2013年度 5000m 平均持ちタイム遷移 上位10校

先に2014年度の平均持ちタイムを紹介しましたが、2013年度の平均持ちタイムの遷移も見ていきたいと思います。5000m履歴検索結果をご覧いただければと思います。遷移グラフも作成しました。視覚的に変動が確認出来るかと思います。まずは上位10校から取り上げていきいます。

 

1位:明治大学 4月では2位だった明治大学が9月の日体大記録会での自己ベストラッシュ以降、トップを譲りませんでした。八木沢の13分28秒を筆頭に、トップ5がいずれもシーズンベスト、最終的に13分台が11人、タイムも13分49秒と素晴らしい記録ですねえ。この記録に挑戦出来るとしたら、今のところ来年度の明治くらいしか思いつきません。

 

2位:駒沢大学 4月ではトップでしたが、1年間で更新した平均は0.5秒程度で1秒にも満たないですね。窪田と西山がわずかに更新しただけです。そもそも、トップ10に入りそうな選手が5000mを走る機会が非常に少なかったですね。主に大会でしか走っていなかった印象です。この傾向は来年度以降も続きそうかなあ?

 

3位:東洋大学 4月からずっと3位を維持していましたが、駒澤以上に平均持ちタイムの上げ幅は少ないです。主力クラスが5000mを走る機会は非常に少なかったですからねえ。唯一、斉藤だけがトップ10に食い込んできただけです。それよりも、1万mに積極的に出場していましたね。元々、あまり5000mには力を入れていない大学というのもありますねー。

 

4位:早稲田大学 4月で4位、途中で一度5位に落ちるも最終的には13分台で4位をキープしました。大迫が13分20秒のものすごいタイムを出した一方、武田、田口、柳といった準エース級が結構タイムを出してきた印象かなあ。大挙して主力が出場することがちらほらありますし、自前の記録会もありましたからね。5秒近く更新したのはなかなかだと思います。

 

5位:青山学院大学 トラックシーズンは主力も5000mに出場したりしていましたし、その中で13分台の人数も藤川、小椋、川崎、一色など、どんどん増えてきましたからね。13分50秒~14分1桁はだいぶ増えてきた印象です。タイムも5秒以上更新していますし、元々トップ10の選手もタイムを伸ばしているのが印象的でした。

 

6位:日本体育大学 4月で8位から6位までアップして、14分ジャストと9秒も伸ばしています。服部、山中のエース格が大きくタイムを伸ばす一方、加藤、甲斐、冨田といった中堅どころが14分1桁に入ってきたのが大きかったですね。エースも中堅もタイムを伸ばして平均も伸びるというのが理想だと思います。

 

7位:東京農業大学 なんと、4月では14分18秒の17位から一気に10位も順位をあげています。全大学の中で最もジャンプアップした大学となりました。10月の記録会、11月の記録会と2度に渡って主力選手がこぞって大幅に自己ベストを更新しましたからね。戸田、佐藤達、三輪、竹内、津野がそろって13分台ですし、箱根予選会のトップ通過を含め、この2ヶ月はまさに東農大の勢いを感じた日々でした。

 

8位:日本大学 予選会出場校が1万mを重視していた9末、日大だけは5000mに積極的に参加してきており、そこでの好走が11位→8位とジャンプアップするきっかけとなりました。一気に5秒タイムを伸ばしていますからねえ。荻野、森谷、林、日向野といった主力クラスが揃ってタイムを伸ばしてきたのが大きかったですね。

 

9位:山梨学院大学 順位こそ1つ上げただけですが、タイムは5秒も更新しています。オムワンバ、井上といったエース格が更にタイムを伸ばし、伊藤、兼子もしっかりと伸ばしてきました。特に伊藤がいきなり出てきたのにはびっくりしましたね。兼子はもはやチームに欠かせない選手となりました。

 

10位:城西大学 順位アップ or 順位を落としてもわずかだったトップ10の中で、唯一6位→10位と大幅に落としてしまったのが城西です。退部者も考慮すると、1秒も伸ばせていないんですよねー。一気にタイムを伸ばした高橋もほとんど活躍出来ませんでしたし・・・自己ベストの更新というのは自信にもつながるでしょうから、もう少しタイムを出して欲しかったかなあ。やや勢いが無かった感じがします。

 

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