東京マラソン2018結果 ~悠太が16年ぶりに日本記録更新の快挙!!!~
今日行われた東京マラソン、素晴らしかったですねー。従来の日本記録は2時間6分16秒、2時間6分台も過去に3人しかいませんでしたが、その日本記録が更新され、6分台ランナーも一気に5人に。まさに記録づくしの大会となりました。
その立役者となったのがHONDAの悠太、大迫とともに日本のトップに君臨する最強ランナー、凄かったですね。ずっと2時間5分台が狙えるペースで推移、30kmを過ぎて集団から遅れたときは、もう厳しいかと思いましたが、そこからの復活の走り、他の選手をどんどん抜いていき、2位にまで浮上、タイムも2時間6分11秒と日本記録を5秒更新してきました。
もう最後はドキドキでしたが、見事に更新してくれましたねー。本人のガッツポーズも印象的でした。40kmで右腕につけていたものもある意味印象的…1億円もゲットですね(汗)副賞のBMWも…HONDAとしては複雑かな?(笑)ハーフ日本記録に続きマラソンも日本記録保持者に…こうなると、大迫との直接対決が見てみたいですよね~同学年のライバル、まさに日本No.1を争う二人です。
日本人2位の5位に入ったのがMHPSの井上、前回も2時間8分台の素晴らしい走りを見せて、世界選手権にも出場しましたが、今回は日本人選手としては唯一先頭集団に食らい続けましたね。終盤に抜け出したときは日本記録も…と期待しましたが、ラストはやや失速…それでも2時間6分54秒は素晴らしいの一言ですよね。山梨学院時代からマラソンに向いていると言われていましたが、ここまでの選手になるとは…今後がますます楽しみです。
日本人3位以下は先頭集団には無理についていかず、第二集団でレースを進めた選手たち、そんな中、第二集団から抜け出したのが同じくMHPSの木滑、2時間8分8秒とこちらも好タイムですね。MHPS,恐るべし…日本人4位にTOYOTAの宮脇、2時間8分45秒で入りました。宮脇も高卒ですが、大迫・悠太世代ですよねー。ここ最近は苦しむことも多かったですが、良い走りを見せてくれました。
日本人5位にマツダの山本、東洋大学時代は悠太の2個先輩ですね。大学4年時の箱根でも力強い走りを見せてくれましたが、実業団にはいってからも着実に力をつけていきましたね。2時間8分48秒と好タイムをマークしました。
日本人6位、MGC出場権の最後の1枠を勝ち取ったのが日清の佐藤悠基、2時間8分58秒で日本人上位6人が2時間9分切りというのが素晴らしいですね。悠基はトラックやハーフの距離での強さに比べると、マラソンでは苦戦が続いていましたが、今回は良い走りを見せてくれましたね。まだまだ、第一線で長く活躍してくれれば!!
他に2時間10分切りを果たしたのが3人、2時間9分36秒の荻野(富士通)、43秒の一色(GMOアスリーツ)、47秒の村澤(日清)となっています。いずれも箱根では2区で好走した経験を持つ選手たちですね。荻野もマラソンで着実に経験を積んで安定してきましたし、一色も実業団に進んでからはやや苦戦していましたが、今回はきっちりとサブテンを達成してくれました。村澤はすでにMGC出場権を確保しており、今回は自己ベスト、さらにタイムを伸ばしていってほしいですね。
2時間10分10秒台でも田中飛鳥、山岸、神野らが走っており、高速コーストなった東京マラソン、今回は大盛況でしたね。学生では、大学長距離界のエース、鈴木健吾の初マラソンに注目が集まりましたが、2時間10分21秒と初マラソンとしては上々の走りと言って良いのでは?実業団でのさらなる飛躍が楽しみです。