高校伊那駅伝2017結果 ~佐久長聖が貫禄の優勝~

本日、長野県の伊那市で高校伊那駅伝が行われました。2年生以下で臨む大会ですが、都大路で入賞する高校が多く出場し、都大路、都道府県対抗に次ぐハイレベルな駅伝と言えるかも。ここ2年は世羅、倉敷と優勝した高校がそのまま都大路でも優勝していることで、さらに注目を浴びています。

 

公式結果は現時点ではまだ発表されていないようですが、(伊那駅伝2017のHPにそのうち載るはず…)Twitterに載せてくれた方がいましたので、高校はあまり詳しくないですが、区間上位の選手を中心に振り返っていきます。全6区間で42.195km,留学生は最短の5区のみ出場可能となっています。距離の長さや走る順番を考えると1,2,4区あたりに主力が集まる傾向にありますかね。

 

1区(6.6km)

秒差の争いとなった区間賞は学法石川の半澤が19分29秒で獲得することに。半澤と言えば日向欠場により都大路で急遽1区を任されてまさかの区間最下位に沈んでしまいましたが、しっかりと準備して臨めば結果を残すだけの力はありますよね。2位以降は1秒差で浜松日体の上杉、仙台育英の佐藤、上田西の長谷川、佐久長聖の本間と続きました。

 

2年が上位を占める中1年で3位に入った佐藤は今後楽しみですね。優勝候補筆頭だった佐久長聖の本間はトップと4秒差の5位とまずまずの走りですが、これまでの実績からすれば区間賞を取って欲しかったところかなあ。同じ長野の長谷川に負けたのもちょっとマイナスな印象えす。

 

2区(8.9km)

エース区間である2区で区間賞を獲得したのが佐久長聖の中谷、しかも2位に30秒もの差をつける圧巻の走りでした。やはり、2年生以下の選手では力が抜けているか。特にロードでの強さは驚異的です。2位に西脇工業の三浦、都大路でも3区を任されていた選手、来年度チームを引っ張っていってくれることでしょう。

 

3位に埼玉栄の早田が入ってきました。埼玉栄は都大路に出場出来ずに苦戦していましたが、伊那駅伝での好走は自信になりそう。4位には九州学院の1年である井川、都大路でも3区を任されており、奇しくも三浦と同じ区間18位で走っていますね。ともにここからどれだけ伸びてくるか楽しみです。

 

3区(7.2km)

3番目に長い区間であり、今回は主力を起用してきた高校もいくつかありました。そんな中、区間賞は愛知の蝦夷森、都道府県対抗では1区19位で走っていた選手がここで結果を残すことに。2位にも16秒差をつけたのが素晴らしいですね。愛知県は他にも豊川や豊川工業らがいて都大路に出場するのも容易では無いですが、今後が楽しみな選手です。

 

2位には東農大二の千明が入ることに。3区に回った時点で万全では無かったのかなあ?都道府県対抗でも5区7位で走るなど、2年生の中でも中谷とともに力が抜けている選手だと思っていただけに、走った区間も順位もちょっと意外でした。来年度、高校長距離の中心にいるであろう選手ですね。

 

3位に佐久長聖の高木が入り、これは佐久長聖にとって大きかったですね。既に主力である1年の松崎を欠いていましたが、高木が2位千明とも5秒差で走ってくれれば何も問題ありません。ここで総合でも2位以下との差を大きく広げることに。4位に須磨学園の大西、5位に西京の安村と有力校の選手が続きました。

 

4区(9.1km)

最長区間となった4区、ここで西脇工業の林田が2位に33秒差をつける走りで見事に区間賞を獲得しました。これはちょっとビックリですね―。三浦が力があるのは知っていましたが林田は都大路にも出場していませんし、持ちタイムも目立ってはいなかったと思うのですが…ここにきて一気に伸びてきたのでしょうか?来年度の西脇工業も面白そうです。

 

2位には佐久長聖の丸山、トップとのタイム差は気になりますが、しっかりとまとめてきましたね。中谷、本間、松崎に加えてこの丸山も都大路で長距離区間を任せられるであろう選手、やはり力はありますね。3位に浜松商業の藤城、都大路でも6区10位で走っていた選手です。4位に入った豊川の鈴木の鈴木も都大路には出場していませんが、結果を残してきました。新戦力の台頭が楽しみな4区ということに。

 

5区(5.1km)

留学生が唯一出場可能な区間、倉敷のニジオカが14分19秒の区間新記録で走りました。留学生の中でもやはり抜けているかなあ。2位に世羅のグレが16秒差、仙台育英のムセンビが17秒差、4位に札幌山の手のグレが24秒差と上位4人はいずれも留学生でした。最短区間ということで他の高校は5,6番手の選手が起用されることが多く、ここで大差がつきますね。

 

日本人トップとなった須磨学園の坂本でさえ15分27秒ですから、トップと1分以上の差をつけられていることになります。2位には佐久長聖の1年で唯一出場した三島が15分38秒で入りました。総合でも1,2位の佐久長聖、西脇工業は変わらずも留学生の爆走で仙台育英が10位→3位、倉敷が12位→5位、世羅が14位→7位と大きく順位を上げてくることに。

 

6区(5.295km)

最終6区で区間賞を獲得したのが佐久長聖の山本、優勝のゴールテープも切りました。2位に21秒差をつける区間賞でここでも選手層の厚さを見せつけることに。総合2位に1分25秒差、区間賞2つを含め、6人全員が区間6位以内で走る見事な走りでした。現時点での戦力ではやはり佐久長聖が抜けていますかね。3年連続で伊那優勝→都大路優勝と繋げられるでしょうか。

 

区間2位には埼玉栄の小野寺が入り、総合でも5位に入ってきました。来年度の埼玉栄はまた強さを見せてくれそうかなあ。区間3位に学法石川の1年である櫛田が入り、総合でも3位に入っているんですよね。都大路は大苦戦でしたが、7人中6人が2年生以下という布陣でしたし、来年度の都大路では活躍が期待されますん。

 

区間4位に西脇工業の出口が入り、総合でも2位に入ることに。6区の区間上位の高校はいずれも総合でも上位につけていますね。西脇工業は都大路で入賞も3年生が5人いたことで来年度は苦しいかと思いましたが、長距離区間で好走した三浦に林田、1区を秒差で繋いだ大西と3本柱が見えてきており、元々選手層は厚いチームなだけに、また魅力的なチームを作り上げてきそうです。

 

総合4位には都大路覇者である倉敷が入りましたが、3年生に主力が揃っていたこともあり、区間20位以下が3区間もあるなど苦しい走りでしたね。現状では都大路でも再び入賞候補の1校に下がってしまうかなあ。6位には1区3位と好スタートを切った仙台育英が入りました。日本人エースが台頭してくるようだと、さらに面白いです。

 

総合7位に世羅、留学生が走った5区以外はいずれも区間18位以下に沈む苦しい状況、圧倒的な強さを誇った世羅ですが、新迫、中島世代より下の学年でエース級と呼べるのは、青学に進む吉田くらいで他の選手は苦戦気味かなあ。8位には洛南が入ってきました。区間5位以内に入る選手は1人もいないのですが、1区、3区を一桁でまとめるなど粘りの走りで最後の入賞枠を勝ち取りました。清水、吉田と主力が抜けてもまだ楽しみですね。

 


PAGE TOP