拓殖大学 ~2015年度戦力分析~ 新留学生・新入生が好発進!
本日戦力分析をしていくのは、拓殖大学です。前回の箱根では苦戦が予想された1~3区をシード権付近で凌ぎ、往路終了時には11位と十分シードが狙える展開でした。しかし、復路が総崩れで総合16位とシード獲得はならず・・・そこから巻き返しを図ります。今年度は新たに留学生を、そして日本人エース候補を新入生として加え、ある程度戦える陣容となりそうです。そんな拓殖大学の選手一覧はこのようになっております。それでは、各学年ごとに戦力分析をしていきます。
大学名 | 順位 | 名前 | 学年 | 出身高校 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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拓殖大学 | 1位 | 金森 寛人 | 4年 | 関根学園 | 14:01.29 | 29:20.17 | 01:03:14 |
拓殖大学 | 2位 | 栩山 健 | 4年 | 東京実業 | 14:30.37 | 29:39.35 | 01:03:52* |
拓殖大学 | 3位 | 東島 彰吾 | 4年 | 鳥栖工業 | 14:26.22 | 29:47.59 | 01:04:13* |
拓殖大学 | 4位 | 横内 悠 | 4年 | 柏日体 | 14:44.56 | 30:24.45 | 01:06:20 |
拓殖大学 | 5位 | 白石 海斗 | 4年 | 松浦 | 14:42.00 | 30:26.86 | 01:05:05 |
拓殖大学 | 6位 | 上野 雄都 | 4年 | 宇都宮白楊 | 15:05.63 | 30:52.15 | 01:06:19 |
拓殖大学 | 7位 | 平尾 希 | 4年 | 西彼杵 | 14:45.28 | 31:09.07 | 01:04:30 |
拓殖大学 | 8位 | 横瀬 健吾 | 4年 | 酒田南 | 15:18.91 | 32:19.42 | 01:05:36 |
拓殖大学 | 9位 | 関原 悠 | 4年 | 関根学園 | 14:53.21 | 01:06:37 | |
拓殖大学 | 10位 | 宇田 朋史 | 3年 | 熊谷 | 14:26.31 | 29:44.23 | 01:03:56 |
拓殖大学 | 11位 | 新井 裕崇 | 3年 | 米子松蔭 | 14:29.18 | 30:18.55 | 01:04:47 |
拓殖大学 | 12位 | 大中 亮矢 | 3年 | 千原台 | 14:49.69 | 31:21.67 | 01:05:13 |
拓殖大学 | 13位 | 苅田 広野 | 2年 | 光明相模原 | 14:50.10 | 30:18.02 | 01:04:49 |
拓殖大学 | 14位 | 西 智也 | 2年 | 球磨工業 | 14:55.58 | 31:00.76 | 01:05:24 |
拓殖大学 | 15位 | 脇本 将 | 2年 | 倉敷 | 14:37.17 | ||
拓殖大学 | 16位 | 出口 祐大 | 2年 | 三浦学苑 | 14:46.90 | ||
拓殖大学 | 17位 | W・デレセ | 1年 | 13:55.72 | 28:59.88 | ||
拓殖大学 | 18位 | 馬場 祐輔 | 1年 | 九産大付 | 14:24.11 | 29:36.16 | |
拓殖大学 | 19位 | 戸部 凌佑 | 1年 | 前橋育英 | 14:37.19 | ||
拓殖大学 | 20位 | 米倉 慎悟 | 1年 | 東海大五 | 14:38.45 |
4年生・・・日本人エースは金森、5000m14分1秒、1万m29分20秒はいずれも日本人トップ、ハーフ63分14秒はチームトップを誇ります。タイムだけではなく、箱根では2区13位で走るなどエースとしての走りを見せてきました。3大駅伝・予選会でも大きく稼ぐ走りが求められますねー。続くのは東島、箱根で1区17位、3区14位と主要区間を2年連続で任され、順位は良くはありませんが上位陣との差を最小限に留める走りを見せています。二人とも計算出来る選手で頼りになりそうです。個人的に期待したいのは栩山、全日本予選で3組、箱根でも9区を任されていますし主力の一人ではあるのですが、ちょっと安定感に欠けるところがあるんですよねー。最終学年の今年度は結果を残してくれれば・・・
3大駅伝・予選会未経験者の中にも、ハーフで64分30秒をマークした平尾に、65分5秒を出した白石などハーフで結果を出す選手が増えてきましたね。叩き上げの選手が多い拓殖で頼りになるのはやはり上級生だと思いますし、1人でもメンバーに加わってきてくれれば。。。
3年生・・・1年時に箱根8区で転倒してしまった宇田がこの学年を引っ張ります。1万mで29分44秒、ハーフ63分56秒と持ちタイムも良いですね。ただ、2年の箱根では8区18位と箱根では2年連続で結果を出せていないだけに、勝負レースでの活躍を今年度は期待したいですね!続くのはもう一人の箱根経験者である新井、ハーフでは安定して65分きりをマークしているものの、箱根では7区で最下位、実質ここでシードが絶望的になるという非常に悔しい結果となってしまいました。出雲も中止が無ければ走る予定でしたし、中心選手となっていって欲しいです。
2年生・・・5000mで14分50秒台、1万mで31分台ながら箱根で4区11位で走ったのが西、正直当日変更だと思っていただけに出場したのもびっくりでしたが、その走りにもびっくりしました。ハーフも65分台なのですが、勝負レースで結果を出しているのは心強いですね。トラックシーズンもどんどんタイムを伸ばしていって欲しいです。タイムを伸ばしてきたのは苅田、ハーフは64分49秒と2年でトップタイムを誇り、1万mも今年度30分18秒をマークしています。今年度、戦力となってきて欲しい選手です。
1年生・・・最も楽しみなのがこの1年生です。留学生のデレセは早速5000mで13分55秒、1万mで28分59秒といずれもチームトップとなるタイムをマークしており、十分にエースとして計算出来そうですね。ハーフの距離はまだ分かりませんが、トラックシーズンでは大暴れしそうです。留学生だけではありません!高校時代に実績のある馬場が1万mで29分36秒という好タイムをマーク、1年の4月にしてチーム3番手の持ちタイムとなりました。これはもう期待せずにはいられませんよねー!3大駅伝・予選会ともにルーキーイヤーから活躍して欲しいです!他にも、5000mの持ちタイムではチームトップ10に戸部、米倉と二人が入ってきています。タイムは14分30秒台と即戦力は厳しいかもしれませんが、順調に伸びていってくれれば。
佐護を始めとする卒業生の穴は大きいのかな?と思っていましたが、デレセ、馬場の加入や上級生の成長もあり、影響はそこまで大きく無さそうです。各学年で主力となりそうな選手もいますしね。ただ、持ちタイムではハーフの19位が最高で、1万mはブービー、5000mは最下位です。(私が把握している主要24大学中)タイム上は箱根出場はボーダーですね。最もタイム以上の結果を残すのが拓殖でもありますが。。。
関東インカレはまずはデレセがどれだけ暴れるかですねー。OBのモゼは安定した結果を残していましたが、果たして・・・?日本人ではエースの金森と期待のルーキー馬場が気になりますねー。青学や駒澤がいる2部でさすがに入賞は厳しいと思いますが、今後に繋がる結果を残してくれればと思います。全日本予選は元々拓殖は重視していないですし、通過どころか下位に低迷することと思います。ただ、全日本予選の結果は持ちタイム以上に参考にならないですからね。まずは最大の目標である箱根予選をきっちりと通過し、前回のリベンジを果たして欲しいです!