トラックシーズン開幕!! ~2014年4月を振り返る(後半)~

引き続き、この1ヶ月、自己ベストを出した選手を中心に、各大学ごとに振り返ってみたいと思います。選手持ちタイムはこのようになっており、太字が2014年1月1日以降にベストを更新したタイムになります。あいうえお順の後半、中央大学~早稲田大学までとなります。

 

 

中央大学

昨年度は自己ベストを更新する選手が少なく、怪我人も多い散々なシーズンでしたが、今シーズンは5000mで三宅、徳永、町澤がそろって14分1桁のベストを更新、1万mでも藤井が29分24秒でベストを更新するなど順調なスタートを切りました。まだ万全ではないながらも永井も戻ってくるなど、少しずつ戦力が整いつつありますね。各学年に核となる選手も出て来ましたし、また強豪校へと戻れるのか注目です。

 

 

中央学院大学

やはり、及川のチーム3人目の28分台突入が光ります。昨年度から主力へと成長を遂げており、今シーズンも主要区間で活躍して欲しいですね。一方で底上げという面では山本、小川がともに29分台のベストは更新したものの、記録会にまずまず出場している割には物足りないスタートという印象です。エース格と底上げは少しずつ進んできているかもしれませんが、肝心の中堅どころが今ひとつというのがちょっと気になりますね。駅伝シーズンまでに新戦力の登場が待たれるところです。

 

 

帝京大学

昨シーズンとはうってかわり、今シーズンはいつもの帝京らしさといいますか、走れば自己ベストを更新という状況が続いていますね。エース格の熊崎、柳原がともに13分台に突入し、14分10秒台で杉山、高橋裕、佐藤とベストを更新、1万mでも杉山、高橋勝、堤が29分前半、29分30秒台に阿南、粟田、そしてルーキーの渡辺と自己ベストラッシュとなっています。卒業生の穴を感じさせない各選手の成長ぶり、特に4年生が充実しており、今シーズン台風の目となるかもしれません。

東海大学

やはり光るのはルーキーの川端、5000m13分54秒、1万mも29分24秒とルーキーの中では4月に最も結果を出した選手といっていいでしょう。即戦力間違い無さそうです♪他にも石川が13分52秒で新たに13分台ランナーとなりました。他にも14分10秒台で冨田、白吉がベストを出すなど好調なスタートを切っています。しつこいですが、今シーズンこそ怪我なくベストメンバーで駅伝シーズンに臨んでほしいものです。

 

 

東京農業大学

自己ベストを出した選手ということでは、14分15秒を出していきなりトップ10に入ってきた小澤、14分23秒を出した岩渕の二人くらいですかねー。浅岡はまずまずの結果を残していましたが、主力も中堅どころもレースに出てこないまたは出て来ても撃沈気味の結果が多かったように思えます。また昨年度の箱根予選以降の勢いにまで戻していきたいところですが。。。予選会はやはり厳しい戦いとなりそうです。。。

 

 

東洋大学

昨年度とは違い、やや元気が無かったですかねー。それでも、田口が14分6秒、高橋尚が14分24秒でベストを更新し、弾馬が28分台ランナーに突入と 結果を出すべき選手は出してきたように思えます。東洋、駒澤はそろそろ1万mの伸びしろが少なくなってきたように思えますね。タイムを出すべきエース格、主力どころが揃って好タイムを持っており、一気にタイムを更新できそうな主力はいなそうです。。。逆に言えば、ここからどれだけ伸びてくる選手が出てくるかが、駅伝シーズンを占う上で非常に大事になってきそうです!!

 

 

日本大学

昨年度は見事に箱根でシード権を獲得しましたが、トラックシーズンはやや低調なスタートという印象ですかね?それでも、原 秀明が14分19秒、竹ノ内が14分21秒でベストを更新しています。特に原は今シーズン新たに戦力となってきてくれるかも。。。他はあまりタイムの出る記録会に出場していないこともあってかベスト更新は無かったですねえ。。。選手層の薄さは相変わらずなだけに、まずはエース格の選手がトラックシーズンを引っ張りたいところです。

 

 

日本体育大学

記録会にはあまり積極的ではなかったですが、キャプテンとなった加藤が好調をキープしており、5000mで13分49秒という好タイムをマークしています。まだ箱根だけ出場がありませんが、今シーズン大きく成長を遂げており、トラックシーズンから大暴れしてくれそうです。また、小泉も1万mで29分32秒のベストを更新した他、焼津ハーフで63分26秒をマークし絶好調ですね。まだ3大駅伝出場が無いのが信じられない暗いです。服部世代の卒業で大きく戦力ダウンした日体大ですが、その穴を埋めるべく着々と選手が育ってきているようです。期待のルーキーでは早速吉田が14分11秒のベストを更新、質・量ともに揃ったスカウトだっただけに、どんどんメンバー争いに加わって欲しいです。

 

 

法政大学

5000m,1万mともにベストを更新したのは14分18秒、30分15秒を出した岩崎くらいですね。。。これはちょっと寂しい結果だったような・・・日体大記録会にも出場したりしましたが、中堅どころがそろって30分オーバーだったりとなかなかに厳しいトラックシーズンのスタートとなりました。足羽が戻ってきたのは好材料ですが、いまだに西池は姿を見せてくれませんし・・・西池、関口世代が最終学年となる勝負の年だけに、きっちりと駅伝シーズンまでには戦力を整えてきて欲しいです。

 

 

明治大学

好調だったのはエースクラスの選手たちでした。横手が5000m13分45秒、1万m28分38秒といずれも好タイムの自己ベストをマークすると、文元もそれにはやや劣るものの、13分50秒、28分39秒で続きました。大六野も13分46秒でベストをマーク、1万mでベストではないものの28分台をマークしており、この3人はトラック、駅伝ともに主力として活躍が期待されます。一方、織田記念に出場した八木沢、有村、牟田の3人はいずれも14分台と低調な結果に・・・駅伝シーズンには主力級が足並みを揃え、2年生以下の台頭もほしいところです。

 

 

山梨学院大学

好調を維持しているのは阿部、ハーフ62分台に続いて1万mでも28分台をマークしており、完全にエース格となってきました。1万mの持ちタイムは5番手ですが、オムワンバ、井上につぐ3番手と言っていいかと思います。佐藤も14分1桁の自己ベストをマークしており、怪我からの復活をアピールしました。昨年度走れなかった箱根を今シーズンはきっちりと走って欲しいところ。エースの井上は1万mで28分23秒、日本選手権のA標準を突破してきました。ロードでも61分台を出すなど、山梨学院だけではなく大学を代表する選手にまで成長を遂げています。最終学年の今年、チームの戦力も充実しているだけに、悲願の3大駅伝優勝へとチームを導いて欲しいです。

 

 

早稲田大学

期待のルーキーである 光延、藤原、安井がそろってデビュー戦を終え、光延は5000mでセカンドベストをマーク、1万mでも29分37秒とルーキーながら早速結果を残しています。1年生の中では最も駅伝デビューが近そうな選手ですね。藤原も1万mで29分45秒をマークしており、きっちりと走れることを証明しています。すでにエース格となってきた井戸は5000m14分ジャスト、1万mも29分11秒でともにベストをマークしており、調子がいいというよりも力が付いてきたという印象ですね。怪我から復帰の佐藤も14分16秒でベストを出すなど、チームとしてもいい流れを感じます。怪我から平、柳も復帰してきましたし・・・後は武田が戻れば万全でしょうか?

 

 

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