91回箱根駅伝 順天堂大学の優位/不安要素

続いては前回の箱根では5区で好走経験のある西郷を欠いたこともあり、5,6区がともに区間21位に沈み、総合でも16位とシード権を逃した順天堂大学の優位/不安な点を考察していきます。・・・過去5年の箱根成績はこのようになっております。今年度は全日本予選こそ2位と好順位での通過でしたが、相変わらず苦手な箱根予選では8位通過、全日本でも9位に終わり、シード争いに絡むことは出来ませんでした。

 

 

まず不安要素として挙げられるのは山ですよねー。前述のとおり、前回の箱根は山での大ブレーキが痛かったです。5区候補と言われる西郷は夏以降姿を見せていませんし、監督も間に合うかはギリギリのところで、いないものとしてオーダーを考えているという話をしていました。故障明けで5区に臨んで好走するのは難しいでしょうし、走る可能性も低そうです。山で差をつけられていてはシード返り咲きは難しいですから、果たして誰が上るのか、そしてどんな走りを見せるのかというのは、順天堂の命運を握ることとなりそうです。

 

 

怪我人が多いのも気になるところです。西郷の他、松枝はようやく学連記録会でまずまずの走りでしたが、箱根予選は故障を抱えながらという話でしたし、的野も箱根には何とか間に合いそうということですが、故障に苦しみ続けた4年間だったと思います。他には今年度飛躍を期待していた2年の森が箱根予選・全日本ともに走れませんでした。決して層が厚いとはいえない順大において、これだけ故障者が出てしまうと厳しいですよねー。何とか、箱根にはベストメンバーで臨んで欲しいところですが果たして・・・?

 

 

一方で、箱根への調整というのは、順大が得意としているところでもあります。箱根予選は最下位通過ながら箱根本戦でシードを獲得したり、箱根本番ではきっちりと力を発揮する選手が多いんですよねー。だったら、箱根予選へのピーキングももう少し上手くなって欲しいという気もするのですが・・・前年度に比べれば選手層も厚くはなってきましたし、さすがに前回のように5,6区で終戦ということにはならないでしょう。箱根にはしっかりとピークを合わせ、決して高くはない前評判を覆すような走りを見せて欲しいところです。

 

 

復路は堅実に走れそうな選手が揃っている一方で、1~3区の往路を誰が走るのかというのも気になるところです。優樹は安心して往路の主要区間を任せられそうですが、エース格の田中は全日本1区で大きく出遅れてしまいましたし、エースとなって欲しい松枝は故障明けということでいきなりの主要区間は難しいかな?期待のルーキーの花澤もハーフの距離にはまだまだ苦労しているみたいですし、なかなか主要区間を区間10位前後で走れそうな選手が見えてこないんですよねー。序盤で出遅れてしまうと、その後に取り戻すのは至難の業ですし、 何とか粘れる選手が出てきて欲しいところです。

 

 

箱根出場校の中で、1万mの平均持ちタイムが12位ながら、ハーフの持ちタイムだと18位まで落ちてしまうのも気になるところです。順大は好タイムの出るハーフの大会への出場に積極的ではないという事情はありますが、近年高速化が進む箱根においては、そのスピードを記録会で経験しておくというのも素人目ながら大事に思えるのですが。。。選手個人の持ちタイムをいると、ハーフ62分台が優樹1人、63分台は4人いますが、いずれも63分48秒以降、10番手でギリギリ65分きりという状況ですからね。監督が方針を変えない限り、ハーフの持ちタイムが悪いのは変わらなそうかなあ?

 

 

箱根エントリー16人予想

 

4年:優樹、和樹、的野、西郷、三宅

3年:田中、松枝、稲田、相浦

2年:聞谷、西澤、森、作田、山下智

1年:花澤、栃木

 

16人選ぶのはなかなかに難しかった気が・・・4年は松村兄弟に故障明けの的野、西郷も少なくともエントリーはされるかなあと・・・箱根予選会を走った三宅も含めて5人と予想しました。3年は箱根予選会を走った田中、松枝、稲田の3人はほぼ間違いないとして、もう一人ハーフ65分台の相浦としました。16番目争いの選手かなあと思っていますが…2年は箱根予選会を走った聞谷、西澤、作田に状態が気にはなりますが、森もエントリーされると予想しました。箱根予選会の14人に入った山下智も入ると予想しましたが果たして・・・1年は無難に箱根予選、全日本をともに走った花澤、栃木の2人です。

 

 

持ちタイムや今年度の実績を見る限りは、シード権は厳しそうに思えますねー。復路は区間中位でまとめられそうな選手は何人も見受けられるのですが、正直、優樹が走る区間以外の往路はどこも怖いです。。。今の順大のチーム状態を考えると、一度ブレーキしてしまうとそこから立て直すのは厳しそうですし、遅れたとしても最小限に被害を留め、シード争いにしぶとく絡んでいくという戦い方になるのかなあ?ただ、前々回も3年前もシード権は厳しいと思っていたのに、それぞれ7位、6位できっちりとシードを確保していますし、箱根予選と本戦とは違うというところをいい意味で見せつけて欲しいです!!

 


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