2014年度 4年生持ちタイムトップ10 ~5000m~

レース・記録会の振り返りを11月まで行ってきたのですが・・・すみません、正直微妙な特集となってしまった気がします。。。最初の方は来年度に思いを馳せるという意味ではありだったかなと思うのですが、駅伝シーズンの振り返りをこの時期にやってもちょっと間が空きすぎていたので・・・後1週間ほどで今年度も終わるので、また4年生特集に戻ろうかなあと思います。4年生における5000m,1万m、ハーフの持ちタイムトップ10を見ていきます。まずは、5000mのトップ10から・・・

 

 

 

 

1位は明治の八木沢、3年時の9月に行われた日体大でマークした13分28秒という素晴らしいタイムです。鎧坂の持つ明治大学記録である13分29秒がまさか破られるとは思いませんでした。それでいて1万mは1年時に1度だけ走った30分57秒、ハーフは記録無しですからね。1500mでも実績は豊富なだけに、持ちタイムだけ見ると長い距離が苦手と思いきや箱根では1~3年まで結果を残し、3年時は3区2位ですからね。どの距離も強いだけに4年時に全日本も箱根も出場出来なかったのは本当にもったいなかったですね・・・

 

 

2位は駒澤の村山謙太、3部門で唯一トップではないのがこの5000mということになります。13分34秒は4年時のGGNでマークしたものです。高校時代5000mの持ちタイムは世代トップの選手が順当にタイムを伸ばしてきました。1万mやハーフのタイムからすれば、5000mはもう少し伸ばせそうな気もしますけどねー。世界陸上はトラック1万mで狙うということで期待したいと思います。

 

 

3位は城西の村山紘太、13分34秒57は兄の謙太にわずか0.04秒及ばないものの見事なタイムです。兄弟で2,3位を占めることとなりました。このタイムを出したのが4年時に出場したアジア選手権というのがまた凄いですよね。勝負レースでこのタイムが出せるのであれば、兄の謙太同様にまだまだタイムを伸ばせそうですが・・・ちなみに、セカンドベストは4年時のGGNでマークした13分38秒、セカンドベストは世代トップタイムを誇ります。1万mは28分42秒に留まっており、兄同様に27分台も実業団で出して欲しいところです。

 

 

4位は法政の西池がマークした13分37秒、トップの八木沢が出した時と同じ3年の日体大記録会でマークしたものです。この時は好記録が連発だったんですよねー。2年になってからは安定した走りでエースとしてチームを引っ張ってきましたが、故障も多かったのが残念でした。コニカミノルタで復活を遂げて欲しいところですが・・・1万mのベストである28分39秒は高2の国体でマークしたものですね。1学年上の黄金世代を圧倒した走りは驚異的でした。。。こちらのベストも実業団で更新して欲しいところです。

 

 

5位は早稲田の山本、13分42秒は2年時にホクレンで出したものですね。1万mのベストも2週間前のホクレンで出しており、まさに破竹の勢いでした。2年時のベストが自己ベストの選手はトップ10で山本だけですね。その後、ベストこそ更新出来なかったものの安定した走りでチームを支えてくれました。すでにトヨタの練習にも参加しているようで、ニューイヤー優勝チームでも活躍してくれるでしょう。3部門でトップ10にランクインしているのは謙太と山本、そして井上の3人だけです。

 

 

6位は山梨学院の井上、4年時のホクレンでマークした13分42秒が自己ベストです。井上も下級生の頃から安定感があり、特にロードで結果を残していましたがなかなか13分台、28分台は出せていなかったんですよねー。それが上級生になるとトラックでもタイムを出し始め、5000m、1万mともに4年時に大きくベストを伸ばしてきました。ロードでもトラックでも勝負レースで結果を残す素晴らしいランナーへと成長を遂げましたね。

 

 

7位は明治の有村、3年時のホクレン(だったかな?)でマークした13分43秒がベストとなります。トップ10の中では早稲田の山本に次いで早いタイミングで出した自己ベストとなります。有村もどちらかと言えばロードが得意な選手という印象で関東インカレでもハーフ中心、箱根で結果を出してきた選手ですが、5000mのスピードもあるんですよねー。ただ、明治はスピードランナー揃いだったことでトラックではそこまで目立たなかったかもしれませんが・・・

 

 

8位は明治の大六野が13分44秒で入ってきました。トップ10に3人明治がいるんですよねー。さすがは最強世代と呼ばれるだけのことはあります。またトップ10のうち4人(村山兄弟、有村、大六野)が旭化成に進むことになります。これまた凄まじいです・・・このタイムは4年時の関東インカレで叩きだしたものですね。順位も2位と素晴らしいものでした。多くのトップ10選手が記録会で出したのが自己ベストの中、紘太のアジア選手権と大六野の関東インカレでのベストというのは際立ちますね。さすがは明治のエースという走りでした。

 

 

9位は東農大の浅岡が13分48秒で入ってきました。このタイムは4年生の11月に日体大記録会でマークしたんだったかな?10月の箱根予選会でハーフのベスト(実際は20km換算)を更新し、11月に5000mと1万mのベストを更新しているんですよねー。驚異的な2ヶ月間でした。その分、浅岡の孤軍奮闘ぶりが目立った気もしますが・・・高校時代13分台ランナーであり、1年時のトラックから大いに活躍した選手ですが、2、3年時は故障に苦しみましたよねー。それでも、4年生で無事に復活してくれて良かったです。実業団でもさらなる活躍が期待されます。

 

 

10位は早稲田の田口、上位9人までは大学入学前に実績豊富な選手ばかりです。持ちタイムトップだった村山謙太に世代トップと言われる西池や八木沢など高校時代13分台が半分を占めます。しかし、田口は一浪しているだけではなく、タイムも14分39秒と決して目立つものではありませんでした。それだけに、13分48秒でトップ10に入ってきているのは驚異的です。1万mも28分台、ハーフも62分30秒と3部門揃っています。このタイムは4年時のホクレンでマークしたものですね。2年時に箱根10区でラスト勝負に敗れながらも区間4位に入ったことで注目を集めましたが、3年時以降のタイムの伸びは見事の一言です。

 

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