上武大学 ~2014年度戦力分析~ 倉田、佐藤のダブルエースに次ぐのは?

2014年4月28日

続いては、上武大学の2~4年生について見ていきます。2013年度の箱根では1~3区に3本柱を注ぎ込み、かつて無いほど好位置でレースを進めはしたものの、やはり4区以降は力不足が露呈してしまい、シード権は遥か遠いものとなってしまいました。選手層の薄さが特に顕著であり、底上げがとにかく求められる上武大学の持ちタイムは以下のようになっています。

 

 

 

 

4年生・・・今年度の上武大学の命運を握るのは4年生と言っても過言ではないほど、有力選手が4年生に集まっています。まずは1万m28分35秒のベストを持ち、箱根では2区8位と好走した倉田、同じく1万m28分台を持ち、箱根では3区10位で走った佐藤の2枚看板がこのチームの中心になります。怪我から復活した倉田は安定感が増してきましたし、佐藤もまだ安定感にばらつきはありますが、大事なレースではある程度しっかりと走れるようになってきました。まずはこの二人がきっちりと走ってくれないと、チームとしても始まらないという感じですね。

 

 

そんな二人の脇を固めるのがハーフ換算64分4秒、箱根5区を20位で走った松元、怪我で箱根予選、箱根は走れなかったものの、ハーフ64分11秒を持つ主将の佐々木、ハーフ64分47秒、箱根9区を走った大西らです。いずれも箱根予選では稼ぐ役割、チーム上位で走って欲しい選手ですね。他にも、一昨年度に箱根6区17位で走っている横内、箱根8区22位だった根岸と箱根経験者が実に7人もいます。最上級生として、チームをしっかりとまとめ、引っ張っていってほしいと思います。

 

 

3年生・・・箱根6区17位だった三好、4区18位だった東の二人がこの学年の中心になります。しかし、ともにハーフは66分台ですし、実績を見ても持ちタイムを見ても4年生と比べてまだまだといった感じですねえ。続く選手はちょっと似通っていて難しいのですが・・・箱根予選会を2度経験している石黒、ハーフ65分前半の池崎、1万m29分台の田林といったあたりから出て来て欲しいところですね。特に石黒は2年連続箱根予選会を走っているものの、いずれもチーム10位以内に入れず、箱根予選突破に貢献できていませんからね。上級生となった今年は期待したいところです。4年生が卒業した後のことを考えても、この学年からもっと戦力となる選手が出て来てくれないと不安ですね。。。

 

 

2年生・・・昨年度、3大駅伝に出場した選手はいませんでした。箱根予選会を走った志塚、森田やハーフ65分台の上田に期待したいところですが、3年生以上に層が薄いのは否めませんね。1万mは30分30秒を切っている選手が1人もいないという状況です。これは結構まずいような・・・持ちタイムが全てではありませんが、1万mの持ちタイムは駅伝の成績と結構相関関係がありますからねえ。やはり今後の事を考えても、一人でも多く箱根予選会、箱根本戦を走ってくれる選手が出て来て欲しいです。

 

 

3大駅伝の出場権は持っておらず、全日本予選は正直厳しいかなあと思います。倉田・佐藤が出場する可能性が高い4組は上位でいけるとしても、3組は他の誰がきても苦戦しそうなんですよねえ。。。思い切って期待のルーキーを起用したりとか?1,2組でいい位置につけるというのも、現状の選手層や持ちタイムを見る限り、難しそうです。。箱根予選会は昨年度、得意の集団走が上手く機能しなかったこともあり、不安ですね。。。昨年度のようなチーム状況で箱根予選に臨むようであれば、連続出場は途切れてしまうと思います。倉田、佐藤が全体でもトップクラスの走りを見せ、100位以内で走れる選手をとにかく増やすことが大事になりそうですね。しっかりと箱根予選会にピークを合わせ、今年度も予選を突破してほしと思います。

 

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