

 

 

箱根予選を走った選手を多く欠く陣容で総合13位、過去に出場した5大会を見てもワーストの順位となってしまいました。ただ、これはあくまでも箱根本戦を見据えて主力を何人も起用しなかったからで、全日本は半分経験を積ませるレースとしたようです。箱根予選で20km走った後に2週間後の全日本に合わせるのは容易では無いですからねー。ここ最近、箱根本戦でベストメンバーが組めずにいる神奈川大の現状を考えれば、ありな気もしますね。。。

 

 

箱根予選では、3本柱が順当にトップ3を占めたものの、鈴木健が9位とチームトップの走りを見せました。西山、我那覇が先頭集団に付いていかなかったのはちょっとびっくりしましたねー。それでも、我那覇27位、西山30位でまとめてくるところはさすがですが・・・二人とも過去2回の箱根予選よりも順位を落としています。箱根にはきっちりと合わせてきてくれると思います。一方で4~7番手はいずれも好走と言っていいでしょう。35位の鈴木祐、38位の中平はいずれも3大駅伝・予選会は未経験でハーフの実績も無い or 乏しいのですが、頼もしい戦力となってきそうですね。

 

 

6番手は40位の大川、7番手に69位で渡邊が続きました。大川は箱根8区9位、渡邊は箱根5区18位で走っている選手、箱根経験者が順当に結果を残しました。二人とも次の箱根はさらなる順位アップが期待出来そうです。特に渡邊はチーム事情で5区を任されて力を発揮出来なかっただけに・・・きになるのは8番手以降、大川が108位と前回よりも順位を落としたのはちょっと残念だったかなあ。1万mでベストを出していますし、箱根では3区を任されるほどですからね~9番手の山藤が120位も全日本予選の走りからすると、苦しい結果となりました。全日本もいまいちでしたし、ちょっと長い距離に不安を抱いてしまいそうです。

 

 

10番手は枝村が156位、11番手の183位に石橋、12番手の234位に朝倉と奮わない結果となってしまいました。枝村は実績、持ちタイムを考えるとまだしょうがない気もしますが、石橋は箱根も経験者ですし、朝倉もハーフで64分16秒をマークしている選手ですからね。3年生が中平以外、元気が無いのが気になるところです。

 

 

箱根を見据えると、ベストメンバーさえ組めれば、十分にシード権を狙える戦力という印象ですかね。実際、ここ数年ずっと故障者や不調者が出て苦しい戦いを強いられています。毎年のようにシードを期待されながら、もう10年以上もシードに届いていないというのはやはり寂しいですよね。エース格が揃い、3大駅伝・予選会の経験者も増えてきました。そんな中で、新たに台頭してきた選手が何人もいるのは、選手層の薄さに苦しんできた神奈川からすると、心強い限りです。

 

 

往路は鈴木健、西山、我那覇に2年生(大野、大川、鈴木祐)あたりから選ぶ形でしょうか?復路も予選会で好走した選手はハーフ持ちタイム上位の選手がしっかりと走ってくれれば、シードを争う大学とも遜色ないと思うんですけどねー。予選会は安定して結果を残しながら、本戦ではなかなか結果を残せないという声を払拭するためにも、今度こそ箱根で結果を出して欲しいです!!

 

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