2016年 出雲駅伝戦力分析&区間配置予想 ~山梨学院大学~
ようやく、出雲駅伝の全大学エントリーが発表されました。例年、前週の火曜日というのが多いですが、正直遅い…別に遅らせる意味を感じないんですけどね。
※そして、私も5日で8校紹介しなくてはならないので、3回も1日2度更新しなければならないという個人的な思いもありますが…
出雲エントリーは公式HPに載っております。今日は山梨学院大学の戦力分析と区間配置予想を行っていきます。エントリー一覧、過去5年成績はこのようになっております。
4年:秦 将吾 、佐藤 孝哉、伊藤 淑記、熊代 拓也
3年:市谷 龍太郎、上田 健太、河村 知樹
2年:D・ニャイロ、永戸 聖
1年:井上 広之
全日本予選を走ったメンバーからは2組2位と好走した上村が外れてしまいましたね。13分台、28分台の持ちタイムで勝負レースでも結果を残し始めた上村が外れたのは痛いかな。しかし、それ以外は非常に順当なメンバーが選ばれました。前回全員3年生以下で2位に入ったメンバー6人は全員入っています。
4年生からは、先日5000mで13分40秒と素晴らしいタイムをマーク、関東インカレ1部の1500m覇者、5000mで4位の秦、チームのエースであり、1万mで28分26秒を今年マークしている佐藤、5000mで14分4秒のベストをマーク、全日本も2組6位と安定している伊藤、5000mで14分6秒を持ち、全日本予選にも出場した熊代の4人。
3年生からは、関東インカレ1部1万mで5位入賞、今年13分台、28分台をマークしている市谷、関東インカレ1部1万mで4位、ハーフで5位とダブル入賞を果たしている上田、今年はあまり姿を見せていないものの、箱根で9区8位など長い距離で安定している河村の3人。
2年生からは、チームのエースであり、今年1万mで27分56秒をマーク、関東インカレ1部1万2位、ハーフ優勝のニャイロ、今年5000mで14分5秒をマークするなどベスト連発、全日本予選でも1組5位の永戸の2人。
1年生からは、都大路で2区区間賞、歴代最高タイムで優勝したメンバーの一員であり、高校ベストも14分16秒を持つ井上の1人。
そんな山梨学院大学の区間配置予想は以下のとおりです。
上田(3)-秦(4)-佐藤(4)-市谷(3)-永戸(2)-ニャイロ(2)
3本柱を1,3,6区に配置するのが王道の出雲駅伝、しかし山梨学院大学は関東インカレで大活躍した選手が5人(上田、秦、佐藤、市谷、ニャイロ)と5人います。ただし、秦はまだ1万m以上での実績に乏しい一方、短い距離には際立った強さを見せていることから、前回も経験している2区が良さそう。
残る4本柱の中で市谷の走りが他の3人に比べて今年はやや劣るということで4区にしました。4,5区のうちここ最近は4区の方が重視されている傾向があるので、市谷を4区としました。
主要区間を走るであろう選手のうち、ニャイロが6区は鉄板でしょう。過去7大会のうち6度留学生はアンカーを走っていること、前回28分41秒の好タイムで区間賞をとっている実績がありますからね。これでトップで来れば優勝はほぼ確実、多少の差でもひっくり返してしまうでしょう。
1,3区は上田、佐藤のどちらかとなりますが、佐藤が3大駅伝で1区を3度走っていずれも二桁順位であること、前回は3区3位と素晴らしい走りを見せていることから佐藤が3区、消去法ですが、上田は高校時代3年連続1区を走っている実績もありますし、上田が1区としてみました。
残る5区ですが、前回走っている河村もありえますが、今年の勢いをかって永戸にしてみました。他にも伊藤も考えられますが、この3人のうち調子の良い選手が6番目の椅子に滑り込むのかなと予想しています。
皆さんの優勝予想でも山梨学院がトップですし、私も優勝候補筆頭だと思っていますが、このエントリーを見てさらに期待が高まりました。主要区間を任せられる選手が3人以上いること、繫ぎ区間も充実していること、そして今回エントリーされている選手でNo.1ランナーを擁しているのは非常に大きなアドバンテージです。
強いて懸念点を挙げるとすれば、1区を走る選手がトップとの差を最低限に抑えられるか、そして5本柱以外の6番手がどんな走りを見せるかですねー。いくら選手が揃っていても1区で出遅れると力を発揮出来ないことは多々ありますからね。前回は2位と後一歩届かなかった久しぶりの出雲優勝を果たすのか、最注目の大学ですね。
明日は駅伝秋号が発売になりますね。春、秋に比べるとだいぶ内容も充実して読み応えがあるかなあと個人的には思っております。もちろん、発売日に購入予定です。誤記や誤字が少ないと良いのですが…
出雲駅伝の順位予想、区間配置予想の投票を受け付けていますので、是非とも投票してみてください!!箱根予選順位予想もお待ちしております~