東京農業大学 ~2015年度戦力分析~ 底上げが進む中、箱根予選突破は?
本日戦力分析をしていくのは、東京農業大学です。前回の箱根予選では、主力が複数欠場してしまったこともあり、次点で予選会落ちとなってしまいました。さらに、浅岡、竹内を始めとする主力が卒業と厳しい状況にはあります。しかし、それまで実績の無かった選手がどんどんタイムを出すようになってきており、エース力は前年度に比べると及ばないものの、選手層では前回以上になりそうです。そんな東京農業大学の選手一覧はこのようになっております。それでは、各学年ごとに戦力分析をしていきます。
大学名 | 順位 | 名前 | 学年 | 出身高校 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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東京農業大学 | 1位 | 戸田 雅稀 | 4年 | 東農大二 | 13:43.72 | 28:54.74 | 01:02:14 |
東京農業大学 | 2位 | 佐野 雅治 | 4年 | 東農大二 | 14:24.68 | 29:15.04 | 01:06:06* |
東京農業大学 | 3位 | 木山 雄生 | 3年 | 観音寺第一 | 14:34.84 | 29:30.71 | 01:04:31* |
東京農業大学 | 4位 | 小山 直城 | 1年 | 松山 | 14:13.44 | 29:36.17 | |
東京農業大学 | 5位 | 茂木 洋晃 | 2年 | 東農大二 | 14:31.66 | 29:38.33 | 01:05:13 |
東京農業大学 | 6位 | 小澤 洸太 | 4年 | 浜松日体 | 14:02.35 | 29:38.96 | 01:06:47 |
東京農業大学 | 7位 | 大橋 真弥 | 4年 | 石巻 | 14:48.88 | 29:42.56 | 01:04:36* |
東京農業大学 | 8位 | 遠藤 凌平 | 4年 | 一関学院 | 14:37.23 | 29:48.04 | 01:04:16* |
東京農業大学 | 9位 | 荒木 瞭一 | 3年 | 東海大山形 | 14:44.64 | 29:49.66 | 01:05:32* |
東京農業大学 | 10位 | 西村 昌悟 | 3年 | 松山 | 14:47.37 | 29:54.12 | 01:04:23 |
東京農業大学 | 11位 | 折居 卓哉 | 3年 | 進修館 | 14:38.91 | 29:57.77 | 01:03:42 |
東京農業大学 | 12位 | 山浦 大輔 | 4年 | 佐久長聖 | 14:31.57 | 29:58.25 | 01:05:40* |
東京農業大学 | 13位 | 高橋 悠平 | 2年 | 東海大三 | 14:30.70 | 30:06.41 | 01:04:32 |
東京農業大学 | 14位 | 畠山 泰成 | 3年 | 一関学院 | 14:25.79 | 30:11.48 | 01:04:08 |
東京農業大学 | 15位 | 高良 綾太郎 | 2年 | 白石 | 14:46.91 | 30:19.53 | 01:06:00 |
東京農業大学 | 16位 | 原 由幸 | 2年 | 相洋 | 14:49.81 | 30:26.16 | 01:06:45* |
東京農業大学 | 17位 | 大澤 拳 | 4年 | 東農大三 | 14:25.40 | 30:26.41 | 01:05:07 |
東京農業大学 | 18位 | 帯津 佳祐 | 3年 | 東農大三 | 14:26.86 | 30:49.45 | 01:06:31 |
東京農業大学 | 19位 | 滋野 聖也 | 1年 | 横浜 | 14:25.16 | ||
東京農業大学 | 20位 | 瀬戸口 凌 | 1年 | 市立川口 | 14:27.51 |
4年生・・・東農大のエースと問われれば、戸田ということになるでしょう。今年度は1500mでベストを連発、元々は短い距離に強さを発揮する選手ですが、ハーフで62分14秒を叩き出すなど、長い距離でも力を発揮しています。箱根予選会を見据えると、トップ10では走って欲しい選手ですね。続く選手は拮抗していて誰というのは難しいですが・・・戸田以外で唯一箱根を経験しているのは、佐野だけです。というか、東農大での3大駅伝経験者が2人しかいないんですよね。これはさすがに寂しいです・・・その佐野もハーフ66分台、箱根も4区21位ですからね・・・なかなか長い距離で結果を出せていません。
箱根予選経験者でいえば、3度全てを経験している遠藤や2度走っている大橋はある程度計算出来る選手ですし、さらに上位で走って欲しい選手ですね。ハーフ換算でそれぞれ64分16秒、36秒と4年では戸田に次ぐタイムの持ち主ですし・・・こういう中堅層の成長が東農大にとって必須となってきます。5000mで14分2秒と急成長を遂げてきた小澤や箱根予選経験者の山浦などもいますし、やはり中心となるのは4年生かなと思っています。
3年生・・・決してスカウトが良かった世代ではなく、1,2年時は苦戦することも多かったですが、伸びてきた選手も多いです。1万mで29分台が4人、ハーフも63分台1人、64分台が3人と箱根予選の戦力として計算出来そうなところまで選手が揃ってきました。その中でも、1万mが29分30秒と3年生トップ、箱根予選も79位でチーム4位で走っている木山が中心となってくるか?さらに、ハーフでは63分42秒をマークして折居が気になりますね。全日本予選でも1組15位とまずまずで走っており、勝負レースで結果を残せているところも心強いです。また、ともにハーフで64分半を切るタイムを学生ハーフでマークした西村、畠山もそろそろ箱根予選会でチームトップ10に入るような走りを見せて欲しい選手です。エースと呼べるような選手はいないかもしれませんが、その脇を固めて堅実に走ってくれそうな選手が何人もいます。
2年生・・・箱根予選経験者である茂木・原がまずは期待したいところ。。。茂木はハーフも65分13秒まで伸ばしてきましたし、1万mは29分38秒を持っています。長い距離に苦戦していましたが、このまま着実に対応していけば戦力として計算出来そう。原はまだハーフ66分台、1万mも30分台ということでもう少しタイムを伸ばしていきたいかなあ。タイムをに伸ばしているのは全日本予選を走った高橋、ハーフで64分32秒と好タイムをマーク、着実に力をつけているようで今後が楽しみです。
1年生・・・何といっても、都道府県対抗4区で快走を見せた小山、5000mで14分13秒と早速ベストを5秒更新すると、1万mでも29分36秒と続けて結果を残しました。無名校のエースであり、駅伝で好走経験あり、さらにベスト連発となるともう期待せずにはいられませんねー。近々、エースと呼ばれる存在となっているかも。。。さらに、14分30秒切りのベストを持つ滋野、瀬戸口がいるなど、ここ3年では最もスカウトが良い世代となっています。滋野は高校時代3000m障害での実績も豊富な選手、複数人は箱根予選会に出てきて欲しいところですね。
前回予選落ちしているだけに、どうしても箱根予選目線で見てしまいますね。。。前回と違って故障者を出さないのは最低条件として、後は中堅どころがどれだけ成長出来るかかなあ。。。学生ハーフのような走りができれば、十分に突破を狙えるように思えますが・・・関東インカレは5000m,1万m、ハーフでの入賞となると結構厳しそうかなあ?戸田が出てくるようであれば上位入賞もありえますが。3000m障害では佐野や滋野もポイントを期待したいかなあ。2部の1500mや3000m障害はそこまでレベルは高く無いですし、チームを勢いづけるような結果を残してくれれば・・・2年連続で箱根予選落ちとなると、どうしてもチームの弱体化が進みやすくなりますし、何とか今年度は予選突破を果たし、今後に繋げていって欲しいです。