2015年箱根予選 結果&雑感 ~東京国際大が初出場!!~

本日、箱根予選会が行われ、来年1月2日、3日に行われる箱根駅伝に出場する20校が決定しました。順調に予選突破をしたところもあれば、意外な予選落ちもあり・・・やはり、箱根予選を突破するのは容易では無いですね。今回は箱根予選の1位~15位の大学の走りを見ていきたいと思います。

 

1位:日本大学

ここ最近、箱根予選で苦戦していたので、今回も手こずるのでは?と思いましたが、とんでもなかったですね。キトニーのトップ通過は予想通り、荻野、石川の20位以内も順当、さらに木津やルーキーの加藤も今年度の走りを見る限り50位前後で走ってもおかしくはないと思っていました。ただ、問題は6番手以降だと思っていたのですが・・・46位に入った山崎を筆頭に、岡野、高野、新関、石井と2年生がしっかりとまとめてのトップ通過を果たしました!エースとそれ以外の選手の力の差がここ数年の大きな課題でしたが、中間層も育ってきましたね。1位~4位を上級生が占め、5~10位が1,2年生という状況でエースの揃う上級生に選手層を補う2年生という感じです。箱根でもシード権の狙える戦力が見えてきそうです。

 

 

2位:帝京大学

阿南、竹本という実績のある二人が外れてちょっと帝京は苦戦するのでは?と思ったのですが・・・高橋裕が17位とチームトップを筆頭に10番手でも87位と全大学の中で唯一100位以内に10人を揃えてきました。堤が61位と奮わなかったのはちょっと心配ですが、ルーキーの畔上が52位、実績に乏しい選手もしっかりと100位以内に入ってくるのが帝京の強さですよね。。。やはり、帝京の選手層の厚さは素晴らしいですね。。。4年生が卒業したらどうなってしまうんだろう?と毎年思うのですが、そのたびに選手がどんどん育ってきて箱根で戦えるチームを作ってきますね。箱根でもしっかりとメンバーが組めればシード返り咲きも十分狙えそうです。

 

3位:日本体育大学

山中の退部などもあり、さらに10km通過時点では14位とどうなってしまうんだ?と思った日体大ですが、作戦通りだったようで後半に着実に順位を上げ、3位でのフィニッシュとなりました。奥野がチームトップ候補かと思っていましたが、小松が上回りしかもトップ10で入ってきたのにはびっくりしました。全日本予選でも2組1位でしたし、1万mでもベストと絶好調ですね。小町も59分台で16位と上位3人は好成績。しかし、3位と4位の差が50秒以上もあるんですよねー。しっかりと3位通過を果たした中で、ちょっと気になるところです。ルーキーの室伏がチーム5番手、故障から復活した辻野がチーム7番手と新たな戦力が台頭してきたのは良いことですね。チーム状況は分かりませんが、しっかりと本戦までにベストメンバーのチームが組めれば、これまたシードも狙えるだけの戦力と言えそうです。

 

 

4位:順天堂大学

個人で最大のサプライズだったのが塩尻、キトニーが抜けだした後の第二集団に最後までついていき、59分38秒で8位という素晴らしい走りを見せました。日本人ルーキーが1桁で走るのは、東海の村澤が全体トップで走って以来ですね。距離対応出来ているという話がありましたが、まさかここまでとは・・・今後が益々楽しみになってきました。エースの松枝も集団から遅れながら18位にまとめたのはさすが!主力と呼ばれる選手たちも揃って二桁順位では走っていますし、状態が心配された田中も67位ですから、上出来でしょう。ただ、これまでの実績に乏しい選手はいずれも100位オーバーとやはり選手層にはまだ不安を残すかなあ?ここに花澤が加わるとしても、もう一人二人繫ぎ区間を安心して任せられる選手が台頭してきてほしいところです。

 

 

5位:神奈川大学

我那覇、西山がともに先頭集団に付いていかないという意外な展開の中、チームトップとなったのが鈴木健、9位というのが素晴らしいですね。もう完全にチームのエースへと成長を遂げました。我那覇、西山も30位以内ではまとめていますので、最低限の走りはしてくれたかなあ?むしろ、鈴木祐、中平、大野がいずれも40位以内に入ってきたのが収穫ですかねー。その一方で二桁順位は7人のみ、期待のルーキー山藤が120位だったのも残念だったかなあ。それでも、しっかりと中位では通過していますし、そろそろ本戦でシードを期待したいところですよねー。。。

 

 

6位:拓殖大学

ダブルエースのデレセが2位、金森が5位と前評判通りの素晴らしい走りを見せました。さらに宇田、東島、馬場と主力がしっかりと50位以内、力のある選手が順当に結果を残しました。そんな中、63位に入ったのがルーキーの戸部、ハーフ64分台を既に持っている選手、どうやら長い距離への適性があるようで、箱根では早くも戦力となりそうですね。しかし、チーム6位戸部と7位白石の差が実に1分、順位でも78位も間があいているんですよね。。。7番手以降は6人中5人が4年生・・・箱根では最上級生の意地に期待したいところです。

 

 

7位:法政大学

嬉しい箱根への復帰を果たしたのが法政大学、前回は西池の欠場、関口の不調で箱根を逃しましたが、1年で戻ってきました。細川抜きで通過は厳しいと正直思っていましたが、足羽が12位の快走、関東インカレ、全日本予選と苦しみ続けたエースがついに本領発揮、最も走って欲しい場面で結果を残す、まさにエースたる所以の走りですね。チーム2~5番手に入った有井、坂田、本多、城越はそれほど実績の無い選手なんですよねー。むしろ6位以下の方が豪華な気も・・・こういう選手たちがしっかりと走ってくれるとチームとしても勢いに乗りますよね―。稼ぐ役割も期待された佐藤が223位に沈むなど、不安なところもありましたが11位の岡田でも137位でまとめていますし、繫ぎ区間は任せられそうな選手が出てきたかなあ。となると、後は往路を走れる選手ですよね―。足羽、細川以外で主力となる選手が出てきて欲しいです。

 

 

8位:中央大学

ダブルエースの徳永が日本人トップ、町澤が15位と揃って結果を残しました。主力の揃う3年生が相馬、鈴木、新垣とチーム3~5番手でしっかりと走りました。しかし、チーム7番手が127位の堀尾、むしろチーム上位での走りも期待したい市田、小谷がチーム10,11番手というのが残念。。。なかなか、箱根予選で揃って好走というのが無いですね。。。連続出場は続けたものの、過去3大会は12位→7位→8位といずれも下位での通過、本戦ではしっかりと合わせてきてくれるとは思いますが、やはり箱根予選はまだまだ苦手としている以上、何とかシードを取りたいところですね。ちょっと噛み合わないと、予選落ちも見えてしまう状況なだけに・・・

 

 

9位:東京国際大学

前回の創価に続いて、2年連続の初出場校が誕生しました。昨年度、3年生以下で13位に入ったことで期待が高まりましたが、創部5年目で初出場を果たしてしまうとは・・・本当に凄いですね。スタンレイが3位と2年続けての1ケタ順位と結果を残したのは予定通り、照井や小針といった主力が100位オーバーと苦戦したのですが、関、鈴木大、濱登が二桁順位で走り、5番手以降も大きく崩れることはありませんでしたね。二桁順位はわずかに4人ですが、10番手で154位、12番手でも182位にとどめていますからね。200位オーバーを出さなかったのはエース力だけではなく、総合力も見せてくれました。各学年に力のある選手がいるのも魅力、これは今後も期待出来るかもしれません。初の箱根路、思いっきり楽しんで欲しいです。

 

 

10位:上武大学

主力が外れたことで予選落ちもあり得るかと思われた上武大学ですが、わずかに10秒差、1人あたり1秒差で最後の1枠に滑り込みました。チームトップは東、2年時に箱根を走って以降、姿を見せなかった東が今年度、復活をとげたどころかさらなる成長を遂げ、13位で59分台と荒稼ぎしました。今年度、苦戦が続いていた坂本もハーフの距離とはなればさすがの26位と結果を残し、5位井上までは68位でまとめましたが、6番手が117位、8番手が170位オーバーです。前回は見事に集団走が決まり、10人を100位以内に送り込みましたが、今年度は珍しく集団走が失敗してしまったようで・・・ベストメンバーが組めなかったことによる走力不足も大きいと思います。箱根には最低限ベストメンバーで臨み、今後に繋がる走りを見せてくれれば。

 

 

11位:国士舘大学

後10秒届かなかった国士舘・・・大健闘だとは思います。戦前の評価も正直低かったですし・・・前回210位だった武藤が22位と素晴らしい走り、さらに期待のルーキー住吉が65位でチーム2番手には驚きました。3番手には堀合が入りましたが、エースとしてもう少し稼いで欲しかったか・・・今年度ベストをマークしている山田、石井、本多あたりもチーム上位に入り、二桁順位は4人しかいませんでしたが、10番手で133位と10人通過は圧倒的に早く、予選通過もいけるかと思いましたが・・・後一歩及びませんでしたね。。。

 

 

20km×10人走って10秒という差・・・勝負にタラレバはありませんが、主力の堀合や餅崎はもっと走れたでしょうし、10000mでベストを出している三田もチーム10番手に入ってきて欲しかったかなあ。。。全員が全員、力を出し切れるなんてあり得ないですし、どのチームにも言えることかもしれませんが、悔しすぎる結果となりました。上位4人のうち3人が4年生、トップ10のうち5人が4年生ではありますが、増枠以外では久しぶりに予選突破が狙えるところまできました。来年度に期待したいです。

 

 

12位:東京農業大学

昨年度、わずかに届かなかった箱根出場権、今年度はその借りを返すことが期待されますが、残念ながら届きませんでした。戸田が7位とエースとしての働きをしっかりと果たし、期待のルーキー小山、長い距離に苦しんでいた佐野もチーム上位で走ってきました。しかし、チーム5番手~10番手が128位~146位といくら集団であっても順位が低すぎました。。。特に上級生、実績のある4年生の遠藤や大橋にはもっと走って欲しかったですし、ハーフ63分台を誇る折居が210位とは・・・今回も噛み合わない結果になってしまいましたね。。。2年連続の予選落ち、今後が心配になってしまいます。後一歩噛み合わないレースが続いています。

 

 

13位:國學院大学

まさかの予選落ちとなったのが國學院大學、前回の箱根予選は2位通過でしたが、エースの蜂須賀を欠いたとはいえ、持ちタイムや過去の実績を見る限り、とても予選落ちする戦力ではないと思っていたのですが・・・細森の28位がチーム最高順位、チーム4番手で93位ですからね。。。外さない廣川が97位、吾妻が145位など走って欲しい選手がことごとく力を発揮出来ずに終わってしまいました。期待の2年生である向がチーム3番手、江島が4番手と若手が結果を残したのは収穫でしたが・・・ここ最近は安定した結果を残してきた國學院ですが、エースの穴は想像以上に大きかったですね。とはいえ、戦力的には来年度もまだまだ充実していますし、しっかりと1年で箱根への復帰を果たして欲しいものです。

 

14位:創価大学

2年連続の通過が期待された創価、エースの山口は6位と4年連続で結果を残したのは本当に素晴らしいです。この山口なくして創価の躍進はあり得なかったでしょう。セルナルド、後沢とエース格はしっかりとした走りを見せましたが、昨年度大活躍だった2年生の蟹澤が160位、大山が161位と結果を残せず・・・連続して結果を残すのがいかに難しいかが分かりますね。10番手が221位と連続出場を狙うには苦しすぎました。山口、後沢らが卒業する来年度、さらに箱根予選突破は遠くなってしまうかもしれません。。。ただ、東京国際大学が創価への悔しさを胸に予選突破を果たしたように、来年度は逆に創価が返り咲きでの箱根出場を果たして欲しいものです。

 

 

15位:専修大学

昨年度の大惨敗からは戻してきたとはいえ、丸山が23位、濱野も56位、小澤も80位と3年生がまずまずの結果を残しました。1年の川平も98位は上出来、ただ、エース格の上手が166位に留まり、1万mで29分5秒を持つ渡辺は205位・・・力を発揮しきれないのがもどかしいですね。来年度に向けては、チーム上位5人が全員3年生以下、1年生が3人チーム10番手に入ったのは収穫ですし、一方で4年生は2人のみです。持ちタイムでは通過圏内にまできているんですけどねー。後は、勝負レースでの結果を残せる強さを身につけて、また来年度勝負して欲しいです!

 


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