2015年度 4年生特集 ~国士舘大学~

本日は国士舘大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で8人DBに登録しています。この4年間で箱根出場は僅かに1度とチームとしては非常に苦しい状況でした。ただ、箱根出場まで後一歩に迫った4年時の箱根予選は今後に期待を抱かせるものでした。選手個別で見ると、堀合と武藤がともに全日本予選、箱根予選に3度出場、箱根にも出場を果たしており、主力として活躍していたことが実績からも伺えます。

 

 

 

 

堀合 修平・・・高校ベストは14分22秒、1年時に5000mで大学ベストとなる14分14秒で走っています。2年の全日本予選であ3組36位、箱根予選で122位で走ると、本戦でも10区を任されて区間14位で走っています。最下位に沈んだ国士舘において最も区間順位が良かったのがこの堀合でしたねー。3年の全日本予選も3組27位に留まりましたが、一躍注目を浴びたのが箱根予選でチームトップの27位で走ったこと、さらに1万mも28分台に突入し、関東連合で3区を任されると区間13位相当で走っています。学生ハーフでは63分15秒までハーフベストを伸ばし、一躍エースと呼ばれる存在となりました。

 

4年時、全日本予選では4組23位とまずまずの走りを見せたものの、箱根予選ではチーム3番手の70位ともう一歩奮わなかったのが悔やまれるところです。エースとしてチームを箱根に導いて欲しかったのですが・・・1万mではベストを28分36秒とさらに縮めてきました。上級生になってからの成長ぶりは特に素晴らしかったですね!!

 

 

武藤 健太・・・高校ベストは14分17秒、この世代ではトップだったかなあ。3年時に関東インカレ1部1500mで8位入賞を果たすなど、短い距離で活躍していましたね。堀合同様に1年時は出番が無かったものの、2年の全日本予選で3組20位とまずまずの走り、箱根予選でもチーム2番手の89位で走っています。1万mのベストを29分ジャストまで伸ばし、そんな活躍もあって箱根では3区を任されましたが、1区から大きく出遅れるという苦しい状況の中、区間最下位に終わってしまいました。

 

3年時、5000mで14分3秒の大学ベストをマークするも、全日本予選は4組32位、そして箱根予選はまさかの210位に沈んでしまいました。。。ちょっとこの頃はチームも武藤自身も噛み合っていない印象でした。4年時、1万mで28分58秒と28分台に突入、全日本予選では4組14位と好走、箱根予選も22位と素晴らしい走りを披露してくれました。ハーフ換算で63分32秒という好タイムでもあります。箱根では関東連合で2年ぶりの3区を任されましたが、区間20位相当に沈んでしまうことに・・・1,2区が頑張っていただけに、この3区で奮わなかったのは残念でした。。。

 

 

中村 大介・・・高校ベストは14分44秒、2年時に5000mで14分22秒の大学ベストをマーク、最もびっくりしたのはハーフで63分20秒を叩きだしたことですね。2年まで3大駅伝・予選会のいずれもエントリーさえされていなかった選手が一躍エース候補として期待されることになりました。しかし、その後は3年の全日本予選で3組35位で走ったものの、部を一度離れてしまうことに・・・それでも、再度戻ってくると、1万mで29分34秒とベストを更新、箱根予選にも出場し、チーム7番手となる114位で走っています。途中で色々とありましたが、最初で最後の箱根予選でチームに貢献する走りを見せてくれたのは良かったです。

 

 

山田 健太・・・高校ベストは14分37秒、大学ベストも1年時にマークした14分37秒で0.37秒の更新に留まっています。1,2年時はエントリーもありませんでしたが、3年の箱根予選に出場し211位で走っています。ハーフも64分28秒まで縮めてきました。そして4年時、1万mで29分50秒をマークすると、箱根予選ではチーム4番手となる86位と前回よりも大きく順位を上げ、タイムも2分以上縮めていますし、大学ベストと言っていい走りを最後に見せてくれました。

 

 

中村 克磨・・・高校ベストは14分35秒、2年時に5000mで大学ベストとなる14分24秒をマークするも、3大駅伝・予選会に3年時までエントリーさえされることはありませんでした。それでも4年時、1万mで30分8秒、ハーフで64分54秒をマークすると、最後の箱根予選に出場、チーム9番手ながら122位とまずまずの走りを見せてくれました。最後の箱根予選では4年生の頑張りが目立ちましたよね―。

 

 

田中 雅人・・・高校ベストは14分45秒、1年時に5000mで14分35秒、1万mで30分14秒をマークしています。しかし、その後はベストを更新することはなく、ハーフも私の知る限りは走っていないんですよね―。そもそも、記録会においてもあまり姿を見せていなかったような気が・・・唯一のエントリーとなったのが2年の全日本予選で、この時も走ることは出来ませんでした。

 

 

戸田 勇・・・高校ベストは15分台だったかなあ・・・大学3年時に5000mで14分46秒をマーク、1万mのベストは1年時にマークした30分42秒となっています。こちらも私の知る限り20km、ハーフは走っていないはずですね。4年の箱根予選で初めてエントリーされることとなりましたが、出場することは出来ませんでした。田中同様にあまり記録会に出場していた印象は無いかなあ。。。

 

 

小林 大地・・・高校ベストはやはり15分台だったかと・・・2年時に学生ハーフで67分31秒で走っていますね。また、大学3年時には5000mで14分41秒、1万mで30分49秒と大学ベストで走っています。そのまま箱根予選にもエントリーされて出場も果たしたのですが、結果はまさかの407位・・・タイムも67分55秒とアクシデントがあったとしか思えないタイム・順位になってしまいました。これが3大駅伝・予選会通じて唯一の出場となってしまったのが残念です。

 

 

堀合、武藤の活躍が目立ちますが、8人とも3大駅伝・予選会のいずれかに最低一度はエントリーされており、6人が箱根予選に出場しています。全日本予選では15位→16位→15位→13位と下位で安定してしまっていて、なかなか突破のチャンスは巡ってきませんでした。箱根予選では13位→13位→15位→11位と増枠でもギリギリで出場を唯一果たしたのが2年の箱根となります。3年時に15位まで沈んだ時はもう今後は増枠に勝負をかけるしか無いと正直思いましたが、4年の箱根予選は10位とわずか10秒差の11位と出場まで後一歩にこぎつけました。

 

 

10番手が133位でフィニッシュと10人ゴールしたのは箱根出場校を見渡しても上位だったのですが、2番手が65位に留まり、5番手以降が100位オーバーだったこともあって、わずかに届かなかったんですよね。上位10人のうち5人が、上位4人のうち3人が4年生とこの学年の抜ける穴は非常に大きいですが、今年度見せたような走りを再現出来れば、箱根返り咲きも不可能ではないと思います。このままズルズルと箱根出場が遠ざかってしまうと再出場を果たすのがどんどん難しくなっていってしまいますし、立て直しに期待したいです!!

 

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