2015年 全日本予選戦力分析 国士舘大学 ~苦戦が続く中、復活の兆しを見せることが出来るか?~

本日は国士舘大学の全日本予選における考察を行っていきます。選手一覧はリンク先ご覧ください。昨年度は組20位以内が1人しかいないという状況で15位と惨敗を喫してしまいました。増枠のあった箱根予選を何とかギリギリで突破して以降、目立った活躍を見せることは出来ておらず、このままでは本当に関東連合ででしかその勇姿を見ることは出来なくなってしまいそうで怖いです。。。続けて箱根に出場できなくなってしまうと、関東学院や亜細亜のように戻ってくるのがどんどん困難になってしまいますからね。そんな国士舘の1万m上位10人は下記のようになっています。

 

 

 

 

1万mの上位8人の平均持ちタイムは予選会出場校中15位となり、奇しくも前回の全日本予選の順位と同じということになります。9枠に増えたとはいえ、まだまだ全日本出場権獲得が国士舘にとって厳しい目標であることは間違いありません。最終組の1人は堀合でほぼ間違いないでしょう。チーム唯一の28分台ランナーであり、昨年度の箱根予選以降、グングン成長を遂げています。最終組でもある程度戦えるのでは無いでしょうか?もう一人はやはり武藤が有力ですかねー。1500mもこなす短い距離に強い選手ですが、5000mで14分3秒、1万mで29分ジャストのタイムを誇ります。前回は4組32位と苦戦しましたが、その経験を活かしてくれれば。。。

 

 

3組候補としては、餅崎がまず名前が挙がりますねー。持ちタイムが3番手ということ以上に、箱根でもチーム内では最高順位でしたし、前回の全日本予選で唯一20位以内で走ったのもこの餅崎です。大崩れしない強さがあるかなあ。ただ、もう一人選ぶのが難しく・・・3組といえども最近はかなり高速レースにもなってきますからね。そこに食らいついていけそうな選手となると、ちょっと厳しそうです。

 

 

ここ最近の勢いでは、いずれも1万mでベストを出した3選手、三田、中村克、本多あたりが候補になってくるでしょうか?三田は高校時代に29分台をマークしていながら、1年時は苦戦しましたが、ここにきてまたタイムを出してきました。ただ、勝負レースでの実績が乏しいのが気になるところ・・・中村克、本多はベストを出したといってもまだ30分1桁ですし、中村克は3大駅伝・予選会に未出場、本多は箱根予選こそ出場したものの250位と厳しい結果となっています。いずれも経験不足であり、ちょっと3組を任せるのは難しそうな気も・・・最も苦戦する組になるかもしれません。

 

 

他に全日本予選に出場してきそうな選手としては、ルーキーで好走している住吉が楽しみですね。1万mで30分16秒とまずまずのタイムを既にマークしており、1,2組での起用が有力視されます。即戦力となってほしいルーキーですね。その住吉と同じ記録会でほぼ同タイムとなる30分17秒で走った井筒も今季戦力となってきそうな選手かなあ。井筒と同じ3年生の石井は1万mこそ30分20秒ですが、5000mでは14分6秒とスピードのある選手です。箱根、全日本予選の出場経験もあり、今回も8人のメンバーに入ってくる可能性が高そうかな?ただ、箱根は6区最下位、全日本予選も1組33位とまだ結果を残せていないだけに、そのスピードを勝負レースでも発揮したいところですが。。。

 

 

うーん、申し訳ないですが現実的には予選通過は非常に厳しいと言わざるを得ません。前回順位であり、1万mの平均タイム順位でもある15位を基準とし、1つでも上を目指す戦いということになりそうかなあ。本番は箱根予選会ということになってくるかと思います。ただ、全日本予選は箱根予選前の数少ない真剣勝負の場であり、ここでの経験も大事になってきますからね。箱根予選突破へ向けて、少しでも希望が湧いてくるような走りを見せてくれればと思います!

 

 

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