伊那駅伝2013結果考察
ややいまさらではありますが、3月24日に行われた伊那駅伝の結果について考察してみたいと思います。新3年生以下で臨む大会であり、長野で行われる大会なので、佐久長聖はもちろん、他にも全国で上位入賞を果たすようなチームがいくつも出場しており、来年度のチームを占う上で、ひとつの参考になると思います。大会結果はこのようになっております。
1区(6.6km)は八千代松蔭の花澤が区間賞を取りました。都道府県対抗駅伝でも2年生ながら区間一桁に入るなど、ロードにおいて強さを見せています。
2区(9.4km)と最長区間で区間賞をとったのは地元佐久長聖のエース高森、やや怪我が多く安定感にかけるところがありますが、ポテンシャルはピカイチですね。2年生で高校駅伝、都道府県駅伝ともに1区を務め、インターハイ5000mで決勝にも出場しています。3年生になってどこまで成長できるか?2位は西脇工業のエース藤原、都大路は3区を走りまずまずの走りでしたが、相手がズクではしょうがないですね。選手が揃っていた3年生が抜けますが、チームを引っ張っていってほしい。
3区(6.7km)で区間賞はこれまた佐久長聖の2本柱の一人、春日が区間記録タイで獲得しました。爆発力では高森に及ばないかもしれませんが、都大路、都道府県と主要大会でも外すことはほとんどなく、安定感でははるかに上をいっていると思います。この2本柱は強力ですが、全国で優勝を狙っていくとなると、3本目の柱の育成と、7人の総合力アップが不可欠ですね。
4区(9.1km)はぶっちぎりの区間賞を世羅のジョン・ガザイヤが取りました。世羅の留学生は3年生になる頃には圧倒的な強さを身に着けていますよね。カロキしかりディランゴしかり・・・何だかんだでまた優勝候補になってくるのではないでしょうか??日本人トップは山梨学院付属の市谷が取りました。ガザイヤとは1分24秒差というのはまずまずなのか・・・山梨学院付属はこの世代は上田監督の息子である健太を始め世代上位をがっつりととりましたからねー。その世代が来年度最上級生となり、どこまでいけるかな?狙うはもちろん総合優勝でしょうが・・・
5区(5.1km)で区間賞&区間新記録を出したのは山梨学院付属の上田健太がとりました。やはりこの距離では力は抜けてますねー。チームとしても1区を走ることが多く、エースとしての活躍が期待される選手です。都大路で優勝を狙うとなると、健太が1区でしっかりと走ることが必要不可欠・・・どんどん力をつけて行って欲しいところです。
6区(5.295km)は1年生が1~5位を1年生が占めています。区間賞は大牟田の有馬がとりました。来年度の大牟田はエースの吉田を始め、選手がそろっていますねー。大牟田というと、2000年優勝以降、ここ最近はなかなか結果を残せていませんが、今年は一花咲かせたいところ。
区間賞はありませんでしたが、総合優勝は伊賀白鳳でした。去年の都大路で3位、西山世代が抜けても強いですねー。2位が3人、全員が区間5位に入る安定感でした。2位は2区間区間賞をとった佐久長聖、2,3区と連続区間賞ですが、1区で実は川口が47位と大きく出遅れているんですよね。。。。よくそこから巻き返しましたね。やはり、今の戦力ではまだまだ優勝争いには程遠いですね。3位は山梨学院、西山、河村、矢ノ倉、市谷、上田の5本柱まではいいのですが、残りが・・・恐らくこの5人が5km以上の区間となるでしょうが、3kmでも結構な差がついてしまいますからねー。7人揃えられるかがポイントになりそうです。