2014年 関東インカレ 1部ハーフ展望
来週の関東インカレはハーフ、5000m、3000m障害と長距離ファンにとっては楽しみな種目が続きます。1部ハーフにおける展望を述べていきます。エントリーはこのようになっております。5000m,1万mに比べると見劣りしやすいハーフとはいえ、今回は10000m+ハーフにエントリーしている有力選手やトラックでも勝負出来そうな選手がハーフのみエントリーされていることもあり、有力選手が揃っていますね。
ハーフの持ちタイムトップ、優勝候補筆頭となるのは山梨学院の井上かなあ?毎年、1万m+ハーフでも安定した成績を残していますし、エントリー中唯一の61分台ランナーとなります。1万mでも2位に入っていますからねえ。その疲れがどれほど影響するか次第ですが、悪くても表彰台には立ってくるのでは?他に楽しみなのは、早稲田、東洋の主力たちかなあ。ハーフ62分30秒前後を持つ早稲田の田口、井戸は学生ハーフでも2,3位に入っている選手ですし、特に井戸はトラックで出場しても面白いと思っていましたが、ハーフ1本に絞ってきました。それだけ、ハーフで点を取ることを期待されているのでしょう。その期待に応えられるでしょうか?
東洋も箱根で活躍した田口、高久はともに力のある選手ですねー。ただ、田口は今年度に入ってやや精細を欠いた走りをしているのが心配です。箱根できっちりと結果を出してくれてはいますが、最上級生となった今年はシーズンを通して活躍してほしいです。高久もトラックを任されてもおかしくない選手ですからね。ハーフを任された以上は1点でも多く得点したいところです。順大も何気に楽しみなんですよねー。松村優は1万mこそ10位でしたが、ハーフのほうが得意な選手ですし、十分に入賞も狙えそうです。そして、怪我から復帰し、初ハーフとなる西郷がどんな走りを見せるのかに注目しています。ともに最終学年、3大駅伝では無くてはならない戦力ですが、関東インカレでも存在感を見せて欲しいです。
入賞争いをしそうな選手となると、他にもまだまだ選手が揃っていますね。山梨学院の阿部は今シーズン高いレベルで結果を残していますし、ハーフでも62分台を持っています。前回入賞した日大の竹ノ内もさらに力をつけていますし、林とともに入賞争いをして欲しい選手ですね。明治も駅伝で実績のある有村、木村は5000m13分台のスピードもありますし、ハーフでも結果を残していますからね。残留争いに巻き込まれることは無いと思いますが、さらなるポイント獲得を期待したいところです。残留争いとなると非常に厳しいのが大東大、市田宏には1点でも多くポイントを稼いで欲しいですね。。。このままでは1年で2部に逆戻りとなってしまいますから…他、1万mに欠場した法政の関口は大丈夫なのかなあ?ハーフ1本に絞っただけならいいのですが、違和感などがあったのであれば、不安を抱えたままハーフは走ってほしくないのが正直な印象です。。。
非常にハイレベルな争いが期待される1部ハーフ、厳しいコンディションが予想されるだけに、暑さに強いというのも大事になってきますねー。毎年、意外な選手が入賞してくることもありますし、今年はどんな選手が優勝、入賞してくるのか楽しみです!!