2015年 全日本予選戦力分析 早稲田大学 ~戦力充実、順当にトップ通過なるか?~
本日は早稲田大学の全日本予選における考察を行っていきます。選手一覧はリンク先ご覧ください。全日本予選の特集で早稲田大学を取り上げることになるとは思っていませんでしたし、何か違和感がありますね。。。全日本予選に出場するのは2007年以来ということになります。この時は竹澤が3年時であり、箱根では5区駒野の爆走で往路優勝を飾り、早稲田復活を印象付ける1年となりました。一方で今回は予選会校の中では戦力は抜けており、正直トップ通過以外は失敗と呼べる結果でしょう。そんな早稲田大の1万m上位10人は下記のようになっています。
大学名 | 順位 | 名前 | 学年 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
---|---|---|---|---|---|---|
早稲田大学 | 1位 | 柳 利幸 | 4年 | 13:52.43 | 28:48.50 | 01:03:04 |
早稲田大学 | 2位 | 高田 康暉 | 4年 | 13:50.32 | 28:49.59 | 01:02:02 |
早稲田大学 | 3位 | 中村 信一郎 | 4年 | 14:05.77 | 28:56.00 | 01:02:30 |
早稲田大学 | 4位 | 井戸 浩貴 | 3年 | 14:00.55 | 28:58.83 | 01:02:33 |
早稲田大学 | 5位 | 武田 凜太郎 | 3年 | 13:58.83 | 29:04.20 | 01:03:12 |
早稲田大学 | 6位 | 平 和真 | 3年 | 13:45.74 | 29:07.12 | 01:03:12 |
早稲田大学 | 7位 | 光延 誠 | 2年 | 13:54.46 | 29:14.20 | 01:03:57 |
早稲田大学 | 8位 | 佐藤 淳 | 3年 | 14:16.38 | 29:20.04 | 01:02:49 |
早稲田大学 | 9位 | 藤原 滋記 | 2年 | 14:08.36 | 29:24.07 | 01:05:04 |
早稲田大学 | 10位 | 安井 雄一 | 2年 | 14:09.39 | 29:26.50 | 01:02:55 |
1万mの上位8人の平均持ちタイムは私が把握している予選会出場校18校中トップタイムを誇ります。それも、2位の日体大に10秒近い大差をつけてのぶっちぎりの1位ですね。28分台を4人擁し、10番手でも29分30秒切り、3大駅伝での実績を見ても隙は見当たりません。強いて不安要素を挙げるのであれば、柳、武田ら状態が不明な主力がいること、そして久しぶりの予選会ということで経験不足は大丈夫か?の2点くらいかなと思います。予選会は独特な雰囲気がありますし、以前出場していた時期も決して得意とは言えませんでしたからね。。。
最終組、エースの髙田はまず確実でしょう。関東インカレでもしっかりとポイントを獲得していますし、安定感も抜群です。悪くとも組1桁では走ってくれるのではないでしょうか?もう一人が実はちょっと難しいところ・・・万全であれば柳を推したいところですが、故障で関東インカレを欠場しているのがやはり気になります。最もプレッシャーの大きい最終組よりは2組あたりで気楽に走ってもらった方が良いのかなあと。。。となると、関東インカレハーフで2位と好走した井戸が有力になってくるかな?28分台ランナーでもありますし、走力に不安はありません。
3組は、もう一人の28分台ランナーである中村信やハーフ62分台ランナーである安井あたりが候補になってくるかと思います。ただ、二人とも今シーズントラックでいまいちの走りを見せていることがちょっと気にはなりますが・・・前半戦の大事な勝負レースである全日本予選にはきっちりと合わせてきてくれるとは思いますが。。。他には光延も全日本予選の起用が濃厚ですね。関東インカレを回避してはいますが、故障などでは無いということですし、トラックでの勝負強さは去年立証済みです。調子次第では3組に起用されてきてもおかしくないですね。
13分台を出して復活してきた平も起用が濃厚です。コンディション次第では最終組を任されてもおかしくないスピードを持つ選手ですが、故障明けということを考えるともう少し前の組の可能性が高そうかな?ルーキーでは何といっても関東インカレで13分台を出した永山が抜けていますね。1万mの持ちタイムこそ高校時代にマークした30分6秒ではありますが、今の永山にとっては全く参考にならない持ちタイムです。全日本予選も1,2組あたりで起用されてくるのではないでしょうか?
もう8人名前が揃ってしまいました。さらに、状態は分かりませんが、3大駅伝での実績が豊富な武田も問題無ければ、起用されてくることでしょう。他にも持ちタイムで言えば1万mで29分20秒、ハーフ62分台の佐藤、3大駅伝での実績で言えば箱根6区区間賞の三浦、最近の勢いでいえば関東インカレハーフで入賞した三井らがいます。
わざわざ戦力分析をするまでもなく、通過は何も問題無いでしょう。先程も書いたとおり、焦点は前評判通りにトップ通過を果たすことが出来るか?というところになってきそうです。今シーズンに入ってまだ姿を見せていない選手もいますし、ちょっと足並みも揃ってい無さそうなところが気にはなりますが、今シーズンは戦力が充実する勝負の年でもありますし、まずは全日本予選で圧倒的な強さを見せて欲しいです!