全日本予選2015 順位別感想 ~通過大学編~

土曜日に行われた全日本予選における、予選通過校の結果に対する感想を述べていきたいと思います。各大学ごと、組ごとの詳細な結果及び感想については、別途各大学ごとにまとめますので、今日は簡単に見ていきます。公式結果はこちらをご覧ください。私の管理している18大学については、こちらに載せてあります。

 

 

1位:中央学院大学

1組は村上、森田がともに組1桁でまとめて好位置につけると、2組の山本の6位は8人の中で最も予想以上に良かった結果、一方の新井の22位は逆に最も予想外に物足りなかった・・・関東インカレでは好走していましたが、ちょっと残念でした。3組の塩谷、大森もともに10位前後とこれまた安定した結果を残しました。大森はトラックはどうだろう?と思いましたが、何も問題無かったですね。最終組の潰滝はもうさすがの一言です!怖いのはもう故障くらいかな。。。海老澤剛も苦しそうな走りでしたが、それでも19位なら上出来、狙い通りのトップ通過となりました。本戦もシードを期待したいところです。

 

 

2位:日本大学

予想を見ても日本大学を2位にしている人はほぼいませんでした。1組の新関、山崎がともに10位台となかなかの出だし、特に新関は前回の悔しさを払拭する走りでした。2組の加藤、上野も17位、26位と最低限の走りは見せてくれました。全日本ではブレーキだけは禁物ですからね。3組は個人的に2位通過の最大の功労者と思っている木津の16位、ベストを1分縮めてくる走りでした。3本柱(キトニー、荻野、石川)が揃う日大において最大の懸念点は3組を任される選手だと思っていましたが、何も心配いらなかったですね!石川も前回のような好走で組2位、もう最終組は何も心配いりません。キトニーが予想通りの組トップ、荻野も7位の好走で、最終組での大逆転に頼らないレースは今後に期待を抱かせるものでした。

 

 

3位:神奈川大学

1組は浅利が前回同様の1桁順位で好走、一方の多和田は24位とやや苦しい出だしとなりました。2組も大川が1桁、渡邊も19位で凌ぐと、個人的に不安だった3組の山藤が5位の素晴らしい走り、我那覇も組トップの走りで一気に予選通過を手繰り寄せました。最終組でも西山が4位、鈴木健が5位とこれまた揃って組1桁順位で走る素晴らしい結果でした。3,4組の4人が全員1桁順位で走ったのはこの神奈川大学だけです。主力の強さを見せ付ける結果となりました。

 

 

4位:早稲田大学

トップ通過か悪くても2位と思われていた早稲田がまさかの4位通過・・・1組は万全でないながらも柳が組トップ、三井も7位と上々のスタートを切ります。2組ではルーキー永山が4位も光延は11位と昨年度のトラックの強さからすればやや物足りない結果に。。。3組は安井が7位で踏ん張るも、中村信が22位・・・組が進むに連れて結果が奮わなくなり・・・最終組も井戸が8位で粘るもハイペースに付いていった髙田が28位に沈むなど、何かチームとして噛み合っていない印象でしたね。平、武田といった主力を欠いていますし、全日本予選の経験値が浅いということもありますが・・この結果を見る限りは、全日本ではシードは取れたとしても、さらなる上位争いはなかなかに厳しそうと思ってしまいます。

 

 

5位:帝京大学

前回まさかの予選落ちだった帝京、経験の浅い前半の組を心配していましたが、1組では畔上、宇佐美がともに10位前後、2組でも島口が7位に入るなど何も問題無かったですね。むしろ20位だった竹本が残念な結果でした。3組以降は安心かなあと思いきや、堤が6位に対し加藤が24位・・・なかなか2人揃って上位とはいかないチーム状況でした。それでも、前回逆転負けを食らった最終組では、高橋裕が6位、内田が11位と揃って結果を残し、5位通過を果たしました。新戦力、エース格ともに結果を残せたのは今後に繋がると思います。

 

 

6位:順天堂大学

1組で期待のルーキー塩尻が3位の好走も、同じルーキーの金原が25位と凸凹のスタート、2組でも栃木が14位で粘るも、森が28位に沈むという苦しい展開となりました。3組も聞谷が13位、稲田が23位で通過圏内を維持してはいるものの、まだ安心できる状況ではありませんでした。しかし、今の順天堂には松枝、花澤という頼りになるダブルエースがいます。松枝が3位、花澤も10位と揃って結果を残し見事に予選通過を果たしました。エースの強さが際立った一方で、特に2,3組の主力がいまいち奮わないという課題も残ってしまいました。

 

 

7位:日本体育大学

エースの山中に勝亦と主力を欠く苦しいレースとなった日体大、1組こそ小野木が6位も城越が23位と苦しい立ち上がりとなりますが、2組で小松が組トップ、柿本も5位で走るなど一気に総合順位を挙げてきます。さらに、3組も冨安が8位、吉田も18位でまとめ、2位につけることに・・・このまま余裕かなと思ったら山本が序盤から遅れ始める不安な展開で30位に沈んでしまい、奥野も20位に留まったことで何とか7位での通過となりました。山中がいなかった影響がモロに最終組に響いてしまいましたね。選手は揃っているものの、他大のエースと渡り合えるとなるとちょっと山中以外はまだ厳しそうな印象でした。

 

 

8位:大東文化大学

個人的に予想した通過9校のうち、唯一外したのがこの大東文化大学でした。市田世代が卒業してすぐに全日本出場はさすがに厳しいだろうと思いましたが、1組で前田が11位、山本が12位と仲良く上位でのフィニッシュと上々のスタートを切ると、ルーキー大久保の8位、渡辺の10位はどちらもびっくりしました。正直、この2組で一気に苦しくなると思っていたので・・・2組以上に厳しいと思っていた3組では、北村がこれまた組4位の快走、トラックが決して得意ではない森橋も19位でまとめました。3組終了時で4位と大東大にとって理想的な展開だったでしょう。最も安心と思っていた最終組では、大隅がズルズルと後退して26位、序盤に転倒した原は35位とまさかの予選落ちも覚悟しましたが、何とか8位通過を果たしました。1,2組は4人とも2年以下と下級生の奮闘が光った大東大、今後が楽しみなチームになってきました。

 

 

9位:國學院大学

1組で前回トップの畑中が今回も2位と好走を見せるも、エースながら1組に回った蜂須賀が18位とやはり万全ではない走りで一気に苦しくなりました。その後は組1桁はなく、2組の渡邊の16位が最高で坂本は24位、さらに3組では主力として期待される稲毛が27位、期待のルーキー江島が31位と散々な結果に・・・それでも、総合9位で通過圏内なのが今大会の不思議なところ、最終組では廣川が24位、松本が29位ですからもう予選落ちしてもしょうがない結果ではあるんですよね・・・ただ、タイムで見てみると3組は二人とも30分前後、最終組も揃って29分台でまとめるなど、大きなブレーキが無かったことが幸いし、最後の枠に滑り込みました。

 

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