1万mタイム×2+2分=20kmタイム?
1万mのタイムは5000mの2倍+1分?に続いて、1万m×2+2分=20kmのタイムかを検討してみます。ハーフの記録を表示しているため、20kmに変換して比較してみました。計算方法はほぼ正確であろう 40/42.195 をかけたものになります。その結果は以下のとおりです。
平均は1分54秒差でほぼ予想通りかな?1万mといい、20kmといい、意外と一般的に言われているのと似た値になるものなのですねー。とはいえ、1万m同様、大学によって差が大きいので詳しく見ていってみたいと思います。
1位は青山学院大学、すなわち1万mの記録に加えてハーフの記録が最も良いということになります。青学は1万mに力を入れておらず、それでいてハーフや20kmでいいもちタイムを持っている選手が多いのがデータにも表れていますね。5000mもハーフも積極的なのに、1万mだけ消極的なのはやはり謎だなあ。。。2位は1秒差で上武大学、3位に10秒差で神奈川大学です。両大学とも1万mのタイムが悪いことにくわえて、毎年予選会を走っていることが大きいと思います。
予選会を走るチームは比較的20kmの持ちタイムをあげやすいから、それが結果に反映されやすいのかな?さらに、そういう大学はハーフに力を入れていることが多く、1万mの記録を狙うチャンスがシード校に比べると少ないのもあるかも・・・5位の法政は先日の学生ハーフで一気に持ちタイムをあげた影響が大きそうですね。監督も成田→坪田に変わるようで・・・今後チームがどう変革されるのか楽しみです。
1万mの平均が28分台で最も順位が上なのは早稲田大学の9位でした。これだけ1万mの持ちタイムがいいのに、ハーフの記録はそれ以上に良いということになりますねえ。間違いなく、先日の学生ハーフでの記録ラッシュの影響でしょう。4年生が抜けてシード争いにまで落ちていってしまうのかな?と思っていたのですが、杞憂に終わりそうですねえ。。。
ちょうど2分差なのは中央、こういっては失礼ですが、中央はいつも数値、結果ともに良すぎることも無ければ悪すぎることも無いですね(汗)今年の箱根は珍しく悪い意味で目立ってしまいましたが・・・東洋、日体、専修あたりもほぼプラス2分ということになります。どちらかといえば、1万mで記録を出している印象のある大学ばかりなので、+2分だとやや20kmの方が記録としては出しやすいのかな。。。。
東海・明治といったところはややハーフの方が悪いという結果に・・・いずれも主力がハーフを積極的に走らない大学という共通点がありますねー。シード常連となった明治はともかく、予選会落ちをしてしまった東海はもっとハーフに積極的に出て行ってもいいと思うのですが・・・今年は比較的ハーフに出場している印象です。やはり、大学駅伝を戦う以上、箱根に出ないことには始まらないですからね。。。
ワースト3位は日本大学、ワーストといっても1万mの割にハーフが悪いというだけでそれがいいか悪いかはまた別なのですが・・・しかし、日大の場合、ハーフのタイムが悪すぎますよね(汗)予選会でも一部の主力に頼ってなかなかチームとしては安定した記録を出せていないですし・・・長い距離に1年を通して力を入れるようにするなんて話もあったと思うのですが・・・今年は監督も変わって(というか戻って?)心機一転、生まれ変わった姿を見せて欲しいです。
ワースト2位は駒澤、1万m,ハーフともにランキングダントツ1位なのですが、その中でも1万mの記録はずば抜けているということですね。1万m28分半切りといえば、個人でもエースですし、日本選手権にも出れてしまうほどの記録です。それが10人平均で切っているのですからその凄さがわかります。と同時に何でこれで優勝出来ないんでしょう・・・
ワースト1位は順天堂、そういえば順天堂は主力があまりハーフに積極的ではないですからねー。それでいて、1万mでは高記録ラッシュに湧いたこともありますし、トラックに力を入れている印象があります。この結果も納得ですねー。1万mとハーフ、どちらに力を入れるのがいいということはないでしょうが、やはり箱根駅伝だけを考えればハーフが大事になるのかなあ?私としては、ハーフだけではなく、トラックでもガンガン好記録を狙って行って欲しいのですが。。。