リオ五輪 選手特集 ~村山 紘太 日本最速ランナーが五輪へ挑む~

続いては、城西大学時代には上級生になるにつれて安定感、爆発力ともに身につけ、旭化成に進んでからはその才能がさらに開花、北京世界陸上、そしてリオオリンピックへの出場権を手にした村山 紘太のこれまでの走りを振り返ってみます。大学時代までの走りはこちらで既に特集しておりますので、社会人時代を中心に・・・

 

※兄謙太の大学卒業記事はこちらになります。

 

2015年度(社会人1年目)

既に大学4年時には学生トップランナーの1人となっていましたが、まだ日本選手権など大舞台での実績はありませんでした。そんな中、旭化成に入社して1ヶ月、GGNの5000mに出場すると、13分19秒62という当時日本歴代6位となる素晴らしいタイムをマーク、一気に北京世界陸上の参加標準を突破し、有力候補となりました。そして迎えた日本選手権では、終盤、大迫との一騎打ちとなりますが、相手のスパートには冷静に付いて行き、逆にラストスパートでは大迫を引き離し、13分37秒22で初優勝、世界陸上代表の座を射止めました。

 

世界陸上では2組に出場しましたが、1組とは打って変わって上位陣が13分20秒を軒並み切るペースに全く付いて行けず、14分7秒で17位というほろ苦い結果に終わりました。1万mの謙太や悠太同様に紘太も日本トップクラスのランナーでありながら、全く歯が立たないのはショックでした。。。そして迎えた秋、八王子LDではずっと好位置を守ったまま、レースを進めラストは同じ旭化成の鎧坂をわずか0.05秒上回る27分29秒69で日本記録を更新する最高の走りを見せてくれました。私が今までに観戦に行った中で最も震えたレースでした。

 

20151128_A_30

 

その一方で初のニューイヤー駅伝ではインターナショナル区間である2区を任されますが、外国人選手相手にはさすがの紘太でも力及ばずに24位、ここでも世界との差を感じずにはいられない結果となりました。

 

2016年度(社会人2年目)

日本選手権では1万mに出場、派遣標準タイムを突破していたことから、8位以内かつ同く突破している鎧坂を上回ればリオオリンピック内定が決まるという条件でのレースでした。終盤に抜けだした設楽悠太には大迫とともにしっかりと付いて行きましたが、残り1000mを切ってからの大迫のスパートには付いて行けず、一気に差をつけられてしまうことに・・・得意のラストスパートの切れ味で勝負することは出来ずに28分16秒で2位となりました。優勝こそなりませんでしたが、しっかりと代表の座を確保したのはさすがの強さでした。

 

 

昨年の世界陸上に続いてのリオオリンピック代表、1万mで日本記録保持者と名実ともに日本のトップランナーの1人であることは疑いようがありませんが、世界の舞台や外国人選手相手にはまだ結果を残せていないこともまた事実、世界陸上での悔しい経験を活かし、世界最高峰の舞台でそのスピードを見せてほしいものです!

 


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