89回箱根駅伝結果 帝京大学

2014年3月22日

続いては前回13位、予選会2位の帝京大学について・・・箱根結果はこのようになっております。今年の帝京は選手がそろっており、シードは間違いないだろうと思っていましたが、4位まで躍進するとは思いませんでしたねー。そんな帝京大学のレースを振り返ってみたいと思います。

1区は前回急遽2区を走ってブレーキだった田中、28分台の持ちタイムを考えると区間14位はやや不満ですが、あまりレースにも出ていませんでしたし、最低限の走りをしたという感じでしょうか?2区は満を持してエース蛯名、区間8位はこれまた蛯名ということを考えるとやや不満はありますが、他に2区を一桁で走れる選手はいなかったでしょう。エースの走りでした。

3区を1年生の高橋に任せるのは意外でしたが、ここを区間8位ときっちりと走ってくれたのが大きかった。そして、いつも中野監督が重視しているという4区を走った早川が期待に応えて区間2位、監督の狙い通り、4区で大きくジャンプアップします。そして、5区は経験者の小山が区間5位で走り、往路7位と上々の走りを見せました。復路も駒を残していますし、納得のいく往路だったのでは?

6区を走った千葉、前回経験者の田村が外れて厳しいか?と思いきやまさかの区間3位、59分1桁で走り抜けたのはびっくりしました。復路のスタートで勢いがつきましたね。7区難波は今まで大きなレースで結果を出せていませんでしたが、区間6位としっかりと走りました。失礼ながら、駅伝で初めて好走したのを見た気がします。。。8区猪狩は区間3位とこれまた素晴らしい走り。ついに目標としていた総合5位まで順位をあげました。

9区にダブルエースの山川を残せるのが今年の帝京の強さ、区間8位はやや不満ですが、しっかりと5位をキープします。やはり、9区に準エースをおけるチームは復路も安心してみていられますね。10区熊崎は記憶に新しい早稲田を一体何度チラ見するんだ?というくらい見た後、最後のスパート合戦を制し、見事総合4位と過去最高順位タイでフィニッシュしました。熊崎は途中まで区間賞ペースで走っていただけに、正直もったいなかった気もしますが…3,4位争いならば全日本推薦出場がかかるだけに分かりますが、4,5位なら素直に区間賞を狙ってほしかったですね。

ほぼ完璧なレース運びで見事4位となった帝京、16人メンバーを含めても抜けるのは9区を走った山川のみ、来年はまさに勝負の年です。3位以内も十分に狙える戦力となるのでは…新入生は相変わらず即戦力を期待出来そうにありませんが、現3年生に主力が多いですし、来年の箱根は本当に楽しみです。帝京の最高順位更新を期待したいと思います。

HPの大学別平均PBなのですが、今まで人数が10人に満たないところも平均を出してそのままソートしていたため、本来あるべき順位とはなっていませんでした。よって、対象人数を表示し、人数でソートした後、持ちタイムで並び替えるようにしました。3年生以下で見ると、現時点での来年の戦力が見えてきて面白いと思います。まだ、チームのベスト10人が揃っていないところがちらほらあるので、新入生と合わせて徐々に対応していきます。

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