帝京大学 2025年度 出雲・全日本振り返り⇒箱根に向けて
続いては帝京大学について、出雲・全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲・全日本結果はこのようになっております。出雲は例年通り経験を積ませる面もあったと思いますが、全日本では一時先頭集団に加わるなど見事なレースを見せました。ほぼ完璧と言って良かったのでは。この走りを見ると、箱根に向けても期待せずにはいられません。

1区の楠岡が区間3位、先頭とも8秒差と好スタートをきりました。今年度、帝京における最大の戦力アップは楠岡がエースになったことですよね。エース区間を安心して任せられる選手の台頭は大きいです。2区の島田は区間7位、エース格の1人であることを考えるともう少しやれそうだとは思いますが、最低限んまとめてくれました。3区の小林は区間11位で関東勢最下位、4→8位と4つ順位を落としてしまうことに。箱根ではアンカーとしてシードを獲得、主要区間に抜擢されましたが今回は苦しい走りに。
4区の原が区間5位でまとめたのは良かったですね。総合順位こそ変わりませんでしたが、3大駅伝初出場でこの走りは今後への期待を高めるものでした。5区の鎗田も区間6位、前年度の5区11位から順位をしっかりと上げてきました。6区の谷口は区間8位で総合でも8位、こちらも3大駅伝のエントリー自体初めてからしっかりと走ったと思います。新戦力の台頭、新エースの台頭と収穫のあるレースとなりました。
1区の柴戸が区間13位も先頭と12秒差で繋いだのがまず大きかったですね。1区は順位よりもタイム差ですし。そして2区に楠岡がいることでさらにこの1区の走りが生きています。2区で区間タイ記録での区間賞を獲得するとは…少なくとも私がDB管理している1997年以降では、全日本で初の区間賞となります。それをエースが揃う2区で獲得ですからね。先頭と1秒差の2位と区間順位も総合順位も素晴らしいです。
3区の原は区間8位、総合では2→4位と2つ順位を落としましたが、まだ先頭とは15秒差ですし、主要区間に抜擢されましたが冷静な走りを見せました。4区の谷口は区間3位とこちらも素晴らしい走り、楠岡、原、谷口と3年生を並べてきましたが全て結果を残してきました。総合でも3位に浮上とここまでは理想的なレースを見せています。5区の鎗田は区間9位、1区を除くと区間順位では最も下位ではありますが、タイム差はそれほどついていないですし、総合4位でしっかりと繋ぎました。
6区の尾崎は区間6位タイ、3年生の活躍が目立っていますが、4年生もしっかりと中位で走っています。ここでも総合4位と2~6区はいずれも総合4位以内を走っています。7区の島田も区間5位は十分すぎる走りでしたよね。長距離のエース区間でしっかりと役割を果たしました。総合5位に落としましたが、これはもう区間新記録を出した相手が強すぎる。。。8区の浅川も区間8位でまとめて総合6位、こちらも日本人最高記録を更新されては仕方ない。やれるだけのことはやった結果の6位シード獲得、十分に爪痕を残しました。
全日本の走りを見ると、箱根でも期待せずにはいられません。今年度は5強と言われていますが、そこに割って入る可能性が最も高いのは帝京なのでは。エース区間の2区は楠岡が担うことになるかな。その場合、島田が前回好走した1区か3,4区か…どちらにしろ往路の主要区間を担うことになるでしょう。他にも柴戸、尾崎と前回往路を走った選手たちは揃っており、全日本で良かった原、谷口らも往路の争いに加わってくるか。
そうなると、気になるのは5区ですね。経験者は尾崎、楠岡と2人いるのですがどちらも区間17位以下で再び走る可能性は低そう。特に楠岡はエース区間か最低でも準エース区間でしょうし。細谷の連続区間賞はありましたが、帝京は比較的5区を苦手としていますからね…5区で最低でも一桁で走れる選手が上位を崩すには必要になります。誰を起用してくるか最注目。
6区は前回区間4位で走っている廣田がいて不安は無し。出雲ではもう一歩だった小林や全日本で8区を担った谷口も9区あたりを担ってもおかしくないですし、出雲・全日本を走った9人+廣田でもう10枠は埋まってしまうんですよね。主力は計算出来ますが、選手層という点ではちょっと薄いのかも。先月1万でベストを更新している大西、佐藤、斎藤ら全日本にエントリーされた選手たちがメンバー争いに高いレベルで加わってきてくれれば大きいです。
ベストに近い布陣が組めれば、十分に上位争いに加わるだけの力はありそうですし、全日本でチームの足並みが揃ってきたのも大きいです。本当に箱根に向けては期待しか無いですね。全日本を上回るようなサプライズを箱根でも見せて欲しいです。