関東インカレ2015 2部5000m 観戦記 ~潰滝が1万に続いての完勝で2冠~
本日、関東インカレの3000m障害決勝及び5000mが行われました。長距離ファンに取って魅力的なレース&土曜ということもあり、見に行ってきました!!ただ長距離だけを見るのもちょっと寂しいので、昼過ぎ(男子800mの予選)から観戦してきました。一緒に観戦してくださった方、ご挨拶させてもらった方、ありがとうございました~。1人で7時間も見続けるのはきっと辛かったと思うので、色々と会話出来て楽しかったです♪では、今日は2部5000mを振り返ってみたいと思います。スタンレイ、モタンヤという二人の留学生が残念ながら欠場してしまい、留学生はデレセ一人となりました。
順位 | 氏名 | 所属 | 記録 |
1位 | 潰滝 大記(4) | 中央学大 | 13:53.93 |
2位 | 戸田 雅稀(4) | 東農大 | 13:58.98 |
3位 | 一色 恭志(3) | 青学大 | 13:59.38 |
4位 | 金森 寛人(4) | 拓大 | 14:03.04 |
5位 | 小山 直城(1) | 東農大 | 14:03.65 |
6位 | 井上 弘也(2) | 上武大 | 14:03.99 |
7位 | Workneh Derese(1) | 拓大 | 14:06.94 |
8位 | 伊藤 弘毅(4) | 青学大 | 14:07.66 |
序盤は関東学院の古川が飛び出すというちょっとびっくりな展開でした。一人だけかなり突っ込んで入っていましたね。ただ、そんなハイペースで最後まで持たせるのはやはり難しく、中盤で第二集団に吸収されると、そのままズルズルと後退し、結局は15分オーバーとなってしまいました。第二集団を前半引っ張っていたのは青学の一色や中央学院の潰滝でしたね。湿度は高かったかもしれませんが暑くはなく、コンディション的には悪く無さそうだったのですが、それほどペースは上がりませんでした。2分50秒くらいのペースで進むこととなります。
中盤以降に集団を引っ張ったのは小椋、ここでかなり集団が絞られてきました。中盤から終盤にかけて集団の後ろの方にいた駒澤の中谷も遅れ始めました。そのまま、一気にペースダウンしてしまったのは残念でしたねー。一色や潰滝らとともに優勝争いを期待していただけに・・・集団が10人ほどとなり、ちょうど残り2周となったところで潰滝が一気にペースを上げます。
このペースアップに唯一対応したのが拓殖のデレセ、しかし潰滝との差はどんどん広がっていきました。その後も緩めること無くハイペースを維持した潰滝は、2位に5秒差をつける圧勝で1万mに続く2冠&2連覇を達成しました。2部と言っても青学や駒澤のエース格が出場したレースだったのですが、正直レベルが違うと感じさせるほどの強さでした。引き続き、今年度は学生に対して無敗を保っており、1部5000mの走りを見てもなお、今、日本人学生で最も強いのは潰滝では?と思ってしまいました。日本選手権、全日本予選とどんな走りを見せてくれるのか楽しみですね~。新井も10位、村上も13位に入ってきており、本当に中央学院がいい感じですねー。勝負レースで結果を残せる選手は強いです!全日本予選、通過有力ですねー。
デレセは急激なペースアップ対応に力を使ってしまったのか、その後はちょっと伸びずに、7位に留まっていますねー。2位に食い込んだのは東農大の戸田、潰滝にこそ離されましたが、1500mで磨いたスピードをこの5000mでも見せてくれました。3位には一色が入りました。やはり、どんな展開でも崩れない勝負強さはさすがです。ただ、伊藤が8位、小椋が9位ということで全体としては今ひとつだったかな?伊藤が入賞してきたのはさすが青学と思わせる層の厚さですが、小椋も優勝候補の1人だと思っていたので・・・
ただ、駒沢勢はさらに苦しかったですね。。。中谷は一気のペースダウンで19位、其田は中盤に位置してそのままペースが上がらず21位、下はずっと後方に位置してペースは上がらずに27位ですからね。。。ここまでの惨敗はちょっと記憶に無いような・・・今後に不安を感じさせる結果となりました。
ポジティブな驚きでは、1万mに続いて快走を見せた拓殖の金森、5位に入った東農大のルーキー小山ですね!潰滝の2冠ももちろんすごいですが、驚きではダブル上位入賞の金森の方が上でした。拓殖の日本人エースという位置付けかと思っていましたが、既にチームのエースであり、他大のエースとも渡り合える存在であることを証明してくれました。一方の小山も今季ベスト連発ではありましたが、まさかここまでエースたちに渡り合えるとは。。。昨年度のエースだった浅岡を思い出させる活躍です。この5000mで最もポイントを獲得するのが東農大だと予想出来た人は東農大のファンでもなかなかいなかったのでは・・・?頼もしい戦力が加わりました。
1500mで優勝した上武の井上もきっちりと6位入賞を果たしていますし、今のところ上武のエースは?と聞かれたら井上と答えますね!強さと速さを兼ね備えたランナーへと成長してきましたー。ただ、他の選手はちょっと奮わない状況なだけに、続く選手が出てきて欲しいところです!
ディスカッション
コメント一覧
駒澤の選手の中でも、同じ1994年度生まれの中谷(当然、西山や大塚あたりもですが)は特に応援しています。駒澤のエースとして、頑張ってほしいです。
中谷が表彰台はおろか入賞も逃すとは意外ですね…駒澤ファンとして、駅伝シーズンが非常に不安です。
逆に、金森のダブル入賞は嬉しいです。拓殖も応援してるので。
終盤までは先頭集団に付いていましたが、ちょっと苦しそうでしたからね。
あそこまで落ちていったのはちょっと意外でした。。。
金森はすごいですね!潰滝よりもびっくりの結果だったかもしれません!