関東インカレ2015 エントリー雑感&展望 ~1部~
ようやく関東インカレのエントリーが発表されましたね。まさか、3日前の23時頃に発表されるとは思いませんでした。本当は、大学ごとにエントリーの感想を述べていきたかったのですが、2日間で全大学を取り上げることは不可能なため、今日は1部を、明日は2部を取り上げていきたいと思います。
1500m
3組3着×3+タイム上位3人が決勝へと進むこととなります。1組は日大のワンブィはほぼ確定として、他も有力選手が揃っていますね!城西の西岡、山梨学院の秦、順大の安斎あたりはいずれも1500mでの実績が豊富で決勝での入賞も十分に期待出来る選手です。他にも3分40秒台がズラッと揃い、なかなかに激しい争いとなりそう。
2組は絶対的な本命はいなさそうですが・・・東洋の弾馬はやはり有力かな?さらに、持ちタイムトップで短い距離に強い城西の平塚も強いですね。後は持ちタイムで言えば武藤が3分46秒を持っています。ルーキーは2人おり、早稲田の小澤、法政の福田はともに面白そうです。
3組は優勝候補筆頭である山梨学院のオムワンバの通過は確実として、実績があるのは中央の三宅ですねー。万全であれば表彰台争いも出来る選手です。今シーズン勢いがあるのは、故障からようやく復活してきた東洋の堀に1500mで結果を出している城西の山本かなあ。
5000m
ルーキーが多くエントリーされているのが目立ちますね。高校時代の実績では日体大の三浦、東海の湊谷、明治の坂口が抜けていますが、果たして1年生でトップとなるのは誰なのか?どこまで上位に食い込めるのか気になります。優勝争いでは、オムワンバがやはり筆頭ですよねー。ちょっと日本人選手で渡り合えそうな選手は見当たらず、対抗は日大のワンブィということになりそうかな?早速13分42秒をマークしており、ベストはさらに上みたいですからね・・・末恐ろしいです。表彰台争いとなると・・・万全であれば明治の横手、東洋の勇馬あたりがその筆頭ということになりますねー。ただ、状態はちょっと未知数な部分もあり、不安が残ります。
入賞争いとなると、さすがは1部の5000mだけあって選手が揃いますね。早稲田の髙田はベストを大きく伸ばし、光延もトラックシーズンはルーキーにして大活躍でした。東海のエースへと成長をとげた川端に、順天堂のダブルエースとなった松枝、花澤もここ最近の活躍を見れば入賞してきてもおかしくないですね。城西のエースとなった松村陣は今シーズンに13分台を3連発叩きだしており、最も勢いのある選手です。勝負レースでもどこまで食い込んでいけるか?5000mで13分50秒切りの日本人が明治の横手と順天の松枝しかいないのはちょっと寂しい気もしますが、長距離の花形種目ですし、好レースを期待したいです。
10000m
やはりここも日大のキトニーが優勝候補筆頭かな?山梨学院の新留学生であるニャイロもいますね。3000m障害を除く4種目で留学生がおり、日本人の優勝に向けて厚い壁となりそうです。ようやく復活してきた日体大の山中はコンディション次第では上位候補ですが、いきなり万全に仕上げてくるのは難しそうですし、入賞できれば御の字かな?5000mと10000mにともにダブルエントリーしてきた順大の松枝・花澤は先に行われる10000mの方が期待できそうかな?他に28分台コンビのダブルエースをエントリーしてきたのは、東海の白吉、川端と中央の町澤、徳永といった面々ですね。白吉はロードに比べるとトラックではやや実績に劣りますが果たして・・・?町澤は最も勢いのある選手の1人ですし、どこまで戦えるか楽しみです。
今回の日程を考えると10000mと5000mのダブルエントリー選手は後に行われる5000mがきつそうなんですよね。それだけに、10000mの方がハイレベルになる可能性もありますね。他にも明治の木村や城西の松村陣あたりも入賞争いに絡んできそうです。日本人ルーキーでエントリーされているのは2人、いずれも東洋の小笹と山本修という29分10秒台を出したコンビです。いきなり上級生に割って入る走りが出来るのか?注目ですね。ここで好走するようだと、一気に即戦力として評価が高まりそうです。
ハーフマラソン
キトニーが1万mとのダブルエントリーをしてきました。明治の木村や早稲田の中村信もそうですが、ほんの数日の間に合計30km以上を勝負レースで走るのは負担が大きすぎる気がするのですが、それは素人の考えなのかな・・・?力からすれば、もちろん入賞や上位争いが出来る選手たちなのですが。。。ハーフで前回強かったのは東洋ですが、寺内・高橋・山本の3人でどれだけポイントを取れるか?前回の田口・髙久・淀川に比べるとちょっと小粒感は否めない気もしますが果たして・・・?
個人で他に上位にきそうなのは・・・東海の宮上、早稲田の井戸、日体大の奥野といった62分台を持つ選手に、山梨学院の日本人エースである佐藤といった面々かなあ?ハーフのポイント争いもなかなか熾烈となりそうですね。
3000m障害
3000m障害は2組×5人+タイム上位2人の合計12人が決勝に進むことになります。1組は前回2位だった東海の髙木に3000m障害での実績が豊富な筑波の津田の決勝進出がまずは有力か?後はちょっと力が抜けている選手が見当たらず、混戦となりそうですね。ルーキーでは高校時代に実績豊富な順大の續木に大学で早速好タイムを出した早稲田の岡田あたりが楽しみですね。個人的には箱根5区候補と言われ続ける東洋の成瀬や高校時代は実績が豊富なものの、大学では苦しみ続け、ようやく3年目にして関東インカレ出場を果たした櫃本が気になっています。
2組は何といっても前回ルーキーながら3000m障害を制した村島が中心になるでしょう。2連覇なるかに注目です。個人的に最も期待していた同じ順天の塩尻はエントリーしてきませんでしたね。残念です。。。村島に続くのは3000m障害での実績が豊富でなおかつ走力もある東海の石橋、東洋の渡邊、早稲田の三浦ですかねー。ここら辺の選手も余程のことが無い限りは予選は突破するでしょうし、入賞もしてきそうな選手です。