2015年度 4年生特集 ~早稲田大学~

本日は早稲田大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で7人DBに登録しています。この世代のスカウト当時は決して良かったという印象では無いのですが・・・28分台ランナーが3人(柳、高田、中村信)おり、下りのスペシャリスト(三浦)も現れるなどチームにとって欠かせない世代となりましたね。しかし、3大駅伝出場経験者は前述の4人のみというのはちょっと残念だったかなあ。

 

 

 

 

柳 利幸・・・高校ベストは14分28秒ですが、長距離を始めたのは高2だったということもあって伸びしろもあると期待されていました。3大駅伝では全てにエントリーされ、1年の出雲と4年の全日本以外は全て出場しています。しかし、下級生の頃はトラックでベストを出しても3大駅伝では苦戦していましたね。1年時は全日本で1区12位、箱根も8区14位と苦しい走りでした。2年時、出雲では脱水症状気味になり、1区9位、全日本でも1区15位と主要区間を任されながら続けて結果を残せなかったことで精神的にもきつかったようですね。それでも、箱根では7区5位と初めて区間5位以内で走りました。ハーフのベストも63分4秒と大学ベストとなるタイムをマークしています。

 

3年時、1万mで28分48秒と好タイムをマーク、関東インカレ1部1万mでも8位に入るなどトラックで活躍、全日本でも1区8位ながら大きく離されることは無い粘り強い走りでした。迎えた箱根でも9区4位と主要区間でも結果を残すようになってきました。4年時、5000mで13分47秒と好タイムを叩きだしたものの、故障などもあって全日本予選では1組に・・・結果は組トップでしたが、本来であれば最終組を任せたい選手ですからね。出雲も最短区間の2区で7位、全日本は欠場となかなか万全の状態で挑むことが出来ませんでした。それでも、最後の箱根では8区3位と区間順位として過去最高をマークしました。特に3大駅伝では苦戦することも多かったですが、年々力をつけて貴重な戦力となっていきました。

 

 

高田 康暉・・・高校ベストは14分19秒、高2の都大路ではアンカーを任されて最後のトラック勝負を制し、逆転で都大路初優勝を果たしています。1年の出雲から出場していますが、2区4位、全日本では5区6位と崩れはしませんが、好走でもない走り・・・箱根では出場も果たせませんでした。2年時、出雲で2区4位、全日本では6区3位とこれまた繫ぎ区間でまずまずという結果だったのですが、上尾ハーフで62分38秒をマークすると、大ブレイクしたのは箱根でした。エース区間の2区を任されると2区で区間賞を獲得、他大のエースたちを抑えてのこの走りは見事でしたね。4年間でのベストレースと言っていい走りでした。

 

一気にエースとしての走りが期待されるようになった3年時、1万mで28分49秒と大学ベストをマーク、ただ駅伝シーズンは故障もあって出雲を回避、全日本も2区7位に留まりました。その後、上尾ハーフで62分2秒を叩き出して優勝、復活を遂げると、箱根でも2年連続の2区を任され、2区6位ながら前回よりも1秒タイムを縮めてきました。4年時、5000mで13分50秒と大学ベストをマーク、セカンドベストも13分台をマークするなどタイムを縮めてきました。しかし、またしても故障に悩まされ、全日本予選は4組28位止まり、駅伝シーズンでも出雲、全日本を欠場し、なんとか箱根には間に合わせましたが、2区17位と過去ワーストの走りになってしまいました。。。2年の箱根で最高の走りを見せたものの、3,4年時は故障もあってなかなか力を発揮出来なかったのが残念でした。

 

 

中村 信一郎・・・高校ベストは14分32秒、2年の出雲で3大駅伝デビューを果たしますが、5区8位とほろ苦いものに・・・箱根でも10区10位に終わっています。タイムを縮めてきたのは3年時、1万mで28分台に突入し、ハーフでも62分30秒と好タイムをマーク、しかし全日本では3区で区間15位、最後はふらふらになるなどなかなか3大駅伝で結果を残せませんでした。それでも、箱根では1区11位ながら上位との差を最低限に抑える走りを披露、主力の一角を担うようになります。

 

迎えた4年時、5000mで13分54秒、1万mで28分52秒と大学ベストを叩きだしたものの、全日本予選は3組22位、出雲では3区7位ともう一歩奮いませんでした。そんな状況で迎えた全日本、1区を任されると最後まで先頭争いに加わり、一時は抜けだすなど積極的な走りを披露、トップとタイム差無しの3位という大学ベストレースを見せてくれました。この走りは本当に素晴らしいの一言ですね。箱根でも2年連続の1区を任されると区間5位と好走、早稲田が苦戦することも多いスターターの役目をしっかりと果たしてくれました。

 

三井 泰樹・・・高校ベストは14分50秒、2年時に5000mで14分17秒と大学ベストをマークすると、全日本のメンバーにも選ばれました。3年時は1万mで29分40秒、ハーフで64分7秒までタイムを縮めてきたものの、3大駅伝ではいずれもエントリーさえされない苦しい時期を過ごすことに・・・迎えた4年時、全日本予選に1組で出場を果たすと、7位で走り予選突破に貢献しました。しかし、その後は初めてエントリーされた箱根でも出番はなく、3大駅伝出場は果たせませんでした。こういった叩き上げの選手の成長が早稲田の選手層を厚くしてくれますよね!

 

 

三浦 雅裕・・・高校ベストは14分11秒とこの学年ではトップタイムです。1年で1万m29分42秒をマーク、箱根メンバーにも選ばれています。三浦の名を広めたのは2年の箱根、6区を任されると58分台で区間2位、元々下りが得意とは言われていましたが、一躍下りのスペシャリストとなりました。さらに、学生ハーフでも62分台をマークしています。3年時、5000mで14分7秒と大学ベストで走ると、出雲・全日本もエントリーされますが出番はありませんでした。それでも箱根では2年連続の6区を任され、58分31秒で当然のように区間賞を獲得しました。学生ハーフでは62分45秒とさらにベストを縮めています。

 

4年時は出雲にエントリーされず、全日本もエントリー止まりと4年間出雲・全日本は走ることはありませんでした。それでも、箱根では3年連続の6区で区間新も期待されましたが、直前に足の故障があってまさかの当日変更、最後の箱根を走れないとい憂き目に遭いました。大学で競技を辞めるということでまさに集大成のはずだったのですが、チームにとっても本人にとってもショックな箱根になってしまいました。

 

 

前野 陽光・・・高校ベストは14分41秒、3大駅伝でエントリーされたのは4年の箱根のみとなっています。大学4年時に5000mで14分24秒、1万mで29分57秒、上尾ハーフで64分42秒と3部門で全てベストをマークしていたこともあり、16人のメンバーに入ってきました。最初で最後の箱根を走ることは出来ませんでしたが、4年時にベスト連発でメンバー入りを果たせたのは良かったですね~

 

 

藤岡 孝彰・・・高校ベストは14分44秒、2年の学生ハーフで64分40秒と大学ベストをマークしています。3年の全日本で初の3大駅伝エントリーも果たしました。ただ、この時は1万mの持ちタイムも30分53秒でしたし、まだ出場は遠かったっかなあ・・・4年時、5000mで14分23秒、1万mで30分6秒とタイムを伸ばし、全日本予選にエントリーされています。ただ、この時も走ることは出来ず、その後の3大駅伝もエントリーされないまま卒業ということになりました。

 

 

チームとしての4年間を見てみると、箱根では5位→4位→5位→4位とトップ5以内をキープして安定はしているものの、3位以内には一度も入れておらず、上位争いは出来ても優勝争いまでは出来ていない状況です。全日本では3年時のシード落ちが衝撃的でした。。。4年時は全日本予選で4位通過と低調、出雲も6位ながら全日本で最後まで3位を争っての4位とすぐにシード返り咲きを果たしたのが良かったですね。3大駅伝の出場回数では柳の9回が最多で唯一の箱根4年連続出場を果たしています。続いて8回の高田、7回の中村信と続いています。4番手が三浦の2回ですから、この3人が抜けていることが分かりますね。

 

来年度の新入生では、新迫、太田という高校時代に実績豊富な選手が入ってきますね。二人とも1万mの持ちタイムで高校トップクラスというのが心強いです。新迫は3年時にやや精彩を欠きましたがロードでの実績も豊富ですし、二人とも即戦力となり、現4年生の穴を埋めていって欲しいです。来年度も箱根を走った7人+平がいますし、戦力はまだまだ豊富です。ずっと4位以下が続いている現状を打ち破るまずは3位以内、そしてさらに上を目指して行って欲しいです!

 


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