90回箱根駅伝を振り返る ~國學院大学~

続いては國學院大学について・・・結果はこのようになっております。予選会を5位での通過、寺田を2区に起用してきたことで、前後の1,3区がしっかりと区間中位で走り、5区も区間一桁で走るくらいで無ければシードは厳しいかなあと思っていましたが、正直総合17位は予想以上に悪い結果でしたあ。主要区間と言われる1,2,3,5、9区のうち、区間15位以内で走ったのが2区の寺田だけではどうしようも無いですよね。。。ちょっと以前のような粘り強さが無くなってきているような・・・そんな國學院の走りを振り返ってみたいと思います。

 

1区は柿沼、箱根予選会を寺田に次ぐチーム2位で走った選手ですし、人選としては無難だったと思います。ただ、それでも区間18位という苦しいスタートとなってしまいました。ただ、18位でもタイムは64分19秒と決して悪いわけではなく、合格点とはいかないまでも、最低限の走りはしてくれたと思います。前も見える位置で渡してくれましたしね。2区は寺田、前回は調整が上手くいかなかったということで2区15位に沈んでしまいましたが、今回は7位ときっちりと走ってくれました。やや奮わなかった今シーズンを思えば上出来の走りだと思います。4人抜きで総合順位を14位まで上げましたしねえ。

 

しかし、その流れを断ち切ってしまったのが3~5区、3区沖守は前回1区19位とブレーキしてしまった選手であり、その時は体調が万全ではなかったとのこと、悔しい思いをしたでしょうから、其のリベンジをと期待していたのですが、結果はその19位よりも悪い区間21位とチームワースト順位となってしまいました。うーん、この走りは正直痛かったですね。これで一気にシードが厳しくなってしまいました。。。4区は牛山、4年生にして初の箱根出場、箱根予選でもチーム5位に入り、こういう叩き上げの選手は箱根で結構きっちりと走ってくれる印象があったのですが、区間17位とこれまた残念な走りになってしまいました。総合順位こそ16位で変わらずでしたが、往路に主力をつぎ込んだ布陣でこの順位では巻き返しも厳しいですよね。

 

こうなると、もう5区の爆走にかけるしかありません。前回は5区11位とまずまずだった大下が再度5区に挑みましたが、結果は前回よりも順位を落とす区間16位、最も差のつく5区でこの順位は痛かったですね。往路終了時点で10位とのタイム差は5分以上に広がり、この時点でシードは絶望的となってしまいました。ただ、復路はそれでも粘りを見せます。6区湯川は3大駅伝初出場、箱根予選会154位の選手ながら区間9位で山を下りました。一斉スタートだっただけに、6区をしっかりと走ってくれると、前の方で集団でレースを進めやすくなるため、多少は有利かなあと思っております。7区は廣川、吾妻とならぶ期待の2年生が区間6位と区間順位としてはチーム最高の走りを見せました。トップとのタイム差も10区間中最小ですし、いい走りだったと思います。ただ、個人的には繫ぎ区間を走るような選手では無いと思っていますし、来年度以降は主要区間を担う選手になっていって欲しいです。

 

8区は蜂須賀、ルーキーで唯一起用されました。箱根予選会も76位と堅実な走りを見せていましたしね。区間順位も13位とルーキーとしてはまずまずだと思います。箱根予選会で実績のある稲毛や1万mで好記録を出した鈴木、中嶋など楽しみな1年生が何人もいるだけに、切磋琢磨してチームを支える学年になっていってほしいと思います。8区は吾妻、前回の箱根では8区6位、全日本・箱根の各予選会でもきっちりと走っており、外さない選手という印象があったのですが、9区20位はどうしてしまったのでしょうか?トップにつけられたタイム差も実は5区以上、実に5分40秒も離されていますからね。復路は6~8区まできっちりと走れていただけに、なおさらこの走りは残念だったように思えます。個人的には来年のエース候補の1人だと思っているんですけどねー。この悔しさをバネにさらなる成長に期待したいです。

 

10区は塚本、箱根予選は93位、持ちタイムを見てもハーフでギリギリ64分台など、目立った記録は残せていませんが、それでも10区で9位と一桁で走ってくれたのはチームにとっても収穫だったと思います。シードラインからは約6分差、往路で5分差つけられていたことを考えると、やはり復路は健闘した印象がありますねえ。来年は1区柿沼、2区寺田、4区牛山が抜けます。1万m、ハーフの持ちタイムでも、箱根予選会でもチーム1,2位の寺田、柿沼の抜ける穴はやはり大きそうですねえ。それでも、現有戦力でも十分箱根予選会は突破出来ると思いますし、スカウトが良くない國學院にしては珍しく、都道府県対抗で5区区間賞の向という即戦力になるであろう新入生が加入してきます。寺田というエースが抜けた穴をいきなり埋めるのはもちろん無理でしょうが、将来のエース候補として期待したい選手ですね。やはり、國學院にとっては往路が鬼門なだけに、1~3区を区間中位で走れるような選手を育てつつ、まだシード権返り咲きを狙ってほしいと思います!!

 


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