2014年前半振り返り & 駅伝シーズン展望 ~國學院大学~

続いては國學院大学の上半期振り返りと、現時点での箱根予選出走者について予想してみたいと思います。前年度は、全日本予選は次点の8位でギリギリ出場することが出来ず、箱根予選は5位通過を果たしますが、本戦では1区18位と出遅れると、2区こそ寺田が区間7位で挽回しますが、3区以降はずっと15位以下が続き、総合順位も17位とシード争いに絡むこと無くシード落ちとなってしまいました。今年度は、全日本予選で3組終了時点で7位とギリギリ通過圏内にいたものの、最終組で一気に逆転され11位まで順位を落としてしまいました。エース不在が最大の課題と言われる國學院ですが、その不安を露呈する結果となりました。選手一覧はこのようになっております。

 

 

國學院大学における、2014年の持ちタイムトップ10の更新情報をポイント化すると、以下のようになります。

(1,2位更新・・・5pt、、、9,10位・・・1pt)

 

 

5000m・・・18pt(1~3位、8~10位

 1万m・・・3pt(7位、10位)

ハーフ・・・21pt(1~3位、5位、8~10位)

 

 

5000m,ハーフではいずれもトップ3がベストを更新するなど、手応えのある結果を得る一方、1万mではわずか3ptの獲得に留まりました。 1万mにはあまり記録会に積極的ではなかったですし、秋以降にベストを更新する選手が出てくれば、特に問題は無さそうです。5000mでは、沖守が13分57秒とチーム唯一の13分台ランナーとなりました。3大駅伝では主要区間を任されることもあって、なかなか結果を残せてはいませんが、やはり國學院のエースは沖守だと思いますので、今シーズンエースらしい働きに期待したいです。吾妻、廣川の3年生コンビも揃って14分12秒でのベストとなりました。二人とも1年時から箱根を走り、区間一桁で走った経験もある実力者ですからね。主力が順調にトラックシーズンをおくれたのは大きいですね。

 

1万mでは池沢がチーム7番手のタイムとなる29分35秒をマーク、まだ3大駅伝・予選会の出場経験はありませんが、3年生になりましたし、そろそろチームに貢献して欲しいところです。また、2年生の稲毛がチーム10番手となる29分46秒をマーク、ハーフでも64分1桁で走っていますし、1年時から期待されている選手が着実にタイムを伸ばしています。今年度は箱根予選会・そして箱根で活躍して欲しいです。トップ10にははいれませんでしたが、2年生の畑中が全日本予選で1組トップ、そして自己ベストを更新と見事な走りを見せました。2年生は蜂須賀、稲毛、鈴木など楽しみな選手が揃っていますが、畑中も他の2年生と切磋琢磨し、駅伝シーズンにはさらなる成長を遂げて欲しいです。

 

 

ハーフでは、沖守、廣川、湯川の3人が63分台で自己ベストを更新し、チームトップ3となりました。エース格の沖守、廣川はともかく、湯川が63分台を出してきたのは、チームにとって大きいですねえ。箱根予選会ではチーム最下位だったものの、箱根では6区9位と好走しましたからね。1万mでベストを更新していますし、着実に力をつけています。他にも64分台前半で大下、蜂須賀、中嶋、川本らが走ってベストを更新しており、選手層はだいぶ厚くなってきたように思えます。

 

 

箱根予選出場12人予想(仮)

4年:沖守、湯川、大下、塚本、鮫島

3年:廣川、吾妻、中瀬

2年:稲毛、畑中、中嶋

1年:軸屋

 

 

12人選ぶのに困ることは無さそうですねー。1年生は夏合宿以降の成長次第では何人か走ることになりそうですが、現時点では1万m30分切りを果たしている軸屋を入れてみました。2年生は稲毛、畑中と全日本予選を走った二人に今年度ハーフでベストを出した中嶋を入れてみました。蜂須賀は今シーズンほとんど姿を見せないので、一旦外してみましたが、問題なければ走ることでしょう。3年生は、廣川、吾妻のエース格に前回ハーフを走っている中瀬の3人はまず走りそうかなあと・・・もう一人くらい出て来て欲しいですけどね。

 

4年生がやはり主力になるかと思いますが、エース格の沖守、箱根経験者の湯川、大下、塚本の4人は可能性が高いかなあ。もう一人は、箱根9区経験者で今シーズン5000mでベストを出した鮫島にしましたが・・・12人選ぶの難しいですね。1年生は、他にも向、内田といった期待のルーキー、2年生ならハーフ64分半切りの川本、1万m29分30秒台の鈴木、3年生なら鈴木、3年生なら1万m29分35秒の池沢、ハーフ64分台の瀬川がおり、4年生もハーフ64分15秒相当をもつ川副がいますし・・・選手は揃っていますね。10~15番手前後の選手層は厚いです。箱根予選の突破は問題無いでしょう。エース力よりも選手層が求められるのが箱根予選ですから・・・しかし、箱根本戦となると、往路は流れを作る選手がいないと出遅れたままシード争いに絡むことが出来ないんですよねー。再三言っているように、箱根往路で戦えるエース格の誕生が待たれるところです!

 

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