日体大記録会5000m 結果雑感(2014/04/27)
本日、日体大記録会(5000m)が行われました。自己ベストを出した選手を中心に雑感を述べていきたいと思います。結果はこちらに載っています。昨日の1万mでは28分台が1人も出ませんでしたが、今日は13分台がラッシュとなりました。風が強かったみたいですが、最終組、最終組の一つ前で自己ベストが多々出ていますね♪5000mの平均持ちタイム遷移はこのようになっています。明治の平均持ちタイムで13分49秒となり、2位駒澤に7秒以上の差をつけてダントツトップとなっています。
青山学院大学
川崎 友輝が自己ベストにはわずか1秒及びませんでしたが、2度目の13分台を出しました。今シーズンに入ってすでに5000m13分台、1万m28分台を出しており、好調ですね。ベストを出した選手では、三木 啓貴が14分8秒で4秒更新、大越 望が14分10秒で1秒更新、山村 隼が14分11秒で2秒更新と14分10秒前後でベスト更新者が3人出ています。三木がチーム9番手、大越が10番手とトップ10に入ってきました。また、渡邉 心も14分17秒で1秒ベストを更新しています。更新したタイムはそれほどでもないですが、ベストを更新する選手が多く、春先から順調にきているのではないでしょうか?
國學院大學
沖守 怜が14分14秒でベストを5秒更新しました。主力が結果を出せていないのでは?と不安に思っていましたが、エース格の沖守がベストを更新し、チーム2番手の持ちタイムとなりました。箱根駅伝は3回走っていますが、まだ満足の行く走りは出来ていないでしょうから、最終学年こそはきっちりと結果を残して欲しいです!
駒澤大学
西澤 佳洋が先日の1万m28分台に続いて、5000mでも13分55秒と13分台に突入しました。ベストを8秒更新していますね。箱根以降、どんどん力をつけているようです。箱根6区だけではなく、出雲から登場してきてもおかしくないですね。また、黒川 翔矢も14分4秒でベストを4秒更新しています。先日ハーフでベストを更新して、2週間後に5000mもベスト更新というのはなかなかでは?他にも、先日3000m障害で8分台を出した井上 拳太朗が14分14秒でベストを10秒更新しています。3,4年生が非常に元気ですね。特に3年生は1年時は誰一人3大駅伝に出場出来ず、谷間の学年になる恐れもあるのでは?なんて言われましたが、馬場、其田、二岡はもう主力格ですし、井上、小山も楽しみな存在です。その一方で1年生は揃いも揃って撃沈気味ですね。。。自己ベストに迫る選手も少なく、ちょっと不安な結果となりました。
専修大学
上手 慶が14分19秒でベストを3秒更新、チーム3番手となっています。3年生がチーム2,3番手となっています。3年生はいまだに3大駅伝に出場した選手がいませんからね。是非とも、今年度は戦力になってきて欲しいです。
拓殖大学
金森 寛人が14分9秒と好タイムをマークし、7秒ベストを更新しました。チーム2番手のタイムとなっています。注目のJ・マイナは14分7秒ながら組トップとまずまずかなあ?駅伝シーズンまでにどこまで力を戻してくるかが気になります。他にも、佐護 啓輔が14分16秒で2秒、宇田 朋史が14分26秒で4秒更新しています。宇田は早くも今年度2度目のベスト更新と好調ですね。また、ベストがなんと15分50秒だった大島 千幸が恐らく大学初の5000mを4年目にして走り、14分35秒ともちろんベストを更新しています。箱根6区10位の実績からすれば当然かとは思いますが・・・
中央大学
三宅 一輝が14分3秒でベストを5秒更新し、チーム3番手となりました。やはり、短い距離のほうが強いですかねえ。とはいえ、ハーフの距離にも対応してきましたので、今年度はあらゆる距離で主力としての活躍が期待されます。徳永 照も14分5秒でベストを12秒も更新、チーム4番手のタイムとなっています。昨年度とはうってかわって主力がベストを更新してますねー。また、永井 秀篤も14分54秒ですが組トップでようやく復活の兆しを見せてきました。中央にとって欠かせない戦力なだけに、何とか箱根予選会には万全で戻ってきて欲しいです。鈴木 修平も14分18秒でベストを3秒更新、1年で出雲に出場したのは箱根予選会との日程の兼ね合いですが、その経験が生きているのか大きく成長を遂げています。
帝京大学
柳原 貴大が本当に止まりません。13分53秒でベストを14秒更新、これで13分台、28分台、62分台と三拍子揃えてきました。熊崎とともに帝京のダブルエースと呼んでいいのではないでしょうか?爆発力では熊崎の方が上かと思いますが、安定感では上回っていると思います。エースとしてチームを引っ張っていって欲しいです。
東海大学
冨田 三貴が14分10秒でベストを9秒更新しています。どちらかと言えば短い距離が得意な選手ですが、徐々に距離対応もしてきており、宮上、白吉が抜けている3年生ではありますが、そこに加わってきて欲しい選手です。
東京農業大学
浅岡 満憲がベストにはわずかに1秒弱及びませんでしたが、13分55秒で13分台を出してきました。クロカンからここまで順調にきていますね。関東インカレでは1年時に結果を残していますが、今年度も関東インカレで好結果が期待されます。
日本体育大学
加藤 光が13分49秒と好記録を出しました。ベストを16秒更新し、チームでも山中についで2番手となりました。キャプテンとなった責任感からなのか今年に入って4大対校でも5000m優勝したりと、好走が続いています。昨年度は出雲、全日本は出場したものの、箱根はまだ未経験なだけに、今年度は3大駅伝全てで活躍してほしいです!
明治大学
好タイムが連発した明治大学、横手 健が13分45秒でベストを6秒更新し、チーム3番手に浮上しています。誕生日にいい走りを見せてくれました!続いたのは大六野 秀畝、13分46秒でベストを4秒更新、チーム4番手となっています。さらに、文元 慧も13分50秒でベストを3秒更新とエース格が揃ってベストを更新しました。特に横手、文元は4月に5000m,1万mともにベストを更新、タイムも優秀です。今年度が勝負のシーズンとなる明治ですが、エース格は非常に好調な出だしですね。やはり、何度も言っているようにエース級以外、特に下級生からの突き上げが待たれます。平均持ちタイムは13分49秒と50秒を切り、もうこの後誰もベストを更新しなくても、抜かれることはないのは?
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