来年度新入生速報(2016/11/29時点) 大学別雑感その1(箱根シード校)

昨日、雑誌にて高3の選手の進路が一部発表されました。有力選手は判明することも多いですし、ドキドキしながら雑誌をチェックしました。各大学ごとに、判明している来年度の新入生の高校時代の実績などを見ていきます。といっても、大学に比べるとはるかに知識に乏しいのであしからず…雑誌見ながらなので、誤りがあるかもしれませんが、お許しを…

 

青山学院大学

世羅の吉田、九州学院の神林という持ちタイムも勝負レースでの実績も豊富な世代トップクラスの選手をしっかりと確保しているのはさすが青学…さらに、14分16秒を持つ伊賀白鳳の市川、世羅からは14分21秒の長嶺もダブル取りですね。

 

14分21秒を持つ白鴎大足利の鶴貝と13分台1人を含む14分30秒切りが既に5人判明しています。さらに、14分30秒台でもこれまたダブル取りとなる九州学院の大蔵、自由が丘の森川、秋田中央の新号、樹徳の中山が加わるなど、パイプの強い駅伝強豪校を中心に今年度も有力選手が加わります。

 

東洋大学

13分54秒を持つ佐野日大の大森に14分6秒を持つ山梨学大附属の飯島が入りますね。山梨学大附属の選手はそのまま山梨学院大学に進むことがほとんどでしたので、ちょっと意外でした。いずれもスピードのある選手です。さらに、14分19秒を持つ山形中央の大沢、14分22秒を持つ浜松商業の小田、14分25秒を持つ那須拓陽の吉川とやはり14分30秒切りが5人判明。

 

さらに、14分30秒台でも遊学館の田中、八頭の杉村がいますねえ。13分台の選手を含む14分30秒切りが5人以上というのがいわゆるスカウトの強い大学の基準の1つかなあ。来年度も即戦力ルーキーが加わることになりそう。

 

駒澤大学

13分59秒を持つ西脇工業の加藤を筆頭に14分16秒を持つ小林の吉村、14分17秒を持つ市船の小島、14分19秒を持つ大分東明の伊藤、14分21秒を持つ倉敷の若林とこちらも14分30秒切りが5人判明していますね。その中でも吉村は確か14分4秒までベストを伸ばしていたはず…

 

1年生の時から主要区間を任されていた選手というのが多い印象です。小林高校から駒澤というのも珍しいですね。さらに、14分37秒を持つ関大北陽の小林、14分43秒を持つ中京の青山らが判明しています。今年度の新入生は苦戦気味ですが、来年度はまずまずですかね?

 

早稲田大学

スポーツ推薦で判明している選手、14分27秒を持つ桂の渕田、14分29秒を持つ洛南の吉田、14分40秒を持つ修道の森田の3人が発表されているだけですね。ここ数年と比べると持ちタイム上は苦戦気味かなあ。最も、進学率が95%以上の早稲田実業、14分4秒を持つ宍倉の入学が確実視されてはいますが…

 

他にも指定校推薦や自己推薦などがありますが、有力選手が合格するとも限らないですし、やはり今の御時世、推薦枠が3,4枠しか無いのはいかに早稲田のブランド力といえども、厳しいなあ…

 

東海大学

佐久長聖の名取、伊賀白鳳の塩澤という都大路でも結果を残している有力選手をしっかりと確保、昨年度に比べれば物足りないかもしれませんが、現時点で判明しているトップ2のうち、ロードでの実績が最もあるのはこの東海だと思われます。

 

続くのは14分26秒を持つ西脇工業の上村、14分37秒を持つ保善の渡辺ということで、現在判明している限り、3番手以降の持ちタイムはやや物足りないかなあ。とはいえ、現1年生が質・量ともに揃っている現状を考えると、欲しいのは即戦力の高校トップクラス、そういう意味では十分満足のいくスカウトなのでは?

 

順天堂大学

14分16秒を持つ洛南の清水が持ちタイムトップですね。ここ数年、13分台や14分1桁の選手が加わり続けたということを考えると、現時点のベストではやや物足りないかな。14分23秒を持つ平田の多久和、14分37秒を持つ名古屋経大高蔵の前田、14分41秒を持つ佐野日大の森下と続きます。

 

箱根上位校から比べるとちょっと見劣りするかもしれませんが、まだ判明していない高校の選手ももちろんいますし、12月でガラッと評価も変わりますからね~

 

日本体育大学

14分18秒を持つ島田の池田が持ちタイムトップ、14分28秒を持つ水島工業の小松が続きます。ただ、判明しているのはこの二人だけかなあ…?高校トップクラスの選手はなかなか加わらなくとも、14分10秒台から20秒台の選手が多く加わることが多かった日体大なだけに、人数の少なさはちょっと気になるところですね。

 

まだ、判明していない選手の持ちタイムがどうなのか…ただ、日体大は下級生にも選手がズラッと揃っていて選手層は厚いですからねえ。仮に有力選手が少なくとも、すぐに困るということは無さそうです。

 

山梨学院大学

14分29秒を持つ山梨学大附属の志村がトップタイムですね。さらに、14分31秒を持つ指宿商業の轟木が続きます。他にも14分36秒を持つ白鴎大足利の斉藤、14分38秒を持つ山梨学大附属の吉川、14分39秒を持つ樹徳の森山、14分41秒を持つ山梨学大附属の吉田らが加わりますねえ。

 

山梨学大附属の選手以外ではスカウトが苦戦気味なこと、その山梨学大附属のエースも他大学ということで現時点でのスカウトとしては苦しい印象です。現3年生に都大路優勝メンバーが揃っているだけに、来年度の勝負に向けて有力新入生の加入も期待したいところですが果たして…?

 

中央学院大学

14分18秒を持つ武蔵越生の戸口が持ちタイムトップ、さらに14分19秒を持つ中央学院の中野も入ってきますね。14分20秒切りが既に2人判明、以前は苦戦していた中央学院ですがここ数年は高校で実績のある選手も入るようになってきています。

 

ともに14分36秒を持つ鶴崎工業の川崎、市立松戸の石綿も判明していますねえ。14分42秒を持つ富里の日東寺、14分46秒を持つ興国の西田らも続き、現時点での持ちタイムを考えるとまずまずですかねえ?育成力のある川崎監督の元、今後が楽しみです。

 

帝京大学

例年スカウトで苦戦することが多い帝京ですが、14分12秒を持つ加藤学園の小野寺を筆頭に、14分25秒を持つ西京の谷村、14分29秒を持つ京都外大西の吉田と14分30秒切りが3人、さらに14分31秒をともに持つ市船の鳥飼、西脇工業の境と続いていますからねえ。

 

14分32秒以内が5人と考えると、帝京としては上出来の結果だと思います。14分39秒を持つ武蔵越生の福島、14分44秒を持つ小豆島の増田と続きます。こちらも中野監督の元、どれだけ大学で成長するか楽しみです。

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